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「縁故地方債を適格担保化」

日銀は本日の金融政策決定会合で、金融政策は全員一致で現状維持としたが、それとともに金融政策の一層の円滑化を図るため政府への証書貸付債権・政府保証付証書貸付債権の適格担保範囲を拡大し、 地方公共団体に対する証書貸付債権を適格担保化することを決定した。政府向け証書貸付債権はこれまで一部の特別会計に限ってきたが、その対象をそのほかにも広げ、また地方債についてこれまで公募債だけを担保として認めてきたが、証書貸し付けによる融資により市場に流通していない縁故債にも拡大されることになった。
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by nihonkokusai | 2009-04-07 15:15 | 日銀 | Comments(0)

「過去最大規模の経済対策と債券市場」

6日に与謝野馨財務・金融・経済財政担当相は、追加経済対策についてGDP比2%を超える真水規模とするよう首相から指示があったことを明らかにし、これにより2009年度補正予算案は10兆円を超え、1998年11月の経済対策時の真水7.6兆円を超えて、過去最大規模となる通しとなった。

これまでの過去最大規模となった1998年11月16日に発表された小渕政権時の経済対策は、6兆円超の恒久的減税を含め24兆円規模となり、これには批判も多かった地域振興券の配布なども盛り込まれていた。このときの真水部分は7.6兆円となっていたが、この発表があった翌日の11月17日にムーディーズは日本国債の格下げを発表している。さらに12月に入り、のちに運用部ショックと呼ばれた債券相場の急落という事態を迎えることともなった。

今回の追加経済対策については埋蔵金などの活用にも限度があり、その多くは赤字国債の発行に頼らざるを得ない。新規国債発行額については与謝野馨財務相は「数字は持っていない」と述べるにとどめたが、10兆円規模に膨らんだとしてもおかしくはなく、国債の需給を取り巻く環境が1998年当時の状況に似ているように思われる。

今回の経済対策の内容について、重点項目としては5つ上げられ、非正規労働者に対する新たな安全網構築、資金繰り危機対応で万全な措置・政府系金融のフル出動、太陽光発電の抜本拡大・世界最先端の研究者の支援強化、介護・医療に対する不安除去、自治体の地方活性化への取組みの応援が基本に取り組まれる。しかし、10兆円規模となるとかなりの金額であり、こういったものの積み上げだけでは限度もあろう。最初に10兆円という数字ありきという姿勢について、首相は国際協調を意識したものと発言していたようだが、選挙を睨んでの数字と見なされても致し方ないところであろう。

日銀は3月の金融政策決定会合で国債買入の額を毎月1.4兆円から1.8兆円に引き上げた。これにより年間4.8兆円の国債を新たに買い入れることになる。それでも今回の補正の真水に相当する額の半分以下にしかならない。

景気回復への期待もここにきて出てはいるが、足元は戦後最悪とも言われる景気悪化の真っ只中にある。それでも長期金利は国債への需給悪化により、利回りはむしろ上昇基調となり、これまでの1.2%から1.4%のレンジを上抜け、1.4%から1.6%のレンジ相場に移行しつつある。

今後、具体的な追加経済対策の内容とともにそれに伴う国債増発の金額等が明らかになるにつれ、債券市場では需給悪化懸念が強まる可能性がある。そして、1998年のように何かしらのきっかけで債券相場が急落する可能性もないとは言えない。
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by nihonkokusai | 2009-04-07 10:24 | 債券市場 | Comments(0)

「日銀の次なる一手」


日銀の金融政策決定会合が開催されている。今回の会合では特に新たな政策は打ち出されず、金融政策も現状維持となるとみられる。

日銀は前回の決定会合までにCPや社債の買い入れを始め、国債の買い入れを毎月1.8兆円に増額するなど、必要と見られる手段を次々と講じてきた。3月末決算も乗り越え、ここにきて景気回復の期待もあり、日経平均株価も9000円近くまで上昇している。景気に関しても1~3月期をいったん底にして4~6月期にかけてはやや回復する見込み。日銀としても。これまで打ち出した政策の効果を見定める期間に入ってきたとみられ、当面は静観の構えに移行しよう。

ただし、ここにきて長期金利が上昇基調となっているところがやや懸念材料ともなるかもしれない。この長期金利上昇の背景は、米株の反発や円の反落などによる株価の反発や、その背景となっている景気回復への期待がある。それとともに今後の国債需給への懸念が債券の上値を重くしていることも確かである。

日銀は金融政策の一環としながらも国債の買い入れを増額することで対応していたが、長期金利が需給への懸念からさらに上昇すれば、日銀の国債買い入れ増額への期待が強まる可能性もある。しかし、日銀券の発行残高までという制限が存在する以上は、これ以上の増額は技術的にはなかなか厳しくなる。制限を撤廃すれば、まさに限度なく買い入れが求められてしまい、結果として日銀の国債直接引き受けと変わらぬような事態にもなりかねず、国債への信用、それはつまりラ政府や日銀に対する信用でもあり、円そのものへの信用にも影響を及ぼしかねない。日銀の次なる一手が、もし国債買い入れ増額のみなされるようになった際には、それは国債に対しての売り材料とされる懸念も考えておく必要があるかもしれない。
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by nihonkokusai | 2009-04-06 14:41 | 日銀 | Comments(0)

「購入層は新入社員の方々か」

4月に入りアマゾンで拙著「短期金融市場の基本とカラクリがよーくわかる本」「債券の基本とカラクリがよ~くわかる本」「ネットで調べる経済指標」の売れ行きが突然良くなってきた。4月という季節柄、これはたぶん金融関係の企業などに就職した新入社員の方々が、とりあえず勉強にと購入してくれているのではないかと思う。ぜひぜひご活用いただけると書いた本人としてもうれしい限り。できましたら新著「金融のことがスラスラわかる本」も同時に購入していただき金融の歴史から金融の世界を学んでいただけたらと思う。
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by nihonkokusai | 2009-04-03 14:39 | 本の紹介 | Comments(0)

「1.5%を中心としたレンジに移行か」

債券先物は4月に入り138円を割り込み、昨年11月以来続いてきた138円から140円近辺でのレンジ相場から下に抜けてきたかたちとなった。足元経済は過去最悪とも言えるような環境となっているが、ファンダメンタルズよりも国債需給の動向が債券相場の上値を抑えている。政府与党は過去最大規模の追加景気対策を打ち出すものとみられ、その財源として赤字国債の発行も辞さない考えを示している。このため、2008年度の税収不足とも合わせ10兆円を超える国債の追加発行の可能性がある。日銀は3月の金融政策決定会合で国債買入を毎月1.4兆円から1.8兆円と年換算で4.8兆円増額したが、これだけでは足りない。欧米諸国も自国の経済対策や金融安定化策のために国債を増発しており、FRBによる国債買入も開始されたが、それだけでは増発額は完全に賄なえない。世界的な国債増発圧力が強まる中、投資家も慎重姿勢を示さざるを得ない。さらにここにきて景気回復への期待が出ているが、少なくとも4~6月期は1~3月期から景気はリバウンドすると予想されており、これからも長期金利には上昇圧力が強まりやすく今後6月あたりにかけて、これまでの1.2%から1.4%のレンジ相場から、今後は1.4%から1.6%と1.5%を中心としたレンジに移行してくる可能性があるとみている。
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by nihonkokusai | 2009-04-02 14:07 | 債券市場 | Comments(1)

「景気回復の兆しなのか」

良く株価は景気の先行指標と言われるが、その株価の回復に先んじて景気の回復を示している指標がある。日銀短観である。大企業製造業DIと日経平均株価の推移を19990年あたりから重ねて見てみると、景気の悪化に際しては日経平均が先んじて下落していることが多く、確かにこれに関しては株価の方が先行指標となっている。しかし、景気回復に関しては、日経平均が上昇基調になる前に、短観の数字が底入れしているケースがいくつか見られたのである。

これも絶対ではないものの、ひとつの参考にはなるのではなかろうか。少なくとも大企業製造業DIが下げ止まり、前回に比べてマイナス幅が縮小した際には景気回復の兆しが近いと見ておく必要がありそうである。(以上、1月21日の「若き知」より)

4月1日に発表された3月の日銀短観は、大企業製造業の業況判断指数(DI)はマイナス58となり、オイルショック後の1975年5月のマイナス57を超えて過去最悪となったが、3か月後6月の予想値はマイナス51となり約3年ぶりに改善見通しとなった。単なるリバウンドとみる向きが多いことも確かではあるが、6月の実際の数字が今回のマイナス57を上回ってくるならば過去の経験則上では景気回復の兆しとみることもできる。現実に日経平均は3月10日につけた7021.28銭を目先の底に値を戻してきている。
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by nihonkokusai | 2009-04-02 10:16 | 景気物価動向 | Comments(0)

「東京ディズニーランドの来場者数に貢献か」

 3月28日に三女の誕生日祝いを兼ねて、家族でディズニーランドに行ってきた。春休みに入っての初めての休日ということで混雑するのを予想して、現地に6時過ぎに到着。天気も悪かったこともあってか、思っていたほどの混雑とはなっていなかったが、それでもかなりの人がすでに入場門前に並んでいた。

 思いのほか人手が少ないのかと思っていたが時間が経過するにつれて人が増え、通路もまともに進めないような状況に。午後2時のパレードはこれまで見たこともないほどの人が溢れていた。人気アトラクションは2時間待ちから3時間待ちといったものがあった。特に4月15日にオープンのはずのアトラクションが何故かすでに稼動してえり、ここは3時間待ち以上の待ち時間に。しかし、ここは閉演近くに並んでみたところそれほどの待ち時間とはならずに乗ることが出来た。

 今回のディズニーランドは、これまでと比較して、春休みのため学生が多いことはさておき、なんとなく子供が小さい若い家族連れが目立った反面、アジアからの団体旅行客が少し減っていたようにも感じた。

 2008年度の東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの2パーク合計の入園者数が、過去最高の2722万1千人を記録したとオリエンタルランドが発表したそうである。100年に一度とも言われる経済不況の中にあって、マックやユニクロとともに数少ない勝ち組のひとつとなった。

 昨年4月にはは初めてアンバサダーホテルに泊まってディズニーランドとディズニーシーを梯子した。次女の受験もあってその後は控えていたがその受験も無事終り、今回久しぶりにディズニーランドに行ったわけだが、我が家だけでも延べ17人ほど来園者数に貢献か。
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by nihonkokusai | 2009-04-02 09:36 | 趣味関心 | Comments(0)

「3月の日銀短観」

3月の日銀短観は、大企業製造業の業況判断指数(DI)はマイナス58となり、オイルショック後の1975年5月のマイナス57を超えて過去最悪となった。前回短観と比較した悪化幅は34ポイントとなり、これまで最大だった1974年8月の26ポイントを大幅に上回った。一方、三か月後6月の予想値はマイナス51となり約3年ぶりに改善見通しとなった。

大企業製造業の2009年度のソフトウェアを除く設備投資計画はマイナス13.2%、全規模の製造業ではマイナス20.0%となった。雇用人員判断DI(過剰-不足)は大企業で12月の1から3月は20に。金融機関の貸出態度判断DI(緩い-厳しい)は大企業で12月のマイナス4から3月はマイナス17に。CPの発行環境判断DI(楽である-厳しい)は12月のマイナス20から3月はマイナス24に。事業計画の前提となっている想定為替レートは2009年が97.18円となった。
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by nihonkokusai | 2009-04-02 08:33 | 景気物価動向 | Comments(0)
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