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「日米ともに景気後退観測強まる」

「日米ともに景気後退観測強まる」
昨日発表された10月の米住宅着工件数は年率換算で79.1万戸、前月比4.5%減となり1959年の統計開始以来、過去最低の水準に。また、先行指数とされる許可件数も前月比12.0%減の70.8万戸と、60年の統計開始以来の過去最低水準に落ち込んだ。地域別では北東部の31.0%、中西部の13.7%などの落ち込みが厳しい。

また、10月の米消費者物価指数は前月比マイナス1.0%となり、こちらも過去最大の低下幅に。エネルギーと食品を除いたコア指数もマイナス0.1%と、約26年ぶりのマイナスとなった。

そして、FRBが公表した10月28~29日のFOMC議事要旨によると、0.5%の利下げ後も、成長への下方リスクは依然存在すると、一部メンバーは、今後のFOMCで一段の政策緩和が適切となる可能性があるとの見解を示し、追加利下げの可能性が示された。加えて、FRBは2009年度の実質GDP成長率がマイナスに転じる可能性があるとの見通しを発表している。

日本でも7~9月期の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比マイナス0.1%、年率でマイナス0.4%と2四半期連続のマイナス成長となり、10-12月期もすでにマイナス成長となるとの見方が強まっている。

さらに本日発表された10月の貿易統計(速報、通関ベース)では、輸出額が前年同月比マイナス7.7%の6兆9261億円、輸入額は同プラス7.4%の6兆9901億円となり、輸入額から輸出額を差し引いた輸入超過額(貿易赤字)は639億円となった。輸出は米国や欧州だけでなく、これまで好調さを保っていたアジアや中国向けも落ち込んでいる。アジア向け輸出はマイナス4.0%と80か月ぶりの減少となり、中国向けはマイナス0.9%とこちらも41か月ぶりのマイナスとなった。

与謝野経済財政担当相は、2009年度の日本の経済成長率について、プラスとなる自信は現時点ではないと発言しており、日米ともに来年にかけての景気見通しはかなり厳しいものとならざるを得ない。
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by nihonkokusai | 2008-11-20 09:43 | 景気物価動向 | Comments(0)
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