「ユーロ圏4-6月期実質GDPは0.2%の減少」
昨日、欧州連合の統計局(ユーロスタット)が発表したユーロ圏15か国の2008年4-6月期の実質GDPは、前期比でマイナス0.2%となり、1999 年の通貨統合以来、初のマイナス成長となった。ユーロ圏経済のマイナス成長は、通貨統合前の95年に現行方式で統計を取り始めてから初めてとなる。
国別にみると、この日発表された国別の4-6月期のGDP統計ではドイツが前期比マイナス0.5%と4年ぶりのマイナス成長となり、フランスもマイナス0.3%、イタリアもマイナス0.3%と主要国が軒並みマイナス成長にとなった。東欧では年2%を超す成長を維持した国もあったが、ユーロ圏主要国の不振によりEU加盟27カ国全体のGDPも前期比でマイナス0.1%となった。