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「もう、どうにも止まらない」


山本リンダではないが、円高・株安が「もう、どうにも止まらない」(古い!!)

今日の日経平均株価は、後場に入りさらに下げ幅を拡大し、一時前日比800円を超す下げとなり、7647円07銭まで下落し、バブル後の安値である2003年につけた7607円88銭に急接近した。昨日、業績予想を下方修正させたソニーの株価は前日比300円を超す下げとなり、トヨタやホンダ、さらにキャノンなどの輸出関連株が大幅に下落した。

円が対ユーロでさらに買われて、ドル円は94円台、ユーロ円は引けあとに120円台をつけるなど円高の動きに加えて、アジアの株式市場も軒並み安となったことも東京株式市場の下げを加速させた。

この円高・株安に対して麻生首相は、乱高下に望ましくないと発言したが、さらに一喜一憂するつもりはない、とも発言。確かに円高だと二次会で飲むホテルでの洋酒の値段も下がってくるかもしれない。といったような半分冗談のようなことを言っている状況になく、ますまずこれで金融危機の色彩が濃くなってきた。

ただやや妙な動きを見せたのが債券相場。債券先物はこの株安から、買い戻しが入り一時前日比1円以上の上昇となり、1円4銭高の138円15銭をつけた。ところが、12時39分につけた138円15銭が結局当日の高値となり、そのあと、日経平均は下げ幅がどんどん拡大したにも関わらず、債券先物はむしろ戻り売りに押されていった。

一時137円44銭まで押されていたが、どうやら背景には現物への戻り売りがあったとみられる。後場途中までは、店頭でもそれなりに投資家の買いも入り、10年296回は一時前日比-0.050%の1.450%が買われ、5年76回も前日比-0.060%の0.985%が買われ1%を割り込んでいた、

しかし、その後は投資家の売りが入り、10年296回は一時前日比変らずの1.500%に後退し、5年76回も1.035%に後退した。これは海外投資家の換金売りなどに対しての警戒感などもあったようやが、それとともに店頭では国内投資家さんからも売りが出ていたともみられる。

2年273回も0.700%まで買われてその後に変わらずの0.71%に後退し、10年の1.5%、5年の1%、2年の0.7%が意識された可能性もあるが、それ以上にリスクに備えたキャッシュ化の動きが出ていた可能性がある。
by nihonkokusai | 2008-10-24 16:07 | 債券市場
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