「1月の鉱工業生産速報」
経済産業省が朝方発表した1月の鉱工業生産速報値は前月比-2.0%の109.8と市場予想を下回った。出荷指数は2か月ぶりの低下となり前月比- 0.9%の115.8、在庫指数は2か月連続の低下となり同-1.3%の97.7、在庫率指数は同-4.0%低下の98.2となった。
生産の低下に寄与した業種は、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業、一般機械工業等となった。このうち電子部品・デバイス工業が-3.5%、乗用車など輸送機械工業が-3.7%、一般機械工業は-1.8%となっていた。
経済産業省は「前月上昇した反動もある」として、基調判断は「総じてみれば、生産は横ばい傾向で推移している」と前月から据え置いた
同時に発表された製造工業生産予測調査では、2月生産予測が前月比-2.9%、3月は同+2.8%。