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2008年 11月 21日 ( 2 )

「全員一致で現状維持」

日銀の金融政策決定会合が終了。現状の金融政策を維持することを全員一致で決定した。声明文では、企業金融の円滑化に資する観点から、当面、CP現先オペを一層活用していとし、さらに民間企業債務の適格担保としての取り扱いや民間企業債務を担保とする資金供給面の工夫について速やかに検討を行なうよう総裁が執行部への指示を行なった。

10月31日と今回の声明文の内容を比較してみると、「輸出の頭打ち」(10.31)が「輸出の減少」(11.21)となり、物価については「徐々に上昇率は低下していく」(10.31)から、「低下していく」(11.21)に。リスク要因の景気については「下振れリスクが高まっている」(10.31)が「更に下振れるリスクがある」(11.21)に。また11月21日発表分には「金融機関の貸出姿勢や社債・CP市場の動向など金融環境が一層厳しさを増す場合には、金融面から実体経済への下押し圧力が高まる可能性がある」との文面が加わっている。物価については「物価の上振れリスクは以前に比べ低下している」(10.31)が「景気の下振れリスクが顕在化した場合や国際商品市況が更に下落した場合には、物価上昇率が一段と低下する可能性もある」点を指摘している。このように今回の声明文では、金融面からの経済への下押し圧力の可能性などを含めて総じて景気については下振れリスクが強まる可能性を指摘するとともに、物価に関しては一段と低下する可能性を指摘している。
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by nihonkokusai | 2008-11-21 12:54 | 日銀 | Comments(0)

「米2年債利回りが1%割れ」

昨日の米国市場で、米国債の利回りは2年債が一時0.96%まで低下し、フェデラル・ファンド金利の誘導目標である1%を割り込み、過去最低水準をつけた。米10年債利回りも一時3%を下回り、2.99%まで低下し、1958年以来の低水準に。また、30年債利回りも3.61%とこちらも50年ぶりの低水準に。

経済指標の悪化によるリセッションへの懸念に加え、景気悪化の影響で原油価格が下落し昨日のWTI12月限は一時1バレル50ドルを割り込むなど、インフレ懸念が後退し、むしろデフレを懸念する声も出始めている。

米ビッグ・スリーへの救済策も暗礁に乗り上げるなどししていることも、市場心理を悪化させるなど、再び不安心理が強まり、外為市場ではこれが円買い圧力となっている。

景気悪化にデフレ観測、リスク資産圧縮への思惑への質への逃避などの動きに加え、12月開催のFOMCの日程が1日から2日間に延長されるなど、さらなる緩和策への思惑なども米債の買い材料になったと思われる。

これを受けて、本日朝方の債券市場では先物は買いが先行し、前日比76銭高の140円03銭寄り付きとなった。債券先物の140円台乗せはリーマンショックで一時的つけた9月16日以来となる。現物10年296回は前日比-0.060%の1.375%の出合いとなり、こちらは10月8日以来の1.4%割れに。
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by nihonkokusai | 2008-11-21 09:20 | 債券市場 | Comments(0)
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