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「7年ぶりに帰ってきたはやぶさと日本のデフレ対策」

昨日5日に、筑波宇宙センターにて開催されている「はやぶさ」特別展で、小惑星探査機「はやぶさ」の回収カプセルの一部を見てきた。2日から始まった展示でヒートシールドは2日と3日だけの公開であったが、インスツルメントモジュールと搭載電子機器部、そしてパラシュートの実物を見ることができた。混んでいるとの情報もあったが、4日はあまり待ち時間がないとの情報もあったことで、夕方4時頃に行ったのだが、待ち時間はゼロであり、じっくりと見ることができた。はやぶさの帰還については、日本の技術を世界に知らしめるなど驚異的なものであり、よくぞ戻ってきたというのが実感である。カプセルを打ち出したあと、本体が燃え尽きる姿はまさに感動的なものがあった。

さて、このはやぶさが打ち上げられたのが2003年5月9日である。5月9日の債券相場を振り返ってみると、当日30年国債が1%をつけるなど軒並み過去最低利回りを更新していた。10年債利回りは0.580%と1%をはるかに下回っていた。

7年ぶりに、はやぶさが地球に帰還するとともに、日本の長期金利も7年ぶりに1%を割り込んだということは、つまりはやぶさが苦労して飛行を続けていた7年もの間、日本のデフレは結果として解消されることなく、長期金利は低位安定し続けていたこととなる。

はやぶさはイトカワへの着陸後、行方不明になり、またエンジンのトラブルにも見まわれながら、もしものことを見通して作っておいたバックアップシステムなどが功を奏し、粘り強い管制により、無事に帰還させている。このミッションそのものを日本のデフレ対策にも応用できないものであろうか。

民主党のデフレ議連などの動向を見る限り、デフレ対策を日銀な押し付けているかのように思われる。その半面、日銀は需給不足を原因とすることで金融政策には限界があるとしている。政府と日銀は協力してデフレへの対応を行っているとしているが、お互いの様子を伺いながらでの姿勢のようにしか見えない。

はやぶさのミッションとデフレ対策を同じように考えることは無理もあろうが、それでもデフレ対策をひとつのミッションとして、政府・日銀・財界さらに学識研究者などを総動員して、一度、具体的な対応策を検討してみてはどうであろうか。たまたま今回は7年ぶりという区切りでもあったことで、今後7年間の間でデフレを解消すべき手段を公の場で検討し、そのミッション成功に向けての具体策を講じてはどうであろうか。もちろん財政再建に向けてのミッションと併用である必要もあるのだが。
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by nihonkokusai | 2010-08-06 11:01 | 景気物価動向 | Comments(0)
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