来週の債券相場予想
8月15日(月)
米8月NY連銀製造業景気指数(21:30)
米6月対米証券投資(22:00)
8月16日(火)
6月勤労統計(10:30)
6月景気動向指数確報値(14:00)
米7月消費者物価指数(21:30)
米7月住宅着工件数(21:30)
米7月鉱工業生産(22:15
8月17日(水)
米7月生産者物価指数(21:30)
8月18日(木)
米週間新規失業保険申請件数(21:30)
米7月景気先行指数(23:00)
米8月フィラデルフィア連銀業況指数(1:00)
8月19日(金)
2004年8月15日~8月19日分
「株価動向に引き続き注意か」
今週の動き(8月8日~8月12日)
衆院解散総選挙をきっかけに、日本経済の踊り場からの脱却への期待に加え、日本の構造改革が進展するとの期待も加わり海外投資家の買いが株式市場に殺到したことから日経平均株価は12000円の大台を突破し大幅高となった。日銀の量的緩和の早期の解除観測なども出てきたことから中短期債や金先などが大きく売られ、債券先物も一時138円を割り込み、長期金利も1.5%に接近した。週末発表された4-6月期GDPは予想をやや下回り年率+1.1%となった。
来週の予想(8月15日~8月19日)
今週は大きなイベントはなく、夏休みを取る市場参加者も多いとみられ、本来ならば閑散小動きとなる可能性が強い。しかし、日経平均株価は大きな節目を抜いてきており、政局は不透明感も強いが、いずれにしても日本の構造改革を進めざるを得ないとの見方も強い。このため、株はさらに上値をトライしてくる可能性がある。債券先物もチャート上、下方トレンド入りしたものと見られ、週内にもとりあえず137円50銭あたりまでの下げを予想している。10年1.5%台ではいったん押し目買いも入ると思われるが、結局、通過点となりそうである。