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「加羅倉館」

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 5月13日に家族で群馬県片品村にある旅館、「加羅倉館」に一泊した。当日は朝から雨が降り、三女が風邪で体調を崩していることから尾瀬への山歩きは中止して、近くの観光名所を見て回った。尾瀬沼ではまだあまり咲いていないと思われるが、片品村の水芭蕉の群生地では水芭蕉の見ごろのピークをやや過ぎたところでもあり、まだまだ綺麗に咲き誇っていた。桜もあちこちで咲いていたが、片品に来る途中の金精峠付近ではまだまだ残雪も多く、季節をややタイムスリップした感もあった。

 さて、宿泊先の「加羅倉館」であるが、一見古い旅館宿といった感じである。道路と川を挟んで小さな木造2階建の湯治宿といった感じの建物が建っている。川向こうの建物が本館のようであったが、宿泊したのはその向かいにある別館であった。その別館隣が地下式の温泉大浴場となっている。

 ここの温泉は無色透明。やはり温泉は濁っていないと効果がなさそうといったものは先入観でしかない。1分間に600リットルも湧き出しており、もちろんボイラーなどは使っていない。温度が62度もあるため冷やすための加水はしているそうであるが、とにかく一度入ればその効果のほどが伺える。実はこれまで何度も日帰り湯で立ち寄ったことはあったが宿泊は今回が始めてであった。

 「加羅倉館」は何事も控えめである。最近になってやっと小さな「かけ流し」という看板を立てたぐらいである。実際どれぐらいすごいのかは本館の食堂にそれとなく飾ってある白黒写真を見るとわかるかもしれない。別館玄関前での集合写真の真ん中に立っているのが現在の天皇陛下の若かりし頃であることはすぐにわかる。3泊も宿泊したそうだが、そんなことはどこにも書かれていない。

 さらにこの温泉は昔から競走馬にも縁が深いことでも有名だそうである。たまたま宿帳を記入している際にご主人から、突然に「美浦村」を知っているかと聞かれた。ご主人から美浦村のトレセンにいる馬の10数頭がここの出身だと教えていただいた。そして、昔はその馬と調教師が一緒にここの温泉に浸かっていたこともあったそうである。そのうちの一頭が「ミスターシービー」だったそうである。現在は残念ながら馬と一緒に入ることはないようであるが、馬が温泉に入るとは知らなかった。

 家族が泊まったのは別館の2階であったが、案内されて部屋に入って驚いた。インターネットなどで調べていただくとわかるが、ここの宿泊料金はそれほど高くはない。それにもかかわらず家族5人が泊まった部屋は、都合4部屋もあったのである。入ったときの長女の一声が「お金持ちみたい」、おいおい・・・。たしかに窓の作り、細かい調度品なども妙に凝っている。階段もやや幅が広くなっているなどしており、他の宿泊客の手前、確認はできなかったが、高貴な方が泊まった可能性がある部屋であった。そういえば食堂の写真も別館の入り口で撮られたものであった。

 加羅倉館のように本当の温泉である源泉をもっているところは、建物は古いものの入浴料は安いといったところが多い。那須の源泉を2つ持っているところにも行ったが、たいへん建物は古く歴史を感じさせたものであったが料金は安かった。建物が多少古いのもある程度いたしかたない。昔からの温泉街で源泉があるところは、それだけ歴史もあるためである。

 いまはネットでもそういったところが気軽に検索ができるようにもなっている。源泉かけ流しとそうでないところは入ったあとの感触が異なる。那須で源泉を持っているところのご主人は、一口に温泉といってもピンからキリまであり、問題があるところも多いと嘆いていたが、その話を聞いてしばらくたってから全国各地で、にせ温泉事件も広まった。

 ということで、「加羅倉館」にて本物の温泉にしっかり浸って、翌日曜日には湯滝や華厳の滝を見ながらゆっくりと家路を辿ったのであった。
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by nihonkokusai | 2006-05-16 16:40 | 趣味関心 | Comments(0)
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