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「ベージュブック」


 ベージュブック(Beige book)とは正式には米地区連銀経済報告書(Summary of Commentary on Current Economic Conditions by Federal Reserve District)のことで、12の地区連銀が管轄地域の経済状況や景気動向を収集し、FOMCに提出するものです。FOMCが開催される2週間前の水曜日に公表されます。 ベージュブックは、FOMCでの金融政策を決定する上での討議資料となっており、金融政策を変更する際の判断材料になります。

 31日のFOMCの2週間前の水曜日にあたる17日に発表されたベージュブックでは、次のような内容となっています。

 9月と10月上旬にかけてすべての地域で、経済活動は引き続き拡大基調となっている。ただし、拡大のペースは8月以降は減速。アトランタ、ボストン、シカゴ、ミネアポリス、ニューヨーク、フィラデルフィア、およびセントルイスの7連銀の地区では前回と景況感は変わらず。クリーブランド、ダラス、カンザスシティー、リッチモンド、およびサンフランシスコの5連銀の地域では経済は減速した。

 拡大のペースについては、「適度」、「穏やか」、「ミックス」などに分かれた。

 個人消費が拡大したものの、レポートではややまちまちとなっており、成長は9月、10月上旬の伸びは8月より鈍化した。製造業とサービス業は拡大傾向となったが、、サービスは住宅建設と不動産関連取引に影響を受けた。いくつかの製造関連企業やサービス会社は、内需が弱いものの世界市場への好調な輸出によって、これが相殺されたと報告された。

 住宅市場は減速し続けている。ほとんどの地区で国内販売、価格、および建設が悪化したと報告された。金融機関からは、焦げ付きの増加や信用に対する質の低下が報告された。 多くの地区の貸し手は与信基準が厳格化された。報告では、企業向け融資が増加しているものの、個人向け融資は減少もしくは伸びが鈍化している。
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by nihonkokusai | 2007-10-19 10:56 | 景気物価動向 | Comments(0)
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