「1月の鉱工業生産は初の前月比二桁減に」
25日に発表された1月の貿易統計では輸出額は前年同月比45.7%減となり、貿易赤字額は9526億円と過去最大の赤字幅となった。これらにより、1~3月期GDPについても前期比二桁のマイナスとなる可能性が強い。しかし、4~6月期についてはやや持ち直すのではないかとも見られている。
1月の全国の消費者物価指数(除く生鮮)は100.5となり前年同月と同水準となった。前年同月比で上昇しなかったのは、2007年9月以来となる。石油製品の値下がりや、景気悪化による販売不振による電化製品などの値下げが影響した。デフレ懸念がやや強まりつつある。
総務省が発表した1月の完全失業率(季節調整値)は4.1%と、前月より0.2ポイントの改善となった。厚生労働省が発表した有効求人倍率(季節調整値)は0.67倍となり2003年9月以来の低水準に。