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「世界の通貨」


 ワールドカップも開催されていることもあり、今回はやや趣向を変えて、世界の通貨をその由来とともに見て行きたい。まずは日本の通貨単位である円から。

 「円」は明治政府により1871年に定められた。名前の由来としては、新貨のかたちが円形に統一されたためとか、洋銀の中国別称である「洋円」を継承したため、または香港銀貨と同品位、同重量の銀貨を製造することとした関係から香港銀貨の「壱圓」(洋円1個の意味)にちなむといった仮説があるとか。人々がお金を表すときに人差し指と親指で円を作ったところから、この名がついたという説もある。

 なお、中国の通貨単位である「元」は「円」の正字「圓」の同音を当てたものであり、韓国・北朝鮮の「ウォン」も「円」の朝鮮語読みとなっている。

 アメリカ合衆国の通貨は「ドル」。ドル(ダラー)という名前は、ドイツで使われた歴史的通貨のターラー (Thaler) から来ていると言われている。

 オーストリア、ベルギー、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシア、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ポルトガル、スペインの欧州連合25カ国中12カ国が公式に採用している単一通貨は「ユーロ」。この由来は・・・そのままか。

 せっかくですから、歴史のあるフランスやドイツなどで使われていた以前の通貨の由来を見てみたい。フランスの「フラン」の語源は、フランスのジャン II 世によって1360年に発行された金貨に、「フランスの王」と記されていたことに由来するといわれている。、ドイツの「マルク」の語源は、イギリスと同様に重量の単位に由来する。イタリアの「リラ」の語源は古代ローマ帝国での「計り」を意味した「リブラ」。ギリシアでユーロが導入される前に使われていたのはドラクマ。ドラクマは古代ギリシアおよびヘレニズム世界で広く用いられた通貨の単位でもあり「つかむ」という言葉に由来し、手のひらいっぱいの量の金属魂を意味したものだとか。

 英国の通貨は「UKポンド」もしくはスターリングポンド。こちらの由来は古代ローマ帝国の重量単位の「ポンドゥス」に由来しているそうである。

 7月にサミットが開かれるロシアの通貨は「ルーブル」。こちらは14世紀後半にロシアで鋳込んだ銀の重量を表す単位として「グリブナ」、または「ルーブル」が使用されたことに由来するといわれる。

 インドの通貨は「ルピー」。これはサンスクリット語で金属製といった意味がある「rupaya」に由来するものだとか。

 そしてワールドカップ予選の次の日本の相手でもあり、優勝候補のブラジルの現在の通貨は「レアル」。以前はポルトガルと同じ通貨単位レイスが使われていたが、1942年にクルゼイロに単位が変更され、さらに1994年にインフレ抑制のためレアルプランが開始され、この時、新通貨「レアル」が作られたのである。
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by nihonkokusai | 2006-06-19 14:41 | 趣味関心 | Comments(0)
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