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「踊る大捜査線3を観てきた」

7月3日の公開初日に「踊る大捜査線3」を観てきた。事前に席を予約できるシステムの劇場で予約開始直後に申し込んだ。「踊る大捜査線2」が実写邦画史上最高を記録しており、当然の如く、公開初日の土曜日で満席と思ったからである。ところが、11時半スタートの部の劇場の席はなんとか7割方埋まったか埋まらなかったか程度であった。ただし、その後の報道によると、全国ではこの日の正午現在で前作対比で102%の入りであったそうである。実際には好スタートを切っていたが、地方の劇場では混雑なく観られたと言う事のようである。

しかし、映画の出来そのものは期待感があまりに強かったこともあろうが、やや不満が残るものとなった。事前から一番気になっていたのが、音楽担当が前作までの松本晃彦から菅野祐悟に変更されていたことである。もちろんメインテーマなど松本氏の曲はそのまま、もしくはアレンジされて残っていたが、菅野氏による曲も多く使われていた。それが自分の中では大きな違和感があった。踊るの世界観は君塚脚本、本広監督とともに松本音楽が柱になっていたはずである。スピンオフ作品はさておき、ナンバリングタイトルで柱のひとつが欠けてしまったと感じた。

青島が係長になるなど7年の月日により、今度の踊るは前作までと異なる面は多かった。もちろん和久さんがいなくなってしまったことによる存在感の欠如はなかなか埋まるものではないが、それを新キャストでカバーしようとの試みでもあった。ただし、新キャストが多くなり、これまでのキャストの連携が薄れてしまったと感じるところにも不満があった。袴田課長を演じた小野武彦氏が、スリー・アミーゴーズではなく刑事課長として青島たちと絡みたかったとの発言が雑誌にあったが、まさにほしかったのがそこの部分であった。

とは言うものの、2時間を超す上映時間ながらまったく飽きさせず、楽しまさせてくれたことも確かである。昔の「踊る」への思い入れが強すぎて、音楽担当の変更や、昔のメンバーの絆が意識されてしまった面もある。また、今回からあらたな踊るがスタートとも思われる内容であり、その分の物足りなさも感じさせたこともややマイナス要因となった気がする。しかし、その分、次回作への期待感にも繋がることも確かである。ただ、できれば次回作の音楽担当は松本氏に戻してほしい。
by nihonkokusai | 2010-07-07 18:37
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