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2009年 03月 17日 ( 2 )

「金融のことがスラスラわかる本、内容のご紹介」

 拙著10冊目の本となる「金融のことがスラスラわかる本」の出版社である秀和システムさんのサイトに本の案内がアップされました。

紹介ページ 

http://www.shuwasystem.co.jp/products/7980html/2219.html

<本の概要>
 長い年月をかけて構築されてきた金融システムの基礎と歴史を解説した入門書です。サブプライムローン問題をきっかけとした世界的な金融危機が起きていますが、これまでも金融システムは歴史の中で進化し、その過程で恐慌が何度も繰り返されてきました。本書では、経済への影響が大きく、生活に多大な影響を与える金融がどのように確立し発展してきたのか、世界史と日本史両方の観点からわかりすく解説しています。貨幣の誕生から、日本おける金利、金融機関の誕生、世界初のバブル事件、金本位制への復帰、円の誕生、アジア通貨危機、現代金融の世界的フレーム、グローバル金融危機の到来まで金融史がスラスラ読めます!

<目次>
第1章 古代における金融(世界編)
  1.貨幣の誕生 2.金利の起源

第2章 古代における金融(日本編)
  1.日本における貨幣と金利

第3章 中世・近世における金融(世界編)
  1.金融機関はこうして誕生した 2.世界を結びつけた金と銀 3.三大バブル事件の発生 4.イギリスにおける市場の発達

第4章 中世・近世における金融(日本編)
  1.中世日本は金融先進国だった 2.幕府、金融と格闘する 3.デリバティブのルーツは日本にあった

第5章 近代における金融(世界編)
  1.金融大国イギリスの誕生 2.アメリカの発展と苦悩 3.二十世紀の金融世界

第6章 近代における金融(日本編)
  1.「円」の誕生 2.進む金融の近代化 3.金融の「一等国」へ 4.恐慌と戦争に翻弄される金融

第7章 現代における金融(世界編)
  1.現代金融の世界的フレーム 2.ドル基軸通貨体制の亀裂 3.発達する金融技術
 4.金融政策と金融危機の連鎖反応 5.世界で続発する金融危機 6.一体化する市場と世界同時危機

第8章 現代における金融(日本編)
  1.経済大国へのゼロからの出発 2.危機下の経済と金融 3.こうしてバブルは起こった 4.「失われた一五年」の時代へ
 5.金融市場の希望と絶望 6.非常事態の金融環境へ 7.グローバル金融危機の到来

ご予約は、こちらからお願いします。


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by nihonkokusai | 2009-03-17 10:45 | 本の紹介 | Comments(0)

「日銀の国債買入の変遷」

日銀は2001年3月に無担保コールレートから日銀当座預金残高に操作目標を変更することで、量的緩和政策を導入した。この際に日銀は長めに使える資金の供給を実施することにし、国債買い切りの額を4千億円から増額することにした。しかし、これは歯止めがなければ擬似的な日銀による国債引き受けともなりうるために「日銀券の発行残高」というキャップをつけた。

2001年8月14日に日本銀行当座預金残高を5兆円程度から6兆円程度に増額した際に、月4千億円ペースで行ってきた長期国債の買入を月6千億円に増額した。9月14日には残高目標を6兆円を「上回る」としたがこの際には国債買入は変更なし。12月19日には当座預金残高を10~15兆円程度とし、国債買入も月8千億円に増額した。 

2002年2月28日に、「年度末に向けて金融市場の安定確保に万全を期すため」との理由から、残高目標は変更せずに長期国債の買入を月1兆円に増額した。10月30日には当座預金残高を15~20兆円程度とし、国債の買入を月1兆2千億円に増額した。

総裁が福井氏に代わった2003年3月25日の決定会合からは、当座預金残高目標は引き上げられたが国債買入については変更されなかった。

4月1日以後は日本郵政公社の発足に伴い、日本銀行当座預金残高が17~22兆円程度となるよう金融市場調節を行うとし、4月30日も当座預金残高目標を22~27兆円程度に引き上げた。5月20日には27~30兆円程度し、10月10日には27~32兆円程度に引き上げた。2004年1月20日には当座預金残高目標を30~35兆円程度としたが、国債買入の変更はなく、これ以降、残高目標の引き上げも見送られた。

2006年3月9日の金融政策決定会合で、日本銀行は量的緩和政策を解除し、2006年7月14日の金融政策決定会合においてゼロ金利政策も解除した。2007年2月21日には追加利上げが決定され、無担保コール翌日物の誘導目標値は0.25%から0.5%に引き上げられた。

2008年4月に日銀総裁が白川氏に代わったが、9月のリーマン・ショック後の金融危機に対処するため、米欧はじめ新興国も含めて、各国中央銀行は金融緩和策を進め、日銀も10月31日に政策金利である無担保コール翌日物金利を0.5%から0.3%に引き下げた。

さらに12月19日に日銀は金融政策決定会合において、無担保コール翌日物金利誘導目標値を0.2%引き下げ0.1%に引き下げ、長期国債買入を現行の毎月1.2兆円から1.4兆円に2000億円増額することも決定されたのである。
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by nihonkokusai | 2009-03-17 09:33 | 日銀 | Comments(0)
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