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「オタクの区分」

 新聞報道などによると、アンケート調査の結果から野村総合研究所のオタク市場予測チームはオタクの特性を分析して再定義し発表したそうである。「オタク市場予測チーム」というのもすごい気がするものの、なんといっても野村総研である。その分析は面白い。

 まずオタク層に共通する6つの行動特性、

(1)他人に良さを理解してほしいと思う「共感欲求」
(2)何でもそろえたいと感じる「収集欲求」
(3)自分の意見を広めたいという「顕示欲求」
(4)自分なりの考えを持ちたいという「自律欲求」
(5)オリジナル作品を作ったり、改造したりする「創作欲求」
(6)気の合った仲間にだけ分かってもらえばいいと考える「帰属欲求」

 そして、この6つの欲求の濃淡などから、オタク層を次のように5種類に分類したそうである。

 「家庭持ち仮面オタク」(全オタク中25%)は、組立PCやAV機器などを中心に幅広く分布し、小遣いをやりくりしながら家庭内でこっそりと趣味に没頭。オタク趣味をカミングアウトしない傾向にある。旅行分野にも多く、趣味を兼ねて子どもをあちことに連れ回すお父さんが典型例としている。

 「我が道を行くレガシーオタク」(同23%)は、独自の価値観を持ち、情報収集と批評を展開。20~30代の男性に多く、PCやAV機器、ITガジェット、クルマ、カメラなどメカ系と、芸能人分野を中心に分布しているという。

 「情報高感度マルチオタク」(同22%)は自分のこだわりに対して屈託がなく、カミングアウト率も高い。流行に流されやすく、他人を気にする傾向にあるという。女性が多く、複数の分野にまたがっているのが特徴。コミュニティーサイトやネットオークションが大好きで、2ちゃんねるのライトユーザーという人物像があてはまる。

 「社交派強がりオタク」(18%)は、独自の価値観を強く持ち、それをみんなに知ってもらいたいと考えて他人を巻き込もうとするタイプ。ガンダムやドラクエの世界観を引きずり、それに気づかずに30代になってしまった大人が典型例という。

 「同人女子系オタク」(12%)は、コミックやアニメに登場するキャラクターへの愛着が強く、同人誌など創作活動への参加率が高い層。友達に隠れてひそかに持っていた趣味を大人になっても続けている同人誌フリークの女性が典型例としている。男性でも「アキバ系」「萌え系」がこの層に含まれるという。


 物心ついたときにはテレビのアニメを見ており、小学生の頃から漫画雑誌を読みふけり、SF物が大好きで、四半世紀以上も前からパソコンを使っていた私としては、やはりこの「オタク」に組み入れられてしまうのではないかと思う。「情報高感度マルチオタク」と「家庭持ち仮面オタク」あたりに分類されそうである。ただし、ネットオークションは大好きというよりも、そもそもやったことがない。そしてまた、歳を取るにつれてオタク度が低下しつつあるような気もしていることも確かだが。
by nihonkokusai | 2005-10-07 14:09
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