「兎の日」
つくば市で農業を営んでいる伯父がいる。年末は毎年、餅つきをして、その一部を我が家でもいただいている。昨日、所用でその伯父に会って話しをしていた際に、今年の12月28日は20年ぶりぐらいに「兎の日」に当たる為に、28日を避けて27日に餅をつくそうである。毎年28日ごろに餅をもらっていたことは記憶していたが、そもそも餅つきの日が決められており、それをしっかり守っていたことに驚く。それとともに「兎の日」は避けるという風習があったことを初めて知った。由来はもしや、お月様に関連するのかと聞いたら、伯父の返事は、やはり月でウサギが餅をついているからだとか。もしかすると別途由来があったのかもしれないが、なかなか風流な言い伝えである。つくばエクスプレスも開通し研究機関も多く立ち並ぶこの土地にも、こういった伝統がひっそりと受け継がれていた。