「日銀のオペ」
日銀のオペのうち、資金供給手段としては、まず国債の買い入れがある。市中の金融機関や証券会社などが保有している中長期国債を日銀が買い入れる。
1999年10月からは、短期国債と呼ばれる短い期間の国債(政府短期証券を含む)を買い入れるオペも開始されている。
オペの対象先から売戻し条件付き(現先方式)で短期国債(FBも含む)を購入するのが短期国債買現先オペ。
以前は手形買入オペと呼ばれた共通担保オペも重要な資金供給手段である。この名称の変更は手形のペーパーレス化に伴うもの
日銀がCPを売り戻し条件付で買い入れるCP現先オペも実施されてる。
レポオペと呼ばれる現金担保付債券貸借取引を利用した資金供給オペも。
資金吸収手段としては、手形の売出オペ、短期国債の売り現先オペ、公定歩合を利用したロンバート型貸出(補完貸付制度)などがある。また、現在は実施されてはいませんが、国債の売りオペといった手段もあります。金融調節機能や機動力を高めるために、これらオペの対象も広がってきている。