「ブルードラゴン」
12月7日にXBOX360のキラーソフトの期待の強い「ブルードラゴン」が発売された。PS3やWii同様に秋葉原の家電量販店などではカウントダウンイベントも実施されたが、あまり大きく取り上げられてはいなかった。ただし、ネット上での「ブルードラゴン」の評判はかなり良い。日本によるRPGの原点復帰といった印象が強いようである。
Wiiは予想されたように販売好調で世界販売台数が100万台を突破した。反面、PS3は出荷台数そのものも少なかったことに加えてソフトの本数も少ないなど、現在のところWiiに大きく水を開けられたかたちとなっている。
XBOX360はすでに発売されて1年が経過しているが、ビル・ゲイツ会長が示唆していたように、世界出荷台数が年内に1000万台になる見通しのようであるが、日本国内では苦戦しており、販売台数は20万台にも達してはいないそうである。
しかし、この「ブルードラゴン」をきっかけに、XBOX360販売台数を今後伸ばしてくる可能性はある。WiiとPS3の登場やDS効果で、再びゲームが注目されており、さらに液晶テレビの本格的な普及にともなって、大画面で綺麗な映像のゲームを楽しみたいという需要も強まるものとみている。クリスマスから家族や親戚がそろう年末年始あたりにかけて昔のファミコンブームのような風が巻き起こってくるのではないか。その際に最も注目されるのはWiiであろうが、XBOX360やPS3もそれを追い上げるかたちで、普及が伸びてくるのではないかと見ている。