「来週の債券相場の予想」
10月31日(月)
日銀金融政策決定会合(議事録要旨12月21日)
福井日銀総裁定例記者会見(15:00)
10月経済・物価の将来展望とリスク評価(15:00)
9月住宅着工統計(14:00)
9月建設受注(14:00)
内閣改造・自民党役員人事
米9月個人所得・消費支出(22:30)
米10月ミシガン大消費者信頼感指数(23:45)
米10月米シカゴ購買部協会景気指数(24:00)
11月01日(火)
10年国債入札
10月新車販売台数(14:00)
10月軽自動車販売台数(14:00)
9月財政資金対民間収支実績(15:00)
米FOMC
米10月ISM製造業景況指数(0:00)
11月02日(水)
11月03日(木)
文化の日
ECB理事会
11月04日(金)
9月全世帯家計調査(14:00)
米10月雇用統計
2005年10月31日~11月4日分
「展望リポートや10年入札動向に注目か」
最近の動き(10月24日~10月28日)
次期FRB議長にバーナンキ氏が指名されたことなどを受けて米債は下落し、ECBの利上げ懸念の強まりから欧州債も下落した。また日本の長期債を保有しているドイツの抵当銀行の身売り説も手伝って円債も超長期主体に売られ、30年債は2.5%台に利回りが一時上昇。しかし27日には月末のエクステンションに絡んだ押し目買いが入ったことから、この超長期主体に急反発となり30年債は2.4%も割り込むなど、かなり値動きの荒い展開ともなった。28日に発表された9月の鉱工業生産指数が予想を下回ったこともあり、10年債も一時1.5%を割り込んだ。
今後の予想(10月31日~11月4日)
今週はいくつかイベントがあり、相場は引き続き波乱含みとなる可能性がある。31 日には日銀の金融政策決定会合が開催され、10月経済・物価の将来展望とリスク評価が発表されるが、4月のリポートに比べてCPIなどの予想が上方修正される可能性が高い。そして、1日には10年国債の入札が実施される。また、2日には内閣改造なども予定され、市場では財務大臣などの人事が注目されている。欧米の長期金利が上昇圧力を強めており、加えて日銀の量的緩和解除に向けた動きなども引き続き材料視されるとも見られるため、神経質な展開ともなりそうである。