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「新型ゲーム機の影響」


 ソニーのプレイステーション3が日本で11月11日に、米国では11月17日に発売が開始された。また、任天堂のWiiは米国が先んじて11月19日に発売が開始され、日本では12月2日に、ヨーロッパでは12月8日に発売される予定となっている。

 プレイステーション3(PS3)については発売2日間で8万8400台の売り上げだそうだが、あまりに高機能であるため部品の供給が追いつかないことで台数が制限されている。これもあってか秋葉原では一時パニックとなった店があったり、転売目的の購入なども見受けられたとか。

 Wiiについても米国では販売日には列も出来て、好調な滑り出しとなったようである。Wiiは12月31日までに全世界で400万台出荷する見込みとされ、これはPS3の年内出荷予定台数の2倍となる。これからマイクロソフトのXBOX360との三つ巴の戦いが日本、そして欧米で始まることとなるが、この新型ゲーム機には、実はゲームそのものとは別な理由で、予想以上の需要が見込まれる可能性がある。

 これまで子供や一部マニアのものとの認識の強かったゲーム機が任天堂のDSによって覆されている。日本でのDSブームの火付け役ともなった脳トレが、欧州でもブームとなりすでに100万本もの売り上げとなっているとか。こういった新たな需要層の掘り起こしが任天堂のWiiにも期待できる。日本でのWiiの予約がアマゾンでスタートした際には瞬時で受付が終了された。本日はトイザラスでWiiの予約受付が開始されたが、こちらもすでに開店時にはほぼ予約販売分は裁けてしまったようである。こうなると12月2日の発売日でもかなり前もって並ばなければ入手は困難となりそうである。私も当分の間、Wiiの入手はあきらめ、その代わりにXBOX360を購入する予定でアマゾンでブルードラゴンとともに予約した。

 任天堂のWiiは、まさに体感的なゲームが可能となり、DS同様に新たな需要層を取り込めるものとみられるが、PS3とXBOX360には別な追い風も吹いてきている。ハイビジョンテレビの大幅な価格下落である。以前に販売の主流となっていた32型の液晶は10万円台前半の価格となり、現在の販売の主流は40型以上に移っている。このため、私も購入した32型などはすでに普及価格帯に移行しているともみられ、地上デジタル放送が12月2日から全国展開されることに合わせて、薄型テレビの普及は一気に加速されることが予想される。

 ハイビジョンテレビはすでに購入した御家庭も多いとみられるが、我が家ではアクオス購入後、これまで見ていたテレビを別の部屋に移動させて、子供たち専用としたのだが、子供たちによると、いったん液晶テレビの画面を見たら、前のは画面がみづらくて見たくないとのことである。現実にテレビを変えてみてわかったことであるが、液晶テレビのインパクトは思ったより大きく、白黒テレビからカラーテレビへの移行と同様なインパクトがあるのではなかろうか。

 我が家の液晶はPC接続を予定していたことでフルハイビジョンではないが、それでもかなりの高画質であることは間違いない。その画質に合わせるように、XBOXとPS3の画像処理はかなり高度化しており、むしろハイビジョンでなければ本来の機能は享受できない。Wiiも画質はPS2よりも向上しているとされているが、ハイビジョン画質仕様ではない。ただし、プログレッシブ出力には対応しており、16:9のワイド画面でのゲームは可能である。このWiiにはなくて、XBOXとPS3に備わっている大きな機能がひとつある。それが次世代DVDとも言えるHD-DVDとBlu-ray Discへの対応である。

 Wiiも来年発売される新型でDVD機能をつけるそうだが、この通常のDVDの画質はハイビジョンに比べてかなり劣ることはご存知のとおり。このため、今後ハイビジョンが普及期に移行し、目が肥えてしまった人たちにとってはHD-DVDとBlu-ray Discへの対応といったものを考慮し始めることと思われる。HD-DVDとBlu-ray Discはそれぞれ専用レコーダーやプレーヤーが発売されているが、今のところ本体も高価ならば、記録ディスク自体も既存のDVDメディアに比べればまだまだ高い。まずはPS2が発売されたときにDVDプレーヤーとして意識されたように、プレーヤー機能が意識される可能性がある。そうなれば本体を持っていれば2万円程度でXbox360にはHD-DVDプレーヤーが接続でき、PS3はそのままBlu-ray Discを鑑賞することができる。ハイビジョンテレビへの対応プレーヤーとしてのニーズもこの両ゲーム機が強く意識される可能性がある。

 そして、もうひとつの興味深い機能が、Wiiを含めたこの3つの新型ゲーム機には存在している。これは任天堂DSにも備わっていたものでもあるが、無線LANなどを使うことによって、簡単にインターネット接続が可能なのである。パソコンもウインドウズ・ビスタでのディスプレーが、ハイビジョンテレビを意識されているように、横長のディスプレーが今後主流になるとみられる。現在のデスクトップの売れ筋はパソコン誌などによると、ディスプレーはハイビジョンテレビそのもののインターネットアクオスだそうである。今後はハイビジョンテレビでインターネットを楽しむという人も多くなる傾向にあるのは間違いないとみられる。ただし、ハイビジョンテレビに直接既存のパソコンをつなげるにはそれなりの知識も必要である。しかし、これら新型ゲーム機にはすでにハイビジョンテレビを使ってのネット接続が可能になっているのである。こういったことから、ハイビジョンテレビの急激な普及にシンクロするようなかたちで、これら新型ゲーム機へのニーズが来年にかけて大きく盛り上がることが予想されるのである。
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by nihonkokusai | 2006-11-22 13:10 | 趣味関心 | Comments(0)
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