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「中国のGDPが日本を上回る」

内閣府が16日に発表した4~6月期GDP速報値によると、物価変動の影響を除いた同期の実質GDPは前期比0.1%増となり、前期比プラス0.5%近辺かとの予想を大きく下回った。

民間最終消費支出は、実質0.0%(1~3月期は0.5%)、名目マイナス0.3%(1~3月期は0.4%)となった。そのうち、家計最終消費支出は、実質0.0%(1~3月期は0.5%)、名目▲0.3%(1~3月期は0.4%)となった。家計最終消費支出(除く持ち家の帰属家賃)は、実質マイナス0.0%(1~3月期は0.6%)、名目マイナス0.4%(1~3月期は0.5%)となった。個人消費は薄型テレビのエコポイント対象商品が3月末に変更されたことなどに伴う駆け込み需要の反動減が出たため、横ばいにとどまった模様である。

民間企業設備は、実質0.5%(1~3月期は0.6%)と3四半期連続のプラス。民間在庫品増加の成長率への寄与度は実質マイナス0.2%(1~3月期の寄与度は0.0%)。民間住宅は、実質マイナス1.3%(1~3 月期は0.3%)となった。

また、GDPデフレーターはマイナス1.0%(1~3 月期は0.3%)。国内需要デフレーターはマイナス0.7%(1~3 月期は0.6%)。財貨・サービスの輸出デフレーターはマイナス0.5%(1~3 月期は1.2%)、財貨・サービスの輸入デフレーターは2.0%(1~3 月期は3.6%)。

4~6月期GDP速報値が予想を下回ったことで、16日の東京株式市場では売り材料とされたが、

そして日経新聞によると、日本の4~6月期の名目GDPがドル換算で中国を下回ったと伝えた。内閣府の試算によると日本は1兆2883億ドル、中国は1兆3369億ドルとなった模様。ただし、季節調整をかけない原数値での試算のため、暫定的なものではあるがどうやら足元の経済規模は中国が日本を上回ったとみられる。

中国のGDPが日本を上回るのは時間の問題とみられていたが、実際に数値として出てきたことで、とくに米メディアが相次いでこれについての速報を流すなど関心の高さを示した。

これまでの中国の成長力の高さは言うまでもないが、経済規模自体も日本を凌駕してきたことの衝撃は大きい。日本の成長力を高めるにはどうしたら良いのか。デフレ対策と称して日銀の金融政策に責任を負わせるのではなく、日本の成長基盤を再構築し新たな成長産業を掘り起こし、中国と良い意味での経済規模競争を行う必要がある。しかし、そのための司令塔がいない。
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by nihonkokusai | 2010-08-16 12:32 | 景気物価動向 | Comments(0)
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