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「日銀短観の改善は無視するべきではない」

6月の日銀短観によると、景況感の目安となる大企業製造業の業況判断指数DIはプラス1となり、2008年6月調査以来2年ぶりのプラスに転じた。市場予想はマイナス3近辺であり、この予想も上回った。改善は5期連続となる。9月の先行き予測はプラス3とさらなる改善を予想している。中国やインドなど新興国経済の景気回復を受けて、製造業主体に景況感の改善が続いていることを示した。また2010年度の設備投資計画(含む土地投資額)では、大企業製造業で前年度比プラス3.8%となり、こちらもプラスに転じている。プラスは2007年度以来3年ぶりとなる。

業況判断指数DIは大企業製造業の改善が目立つものの、非製造業も前回から9ポイント改善のマイナス5となり、また中堅、中小も製造業主体に大きく改善傾向を示している。

特に大企業製造業の業況判断指数DIのプラス転換は、株価にとってもあまり無視はできない。足元の相場は米国景気の二番底への懸念などで株式市場は弱含みの展開となっているが、景気回復そのものの流れが阻害されているわけではない。あくまで「懸念」を材料に仕掛け的な動き入っているとも言える。

もちろん今後の景気減速の可能性がないと言うわけではないが、この短観の数値も無視すべきではない。大企業製造業の業況判断指数DIのトレンドと東京株式市場のトレンドはこれまでの結果から見る限り、かなり連動性が高いことも確かである。
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by nihonkokusai | 2010-07-02 09:57 | 景気物価動向 | Comments(0)
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