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2009年 12月 28日 ( 3 )

「来年度の国債発行計画」

 財務省が25日に発表した来年度の国債発行計画(http://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/p211225.htm)を見ると、新規財源債が44兆3030億円、借換債が102兆6109億円、財投債が15兆5000億円となった。これにより2010年度の国債の発行総額は162兆4139億円と、2009年度の当初ベースの132兆2854億円からは30兆1285億円もの増加となる。ただし、2009年度の二次補正予算後は158兆4049億円となっており、ここからは4兆89億円の増加になる。発行総額は2005年度の169兆5051億円、2006年度の165兆4351億円に次ぐ規模となる。ちなみに2004年度は162兆3407億円と今年度に近い発行額となっていた。

 国債の消化別発行額を見ると、国債の「市中消化額」は144兆3000億円となり、2009年度当初から31兆円、二次補正後からは6兆8000億円の増加となり、これは年度別では過去最高額となる。

 そして第2非競争入札による予定発行額は市中消化額の3.75%の3兆9825億円、前倒し債発行による調整分が314億円。

 日銀乗り換えが11兆3000億円と個人向け販売分が2兆8000億円。個人向け販売分の内訳としては、個人向け国債が2兆円ちょうど、新型窓販などの窓販分が8000億円となっている。個人向け国債は2009年度当初は2.4兆円となっていたが販売低迷により、二次補正では1.3兆円に修正された。しかし、2010年7月に3年物の個人向け国債が発行される予定ともなっているなど個人向け国債の販売強化も図られる見込みで、2.0兆円となったものとみられる。新型窓販などの窓販分は2009年度の当初の1.8兆円が二次補正で8000億円に引き下げられ、2010年度はこの二次補正後の数字がそのまま置かれている。

 カレンダーベースの市中消化額の内訳は、30年国債が年8回発行となる。そして、TB6か月物発行は2009年度当初の0.9兆円から二次補正後の5.5兆円となっていたが、それを2009年度当初と同様の0.9兆円に減額される。

 それ以外は二次補正後の発行額がそれぞれ継続される。つまり、40年債が0.3兆円を4回。

 そして、20年債は1.1兆円、10年債は2.2兆円、5年債は2.4兆円、2年債は2.6兆円を、1年TBは2.5兆円がそれぞれ毎月発行される。

 15年変国と物価連動国債がそれぞれ年間で3000億円ずつ、流動性供給入札は6000億円を毎月となる。

 以上のカレンダーベースの市中消化額の内訳からは、やや30年国債の発行額が重荷になるかもしれないが、総じて事前の予想された範囲内とみられ、これで国債需給の不透明感はいったん払拭されるものとみられる。
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by nihonkokusai | 2009-12-28 10:09 | 国債 | Comments(0)

「財政はさらに悪化」

 日本の財政はさらに悪化し、基礎的財政収支は2010年度に23兆6500億円の赤字となり、当初予算ベースで過去最悪となる。2010年度の国債残高は637兆円程度となり、2009年度末に比べ40兆円程度増加し、GDPに対する債務残高は134%に上昇する。また、国と地方を合わせた長期債務残高の対GDP比率は2010年度末で181%となり、先進国の中では金メダルペースとなっている。

 参考までに、財務省の発表した「我が国の財政事情」によると、OECDの「Economic Outlook 86」による2009年12月時点のデータを用いた数値で比較した債務残高の国際比較(対GDP比)によると(2010年度予算政府案の内容は反映されていない)、日本の197.2%、米国の92.4%、英国の83.1%、ドイツの82.0%、フランスの92.5%、イタリアの127.0%、カナダの85.7%と日本が突出していることがわかる。

 すでに日本は対GDP比で200%に迫っており、次第次第にデッドゾーンに入り込んでいるような気がするが、果たしていつまでこんなことが続けられるのか。
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by nihonkokusai | 2009-12-28 10:08 | 国債 | Comments(0)

「2010年度予算政府案」

 25日に、政府は2010年度予算案を閣議決定した。一般会計総額は92兆2992億円となり、当初予算の段階で過去最大規模となった。民主党政権となり「コンクリートから人へ」との方針通り、子供手当てなど家計重視の政策が盛り込まれた。

 ただし、そのため新規国債(新規財源債)の発行額は2009年度の当初予算よりも約11兆円多い44兆3030億円となり、44兆円以内には収まらなかったものの、約44兆円程度にはなった。

 歳出では一般歳出が53兆4542億円、地方交付税等が17兆4777億円、国債費が20兆6491億円。

 歳入では税収が37兆3960億円、その他収入が10兆6002億円、そして公債金(新規国債発行額)が44兆3030億円。

 その他収入には、いわゆる霞ヶ関埋蔵金が活用され、財政投融資特別会計(財投特会)から4兆7752億円、そして外国為替資金特別会計(外為特会計)から2兆8507億円ほど発掘された格好に。
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by nihonkokusai | 2009-12-28 10:07 | 国債 | Comments(0)
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