「訪日・海外旅行における消費額等の調査結果について」
日銀は訪日旅行を終えて帰国する外国人および海外旅行を終えて帰国した日本人に関する消費額等についての調査を実施し、その結果を発表した。
http://www.boj.or.jp/type/release/zuiji_new/nt_cr_new/ntbop16.htm
あくまでアンケート調査であり、回答者数に国によってややバラツキもあることも踏まえてみる必要もあるが、なかなか面白い調査内容となっている。
一人あたりの国内移動費が最も高いのが、一人当たり19223円の中国からの旅行客であり、土産物費についてもやはり中国が37457円と最も多い。あちこち回ってどっさりお土産を買ってもらっているようである。
飲食費が24316円と最も高いのは米国からの旅行客。米国での日本食ブームの影響であろうか。
宿泊費についてはシンガポールからの旅行客が58434円とダントツのトップ。回答者数が少ないため、あくまで参考となろうが、それでもシンガポールの人はリッチのようである。航空運賃もシンガポールの旅行客はずっと遠方のフランスからの旅行客よりもお金がかかっている。しかし、その反面、日本国内での移動費はあまり使っていない。何しに来ているのであろうか。
そして、娯楽費、土産物費ともにこのアンケート結果中、最も低かったのが、まもなくワールドカップが開催されるドイツからの旅行客であった。その反面、距離の影響もあろうが航空運賃は最も高く、さらに宿泊費にもお金をかけている。