「動画」
それはともかく、昨日は自宅のPCの前にいたのですが、引けあと調べものがあって、ふとオリコンのホームページを開いていたところ、無料動画配信サービスがあり、最近のトップ10が動画で見られるようになっていた。これは知らなかったと思ったら、今朝の日経にはこの紹介記事があり、どうも最近始めたようである。Jポップとかにご興味ある方は、ぜひご覧いただきたい。
それはさておき、今後のデジタル関連で注目すべきキーワードは、「ムービー」もしくは「動画」であることは間違いない。iPodの登場で一部マニア(オタク?)向けであったmp3が一般化した。以前にも指摘させていただいたように、今度はパソコンや携帯端末を利用して動画を見ることが一般化するものと思われる。
すでにテレビ機能付きのパソコンは多く販売され、またDVD・HDDレコーダーも普及しつつある。しかし、まだそれはテレビという枠からは脱してない。ネット経由での動画が普及するのはこれからだと思われる。プロバイダーによっては会員向けに動画配信をしているところもあるが、まだテスト段階にあるのではなかろうか。広告付きでも無料配信が増加すれば、閲覧する人口も爆発的に増加する可能性もある。しかも、その動画を携帯端末、たとえば携帯電話で見ることができればかなり便利なものとなり、これがiPodのごとく普及してくる日も近いのではないかと思う。
ネットでの動画は圧縮されているものが多く、閲覧するためのPCもそれなりのスペックは必要となる。現在販売されているものならば問題はないが、数年前のものでは滑らかな映像は見ることは難しいものと思う。現在はオフィース用のパソコンの入れ替え需要もあるようだが、このネットの動画の一般化によっては家庭用パソコンの入れ替え需要も喚起される可能性がある。
携帯電話で動画を見ている人も少ないかもしれないが、FOMAなどは動画の閲覧が可能となっている。私の持っているボーダフォンの V603SHでは、テレビ機能もついておりビデオのようにその録画まで可能となっている。またビデオカメラもついておりMPEG4形式での撮影すら可能で、圧縮された動画の閲覧ももちろん可能である。携帯電話も進化を続けており、来年には携帯向けのデジタルテレビ放送も予定されている。
現在、手軽に街中で音楽が聞けるように、今後は手軽に動画を見るといったことが広まっていく可能性がある。次期iPodにはその機能がついているといった観測も流れている。自分が写したビデオやテレビを録画したものを圧縮して携帯端末に移すには、それなりの知識が必要となるが、フリーソフトでも実は簡単に出来る。もちろん著作権の問題には気をつけてほしいが、テレビの録画が可能な現在、個人で楽しむ分には問題はないのではなかろうか。
gooなどでは、中学生向けの教科書別の動画による英語教室などもある。iPodで英会話を学習している人も多いと思うが、やはり目で見て覚えるとさらに効率的でもある。今後、いろいろなかたちでネットにおける動画配信が普及するとともに、それを持ち歩くことが一般化されるのも時間の問題のように思われる。