牛さん熊さんブログ

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「怪我」

 もともとかなり慎重な性格でもありこれまで経験がなかったのだが、この年になって始めて骨折をしてしまった。13日の金曜日、日も悪かったのだろうか。友人達との新年会のあと、帰宅途中の駅のエスカレーターで転倒してしまったのである。アルコールが入っていたこともあるが、両手に荷物を下げてさらに電車に間に合うようにと駆け下りてしまったことが原因であった。

 テレビドラマなどで、よく事故のシーンなどスローモーションとなることがあるが、現実でも、まさに起こっていることがスローモーションのように見えていた。ゆっくりとひっくり返って、はっと気がつくと周りの方に「大丈夫ですか」と声をかけられていた。

 その場にいて気遣っていただき駅の係員の方を読んでいただいた方、また手当てしていただいた駅の方々にはあらためてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 駅員の方に手当てしていただき、そのまま最終電車に乗り駅についてから家に連絡した。家人が来るまで駅の出口に待っていたのだが、次第に立っていられなくなり、へたへたと座り込んでしまった。額を切ってしまったことで出血もあり、手も上着も赤くなっていた。座り込む際に「なんじゃこりゃ、松田優作のジーパン刑事の最後のシーンじゃねえか」と、ふと考えるだけの余裕はあった・・・。

 その後、地元の救急病院で見てもらった。結局、右目の上を11針縫ってもらい、レントゲンの結果、右手中指が薄利骨折とわかり固定してもらった。また右目の回りや足もかなり腫れていたが異常はなかった。これで済んだことをむしろ幸いと思わなければならないかもしれない。眼鏡はレンズの片方だけが見つかった・・・。

 多くの方にご心配をおかけするとともに、ご迷惑もおかけしあらためてこの場でお礼とお詫びを申し上げたい。

 ある程度の年配となったらいくら体力に自信があっても、走ることは危ないので是非、気をつけてください。私も今回のことでしっかり反省いたします。

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# by nihonkokusai | 2006-01-17 11:03 | 趣味関心 | Comments(0)

「国債残高に上限設定?」

 与謝野馨経済財政担当相は13日の閣議後の記者会見で国債残高に上限目標を設けることを正式に表明したと新聞各紙が伝えている。税収などで政策経費を賄えているかを示す基礎的な財政収支、つまりプライマリーバランスを黒字にした後に長期債務残高を目標導入で改善させるとの考えを示したようである。

 政府は2010年代初頭にプライマリーバランスの黒字化を目標としており、2006年度は2005年度よりもプライマリーバランスが改善されることで、その足がかりを作ったばかりである。しかし、さらに先を見据えて国と地方で774兆円に上る長期債務残高の膨張を防ぐための上限を設定するようである。GDP比となるのか絶対額で抑えるのか、具体的な目標といったものは今後つめて行くようで、内閣府は歳出入改革の補佐室を新たに設置するそうである。

 各国の債務を比較する際にはGDP比が使われることが多く、その意味で絶対額ではなくGDP比(2006年度末151.2%)が使われる可能性が高いものと思われる。ちなみに2005年の比較では、日本が161.1%、米国66.4%、英国46.3%、ドイツ71.6%、フランス 74.2%、イタリア120.8%、カナダ68.3%となっている(財務省資料参)。

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# by nihonkokusai | 2006-01-13 13:39 | 国債 | Comments(0)

「審議委員人事」


 春に向けての日銀による量的緩和解除の可能性が強まる中、審議委員人事も注目されている。特に3月31日に任期満了を迎える唯一の女性議員である須田委員の後任選びが注目されている。女性枠というわけではないが、後任には女性が選ばれる可能性が高い。産経新聞によると後任候補として、川本裕子早大大学院教授や昨年末の経済協力開発機構(OECD)事務総長選に立候補した竹内佐和子京大大学院特命教授らの名前が浮上しているとか。須田委員の後任ということで学識経験者からとの見方も強いが、予想外の人事といったことも考えられ注目したい。

 また、6月16日に任期満了を迎える東京三菱銀行出身の中原委員の後任選びも注目される。デフレ脱却の機運の高まりとともに、量的緩和解除とその後の利上げといった金融政策にとっても大きな変化の時期も近づいていると思われ、さらに政治との関係などを含めて日銀も難しい対応を迫られていると思われるだけに、議決権の1票を持つ審議委員の責任といったものもさらに重要視されるものと思われる。

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# by nihonkokusai | 2006-01-12 13:31 | 日銀 | Comments(0)

「塩爺」


 これまで私が直接お会いして、もっとも印象に残った方の一人が塩川正十郎前財務大臣である。塩爺の愛称で親しまれ、ややアイドル的な存在ともなっていたこともあるが、それ以上に塩川氏の考え方に共感する部分がたいへん多かったことも大きい。塩川氏の大臣会見内容が財務省のホームページにアップされるたびにいつもしっかりと目を通していた。こういっては現大臣に怒られてしまうかもしれないが、最近はほとんど大臣会見内容には目を通さなくなってしまったぐらい塩爺のコメントには関心を寄せていたのであった。

 実際に直接お話を聞いても、その印象は変らないどころか、さらにその考え方に共感した。本日の日経新聞朝刊にその塩川氏のコメントが寄せられていた。

 「政治家が選挙で余計なことばかり約束してしうから、無限にミニマムが増える。行政そのものをもっと整理しないと歳出削減はできない」

 これは政治家を引退されたから言えることではあるとも思うものの、現役の頃よりそういった考え方はされていたように思う。

 「役所にとっては予算は自らの営業品目。自分で削れない。外部チェックが必要だ」「公務員制度も見直すべきだ。本能的に自らの地位を守るために仕事を増やしてしまう」

 財務省の社長という財務大臣という立場では、なかなかこういったコメントはしずらかったように思われたが、これも塩川氏の本心であったかと思われる。民間の外部チェックは難しいとか、自らの地位を守るために仕事を増やしているわけではないといった意見も当然あるとは思うが、この点でも塩川氏の意見に同意である。競争格差社会となり、就職先としての公務員はまさにラストリゾートともなっている。しかし、少子高齢化社会にあっては効率性が重視され、公務員だからといってそれを無視することはできない。それどころか、むしろ率先して効率性を重視していかなければならないのではないかと思う。

 「国会議員が役人とつるんでいるから合理化が進まない」

 これが国会議員でも役人でもない外部の方の発言ならばあまり説得力を持たないかもしれないが、長らく自民党衆議院議員であり、いろいろな大臣も経験された塩川氏にとってこれについてはある意味裏の裏までご存知のことと思われる。国会議員が役人とつるんでいるから政治がスムーズに動くとの見方もあるかもしれないが、その弊害の方が大きいことを、自らの経験に照らし合わせ塩川氏は指摘しているのである。

 塩川氏は1944年に慶應義塾大学経済学部を卒業されており、私の大学の大先輩でもある。大学時代は当時としては、かなりめずらしともみられたスポーツであるハンドボール部で活躍されていたとも聞いている。ハンドボールはジャンプしている間に、ボールを投げるところを確認して、場合によっては跳んでいる間に変更する必要もある。塩爺の現役時代の答弁の切り返しのうまさなど、独特の関西弁というベールもありながらも、ハンドボールの経験が生きていたのかもしれない。

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# by nihonkokusai | 2006-01-11 12:28 | 趣味関心 | Comments(0)

「89回債」

 ちょうど20年前の昭和61年(1986年)11月に国債の「指標銘柄」となったのが、10年利付国債の89回債であった。89回債の市中向けの発行量は 2兆7075億円と、当時としてはかなり大型の指標銘柄ともなった。ちなみに、当時の国債の指標銘柄とは10国債のなかで発行量が比較的多く、売買高の最も多い国債のことを指しており、国債売買のまさに指標的な役割となっていた。

 1987年5月14日、この89回債は10年債でありながら、代表的な短期金利でもある公定歩合(2.5%)に接近した。日本相互証券の端末の板状において、89回債の売りが、2.555%に約3000億円、2.550%には約2000億円もまとまって並んでいたのであるが、それが一気に買い上げられた。これを全部買ったのが新聞紙上で「公定歩合が高すぎる」というコメントをした大手証券のディーラーとも言われている。

 結局、ここで債券バブルは終焉し、この2.550%が当時の10年国債の最低利回りとして記録されることになった。この89回債は、結局翌年の1987年11月まで指標銘柄として売買された。
(拙著「日本国債は危なくない」より)

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# by nihonkokusai | 2006-01-10 10:48 | 債券市場 | Comments(0)

「経済効果」

 大手金融機関のシンクタンクが、何千億円の経済効果をもたらすといった発表をして、それをマスコミが取り上げることがある。こういった数値が発表されるたびに算出根拠などを含めて何かしら違和感を感じていたが、今回の厳冬の経済効果が6600億円といった試算発表については、違和感というよりも疑問すら感じた。

 厳冬による関東地方への影響は気温の低下といったことが大きいものの、日本海側地方を中心とした雪国では記録的な積雪ともなり死活問題のはずである。非常事態宣言の発令すら検討されているとも報じられている。この記録的な大雪に恐怖を抱いている人たちに向かって「プラスの経済効果」という表現はさすがに問題ではなかろうか。

 たとえば愛・地球博の総入場者数とか、つくばエクスプレスの一日あたりの予想乗降者数といったものは、予想に対してかなりの費用と労力がかけられているはずである。その予想数値が元になって運営されるためでもある。このため現実と乖離したものとなれば、算出をしたものの責任といったものも問われよう。

 ところが、この経済効果という数値は事後検証といったことも見たことはなく、数値を出したものが何かしら責任を問われるものでもない。つまりある意味出した者勝ちといったものとも言える。

 とはいえ、この数値が出されて、それで何かしかの経済活動に影響を与えるものでもなく、マスコミによる話題提供にすぎないといえばそれまでかもしれない。しかし、今回のように、一部の人に不快感を与えるようなものは極力発表は控えるべきものあると同時に、採用したマスコミの対応にも疑問を抱かざるを得ない。

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# by nihonkokusai | 2006-01-06 13:39 | 趣味関心 | Comments(0)

「日本国債は危なくない」

 2002年9月20日、10年国債入札で始めての生じた未達(正式には札割れ)発生日「当日」に発売された拙著「日本国債は危なくない」。この本のアマゾンのカスタマーレビューに12月11日に下記内容の投稿をいただきました。

 『特に役に立った部分は、第4章「国債の歴史」。日本の景気(神武、いざなぎなど)、ニクソン・ショック、プラザ合意、バブル経済、消費税、総合経済対策、公的資金注入・・・など、国債に絡めて日本の財政・経済などの動きが、わかりやすくまとまっている。第5章は「国債の安全性」。国債の買い手、外貨準備、プライマリー・バランスなどの観点から検討されている。また、日銀の資産劣化などの長期金利上昇リスクについても述べられており、タイトルから感じるほど単純な本ではなく、一読の価値あり。』

 発売されて期間が経つにもかかわらず、読んでいただいている方がいらっしゃること自体たいへんうれしいことであるにも関わらず、さらにこのようにお褒めの言葉をいただき、本当にありがとうございます。

 個人向け国債が売れているように、日本国債は投資対象として決して危ないものではないということは、多くの方に理解されたものと思います。 2002年に「日本国債は危なくない」に書いていたことは決して間違ったものではなかったことも、その後の国債の動向を見ても明らかです。莫大な借金を抱えた日本は破産状態であるとの指摘もありますが、それで国債が暴落したり、紙くずになることはなく、その懸念すらほとんど市場では存在しておりません。そのような事実を再確認する上でも、ぜひ読んでいただけるとうれしいです。

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# by nihonkokusai | 2006-01-05 12:57 | 国債 | Comments(1)

「冬の個人向け国債、販売希望額では」

 12月に募集された冬の個人向け国債は、販売希望額ベースではあるが、5年固定タイプが10年変動タイプを上回ったようである。トータルの販売希望額は2 兆3004億円とみられ、このうち10年変動は1兆0818億円、5年固定が1兆2186億円と僅差ながら5年が多い。内訳は、民間金融機関は10年変動が9318億円、5年固定が1兆1686億円。郵便局分が10年変動1500億円、5年固定500億円。

 1月10日に実際に発行される金額もほぼこれに近いものとみられ、販売総額でみれば、これまで最高額となっていた2005年春の個人向け国債の発行額2兆3374億円とほぼ並ぶこととなる。

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# by nihonkokusai | 2006-01-05 10:41 | 国債 | Comments(0)

「2006年の債券相場の注目材料」


 2006年の債券相場の注目材料としては、上昇を続ける株式市場も注意したいが、やはり日銀による量的緩和解除の行方となろう。4月発表の短観を見て、さらに展望レポートの発表に合わせるかたちで4月末に開かれる金融政策決定会合にて、量的緩和の解除が実施される可能性が高い。さらに、利上げのタイミングは解除後、一定期間、極めてゼロに近い金利目標とした上、秋口以降になるともみられ、10月あたりに0.15-0.25%あたりの利上げが実施される可能性があると予想する。

 しかし、これはあくまで2%程度の成長率と予想している政府や日銀の経済・物価見通しを前提にしたものであり、もし経済環境に変化が生じれば当然状況は異なってくる。物価、特に消費者物価指数が再び下落すると言った可能性も少ないながらもないとは言いきれない。

 さらに、小泉首相の後継者が誰になるのかといった問題もある。安倍官房長官などが有力候補と見られているが、安倍氏は日銀の量的緩和解除については時期尚早といったコメントも発しており、後継者人事は日銀の福井総裁としてもかなり気になるものとなろう。さらにグリーンスパンFRB議長の後任となるバーナンキ新議長の存在も、日銀にとっては気になるところか。どちらかといえば小泉首相やグリーンスパン議長は日銀の意向に対してある程度理解を示しているとみられるが、後継者はかならずしもそうとは限らないためである。

 長期金利との関連性が薄れているとはいえ、株価や為替動向も無視はできない。日経平均は現在のトレンドが継続すると仮定すれば、今年には 2万円という大きな節目も見えてくる。実質マイナス金利となれば、ミニバブル的なことも起こりうる。しかし、一本調子の株価の上昇も考えづらいため、どこかで大きな調整も起ころう。海外動向としては、米国の中間選挙による影響なども考えておく必要があるかもしれない。債券は株の上昇にはあまり反応しなかったとは言え、株が下落するとなれば一時的にせよ長期金利は低下圧力を強める可能性がある。

 需給面に関して言えば、来年度の国債発行額は減額されることもあり、国債の好需給が継続し、需給面で債券への売り圧力がかかる可能性は低く、また、財務省発の国債に関するイベントリスクといったことは国債管理政策が進んでいることからも考えにくい。このため、もし今年、国債が売られ長期金利が大きく上昇するとすれば、国債への信認といった側面によるものではなく、ファンダメンタルによる要因が大きいものと考えられる。

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# by nihonkokusai | 2006-01-04 10:00 | 債券市場 | Comments(0)

「本年もよろしくお願いいたします」

 新年、あけましておめでとうございます。

 今年は戌年、私は年男です。また、今年は「債券ディーリングルーム」を開設してから10年目となります。四半世紀前、にPC8001を購入して以来のパソコンとの付き合いとなり、そして、1995年あたりから自宅地域のインフラが整い次第のインターネットとの付き合いとなりました。そして、テスト段階を経て1996年春ごろにホームページ「債券ディーリングルーム」を立ち上げました。

 このホームページを通じて、本当にたくさんの方々との出合いがありました。そして幸田真音さんの小説「日本国債」にも登場させていただきました。この10年を振り返る意味でも、久しぶりに「牛熊友の会」もぜひ再開させていただけたらとも考えております。

 あらためまして、どうか本年もよろしくお願いいたします。

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# by nihonkokusai | 2006-01-04 09:59 | 趣味関心 | Comments(0)
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「債券ディーリングルーム」ブログ版


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