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2008年 08月 04日 ( 1 )

「15年変動利付国債の今後の取り扱いについて」


 1日に国債市場特別参加者会合が開催され、この中で今後の15年変動利付国債の取り扱いについて話し合いが行なわれた。財務省のホームページにアップされた国債市場特別参加者会合(第21回)議事要旨から、この内容を追ってみたい。まず最初に理財局からの以下のような説明があった。

 「先般主要な市場参加者からヒアリングをしたところでは、これ以上15年変動債の残高を増やさないよう、今年度のネット発行額を、ゼロ又はマイナスにするよう見直すべきとの意見が数多く聞かれたところである。当局としても、市中発行の計画については、時々の市場状況に応じて必要な場合には柔軟に変更するべきものと考えており、こうした意見や本日の議論を受けて、早急に対応を検討したいと考えている。」

 ただし「15年変動債については、将来の金利状況の変化に対するヘッジ手段にもなるなど、商品の多様化の観点では重要な商品であると認識しており、今後の発行を打ち切るといったことは全く考えていないことを予め申し上げたい。」との発言もあった。

 目先の需給改善のためには、まず今年度15年変動債の発行額の減額が必要となるが、それに対して会合参加者からは、今年度の残りの新規発行について下期の1回、5000億円から6000億円程度に減額すべきとの声が多く聞かれた。

 15年変動債の新規発行額の減額にともなう増発分については、2年国債やTB、もしくは20年国債の増額で対応すべきとの声が出ていた。また買入消却額については、現状維持とすべきであるとの意見が多かったようである。

 また、市場振興策として、残存2~5年程度の15年変動債を発行してはどうか、15年変動債のストリップス化検討はどうか、との声も出ていた。

 8月5日に国債投資家懇談会が開催されるが、ここでさらに15年変動債の取り扱いについて議論され。その後理財局から今後の取り扱いについての発表があるとみられる。
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by nihonkokusai | 2008-08-04 09:57 | Comments(0)
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