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「日本初のマネーの製造時期が明らかに」

続日本紀などによると、708年の和銅元年にわが国最初の「公鋳貨幣」として「和同開珎」が律令制府により鋳造されたとされている。701年に「大宝律令」が完成し、平城京への遷都の準備中でもあった矢先に、現在の関東地方の武蔵国秩父郡で和銅が発見された。遷都などで大量の資金が必要としていた政府は、中国などに習って貨幣発行の準備していたところでもあり、政府は年号まで「和銅」と改元して、わが国最初の公鋳貨幣を発行したと記されているものの、実は明確な証拠はなかった。

毎日新聞によると、山口県下関市教育委員会が10日に日本初の流通貨幣「和同開珎」が鋳造されていたとされる同市長府逢坂町の国史跡「長門鋳銭所跡」から「天平二年(730年)」と記された木簡が出土したと発表した。

これまでは前述のように文献史料から「708~760年ごろ」と推定されてきたが、和同開珎の製造時期を初めて裏付ける根拠となる資料が出てきた。参考までに、この和同銅銭には1個1文の価値が付され、江戸時代末までの約1200年間にわたって日本の貨幣制度のなかで重要な役割を果たした通貨である。いわば円のプロトタイプと言える。

その円がドルやユーロに対して買われている。日本の円に対してそれほど魅力があるのか。和同銅銭が長らく流通したのは、それだけ信用力があったためと思われるが、日本の現在の円に対しての信用力はそれほど強いものなのか。

円が強いのではなく、ドルやユーロを弱くさせて欧米の輸出産業の業績改善を計り、景気てこ入れとするとの思惑などがどれだけ働いているかはわからない。しかし、10日のFOMCでのMBSの償還資金による国債への再投資表明などは、かなりアナウンスメント効果を意識したものと言える、その背景にはドル安を意識したものとも言えるのではなかろうか。巨額の債務残高を抱え、デフレは続き、さらに政治も不安定な国ながらも、それでも円の信用力が強いことに越したことはない。しかし、それにより欧米の景気回復のために日本の景気回復が取り残され、実際の国力が落ち込むこととなれば、今の円の強さは虎の皮を被せられた猫に過ぎないこととなる。
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by nihonkokusai | 2010-08-11 11:51 | 趣味関心 | Comments(0)
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