牛熊ゼミナール金融の歴史第37回 BISの設立と金本位制の中断・復帰
第二次大戦後は「中央銀行の中央銀行」として、中央銀行間の国際協力の要として活動しています。中央銀行のための銀行として預金の受け入れ、為替の売買を行っているほか、国際金融問題について各国の中央銀行が討論する機関ともなっています。
第一次世界大戦により、各国政府とも戦争によって増大した対外支払のために金貨の政府への集中が必要となり、金の輸出を禁止し通貨の金兌換を停止せざるをえなくなり、その結果、金本位制を中断し一時的に管理通貨制度に移行しました。
世界最大の為替決済市場であったロンドンのシティが一時活動を停止し、各国間での為替手形の輸送が途絶したことなどが影響しました。1919年にアメリカ合衆国が復帰したのを皮切りに、再び各国が金本位制に復帰し、1925年にイギリスも戦前の交換比率で金本位制に復帰しました。
*** 「牛さん熊さんの本日の債券」メルマガ配信のお知らせ ***
「牛さん熊さんの本日の債券」メルマガ、通称、牛熊メルマガでは毎営業日の朝と引け後に、その日の債券市場の予想と市場の動向を会話形式でわかりやすく解説しています。10年以上も続くコンテンツで、金融市場動向が、さっと読んでわかるとの評判をいただいております。昼にはコラムも1本配信しています。毎営業日3本届いて、価格は税込で月額1050円です。登録申込当月分の1か月は無料でお読み頂けます。ご登録はこちらからお願いいたします。
http://www.mag2.com/m/0001185491.html