「来年は実質マイナス金利が定着か?」
しかし、来年にかけてはさらに物価上昇圧力が強まるものと思われ、政府の見通しにおいてもGDPデフレータはプラスになるとしている。消費者物価指数についても、来年度の日銀の見通しは、展望レポートでは+0.5%となっており、今後は実質マイナス金利が現実性を帯びてくる。
12月8日の名古屋での各界代表者との懇談における福井日銀の総裁挨において総裁は、「拶量的緩和の効果が短期金利がゼロであることが中心となってきていることを踏まえれば、枠組みの変更自体は政策効果の面で大きな変化をもたらすものではありません。むしろ、この間、消費者物価のプラス基調が定着してくれば、短期の実質金利はさらに低下し、景気・物価に対する強力な刺激効果が発揮されることになります。」と述べており、量的緩和解除後も当面ゼロ金利が維持されれば、緩和効果が継続することを強調している。
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