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「地球寒冷化説」

 1970年以降に生まれた方などは知らないと思うが、私の年代以上の方にとって地球は寒冷化し、小氷河期に向かうといったことを耳にしていた記憶があるのではなかろうか。私も小学生の頃、マンガ雑誌や科学雑誌などでそのような記事を見かけた記憶もあり、地球は寒くなると信じていた。ところがいつのまにか地球は暖かくなると方向がまったく反対になっていた。地球は寒冷化しているのか、それとも温暖化しているのか。

 気温のデータをみると1940年から1970年あたりにかけては低下傾向にあった。そのために地球寒冷化説が出ていたものと思われる。ところがご存知のように、ここにきて気温が上昇傾向となり、今度は地球温暖化が叫ばれている。

 地球温暖化現象の主犯はご存知、二酸化炭素と言われている。その二酸化炭素の濃度の急激が増加は1940年あたりから起きているそうである。ところがその時期に一時地球寒冷化まで叫ばれていたことを見る限り、二酸化炭素の濃度と気温の関係は相関関係から見るとどうも薄いものと思える。もちろん、素人の私が偉い学者さんに対抗しようとするわけではないが、因果関係が本当にあるのかどうか実際のところは疑わしい。地球温暖化もあくまで学説のひとつに過ぎないのではなかろうか。

 このことは、株価と金利の動きの相関関係にも当てはまるのかもしれない。つまり株価が上昇しているから債券が売られ長期金利が上昇するといったことが解説されていることがある。しかし現実には株価が上昇しても債券も買われ長期金利が低下することが良くある、というか実はそれほど大きな相関関係は見当たらない。

 これは株価と金利を単純に資金の流れからなどから見て、変動要因をそれぞれ株価は債券価格、債券価格は株価のみとして捉えてしまうことによることが原因である。それぞれの変動要因はひとつのみではなく、数多くあるとともにその比重も時間とともに変化するため捉えきれない。少なくとも株価が債券価格に与える影響は言われているほどは大きくはない。むしろそのときおかれたファンダメンタルなどの各種要因を捉えての市場参加者の心理といった不安定なものによって株価と債券価格は決定されている。

 そうは言うものの、景気が良ければ株は買われ、金利は上がるはずではないのかとの指摘もあるかもしれない。しかし現実は今の株式市場と債券市場を見るまでもなく、そんな単純なものではない。いまの債券市場には政府VS日銀などといった一見相場とは直接的な関係がなさそうなものにまで強く影響を受けている。

 結論から言えば、二酸化炭素濃度と気温の関係は、株と債券同様に、それぞれ別な要因が大きく働いていることで、因果関係を指摘するにはかなり無理があるのではないかと思われるのである。だから京都議定書がおかしいとか、環境保全に反対する気はない。地球環境を守るのは多くの生物と共存している知的生命体としての人間の義務でもあるはずである。
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by nihonkokusai | 2005-11-28 14:44 | 趣味関心 | Comments(2)
Commented by ああああ at 2005-11-29 14:28 x
CO2は太陽から来る特定の波長の光を吸収したり地面で跳ね返った特定の波長光を吸収するから、CO2が増えると温暖化するということだそうですが。
今地球にあるCO2の量はそれらの特定の波長の光を100%吸収しているのでCO2が増えても温暖化には影響ないよ、という話を聞いたことがあります。
私も学者じゃないのでよくわかりませんが…。
Commented by nihonkokusai at 2005-11-29 14:52
コメントありがとうございます。

地球に存在するCO2の絶対量が少ないために、多少増えたところで地球環境に影響を与えるほどでもないとの意見も聞いたことがあります。
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