「2005年度の新規国債3兆円減額」
昨日の新聞報道などによると、国の2005年度一般会計決算において、税収が当初予算より5兆円以上増える見込みになったことにより、新規国債発行額が当初計画より約3兆円程度減り31兆円台に減額される見通しとなったようである。入札ペースが変らずに当初の発行計画通りとなれば、これはそのまま借換債の前倒しの増加分となる。
税収増、国債減額とも事前に想定された数値に近く、相場への直接的な影響は限られよう。しかし、これによって今後、年度の国債発行額が前年度よりも減少していくことが予想され、国債の需給面における懸念がさらに後退していくことになる。