「日銀によるCPの買入規模は2兆円か」
またロイターも、日銀は政策の軸足を政策金利からリスク資産の購入に移行させる姿勢を鮮明にさせ、日銀は来週の会合でリスク資産購入の原則を公表する方向で検討しているとし、社債の購入検討に関してはハードルを厳しくさせるとともに、株式の購入も検討かと伝えている。
これらの報道により、どうやら15日に毎日が報じていたように日銀は社債の買入を含めて、21~22日の決定会合で検討するとみられる。ただし、仮に社債を買い入れる場合でも格付とともに、期間に縛りを入れてくる可能性がある。残存期間が1年もしくは2年未満といったかたちが想定されるが、格付の高い社債で残存の短い物は、保有リスクが当然低くなっていることで、すでにそれなりの市場ニーズがあるゾーンでもある。ここに日銀の買入が加われば、市場の需給バランスを崩してしまう懸念もあると思われるが。