牛さん熊さんブログ

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2008年 12月 12日 ( 2 )

「牛さん熊さんの本日の債券」


・・・・・・・・・・引け後

熊「米大手自動車メーカーの救済法案を巡り、米上院では妥協案が浮上したが両党の協議は決裂」
牛「議会での救済法案をめぐる協議は打ち切りとなり」
熊「米自動車大手救済法案は、結局、上院で合意に至らず廃案となることとなった」
牛「このニュースが日本時間の昼頃にロイターなどで伝えられ」
熊「これを受けて。時間外取引での米株先物が急落となり」
牛「外為市場では、ドル円は91円を割り込んだ」
熊「日経平均先物は売り気配のスタートとなり」
牛「債券先物は買い気配スタート」
熊「日経平均先物の後場の寄り付きは、前場引けの8610円からは160円安の8450円」
牛「債券先物の後場寄付は139円55銭と、前場引けから29銭も上昇」
熊「円高株安の動きはさらに加速」
牛「ドル円は91円を割ったかと思えば、13時20分ごろに90円も割り込み」
熊「これを受けてストップロスなどを巻き込み、ドル売りがさらに加速」
牛「ドル円は89円も割り込み、88円近くまで円高ドル安が進行」
熊「日経平均先物はこの円高の動きも加わって、一時前日比610円安の8070円に下落」
牛「日経平均も下げ幅630円を超す場面も」.
熊「円高株安の進行を受けて、債券先物は一時前日比1円14銭高の139円79銭まで買われた」
牛「現物は10年297回が後場先物の寄り前に前日比-0.065%の1.350%が買われ」
熊「作者は慌てて前場に書いていた今週の市況と来週の予想を修正していた」
牛「しかし、作者の修正が見透かされたかのように、その後10年は1.390%に後退している」
熊「結局、今週は1.4%近辺での動きもという表現のままで良かったんかいと言っている」
牛「まあ、1.35%まで買われたのも事実ではあるし」
熊「5年78回も一時0.835%が買われたものの、その後0.850%が打たれ」
牛「日経平均も一時よりも下げ幅を縮小させてきたこともあり」
熊「債券先物は結局、前日比77銭高のま139円42銭と後場の安値で引けた」
牛「今日の夕方に、国債市場特別参加者会合も開催されることで」
熊「そういえば国債需給も気にしないと、といった戻り売りも入ったのか」
牛「しかし、今日の米国市場、上院の院内総務も心配を表明していたように、大荒れとなる可能性も」
熊「それでなくても来週はイベントが目白押し、さて相場はどうなってしまうのやら」
猫「合意はなかなか難しいと言われたけど、まさか廃案になってしまうなんて」
熊「米上院議員からTARP資金の活用求める声が相次いだそうだけど」
猫「ということで、今週は最後の最後に波乱の展開に」
牛「ちなみに、今年の漢字は、変だそうや。相場も変やったしなあ」

・・・・・・・・・・お疲れ様でした。
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by nihonkokusai | 2008-12-12 15:55 | 債券市場 | Comments(0)

「スイスのゼロ金利政策とその解除」

12月11日にスイスの中央銀行であるスイス国立銀行は政策金利である3か月物の誘導目標を、上限・下限ともに引き下げ、0.0-1.0%にすると発表した。スイスは2003年3月にターゲットレンジの下限をゼロと置いて、事実上のゼロ金利政策を導入し、2004年9月まで続けた。先進国でゼロ金利政策を過去行なったのは、このスイスと日本だけとなる。スイスにおける2003年の際のゼロ金利政策との解除に向けての動きを追ってみたい。

スイスでは、2001年9月の米国テロ事件以降、地政学的リスクを避けるための資金がスイスなどに集まったことから、スイスフランが上昇し、ITバブル崩壊後の世界的な景気後退の影響も受けたことでなどから、2001から2003年にかけて、ディスインフレ傾向が強まった。

こうした中、スイスの中央銀行であるスイス国民銀行(Swiss National Bank)は、アグレッシブに政策金利である3か月LIBORの金利を引き下げ、過去にみられない幅での政策金利の引き下げを行った。その引き下げは市場参加者にサプライズを与える結果を与えるような形となり、またこの景気浮揚のための緩和策はある程度継続させることをコミットメントするなど、その緩和効果を高めるような政策が取られた。

そして、2003年3月にはターゲットレンジの下限をゼロと置いて、事実上のゼロ金利政策を導入した。

2003年3月といえば、速水日銀総裁の任期満了にともない福井俊彦氏が日銀総裁に就任したタイミングでもある。福井総裁は就任後、積極的に日銀の当座預金残高目標の引き上げを行なったが、スイス国民銀行のアグレッシブな政策変更と日本銀行のこの時期の金融政策との間には何かしら共通点もあるように思われる。

その後、2004年半ばあたりになると、世界的に景気回復基調となり、これはユーロ圏でも顕著となったことから、スイスでも経済の回復が見られ、ディスインフレ傾向も減衰してきた。またスイスフランも他の通貨に対して下落傾向となり、このためスイス国民銀行は事実上のゼロ金利政策の解除に向けて着手した。

実質ゼロ金利政策の解除といった金融緩和の巻き戻しに関しては、緩和策を取った際の手法とは異なり、市場にサプライズを与えることのないように、時間をかけて、市場参加者が経済金融環境の変化などを材料に、今後の利上げの可能性を十分に織り込むのを待ってから政策変更を実施した。

2004年には0.25%から0.75%まで政策金利を引き上げ、さらに2005年12月には2002年以来となる政策金利1%台まで回復させたのである。
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by nihonkokusai | 2008-12-12 08:35 | 日銀 | Comments(0)
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