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10年債利回りは一時1.2%割れ

 欧州の金融不安の再燃に加え、朝鮮半島における緊張の高まりなどを受けて、昨日の日経平均株価は、一時前日比300円を超す大幅な下げとなった。昨日の債券先物は前日比38銭高の140円63銭まで買われ、中心限月としては2008年3月以来の高値をつけた。昨日の大引は前日比35銭高の140円60銭となったが、その後のイブニングセッションでもさらに買い進まれ、イブニングセッションでは、15時の引けからは28銭高の140円88銭の高値引けとなった。

 昨夕、外為市場ではユーロ売りが強まり、ユーロ円は110円を大きく割り込み、一時108円83銭と2001年11月以来の水準まで、円買いユーロ売りが進んだ。昨日の欧州市場では、金融システムへの警戒感があらためて材料視され、株式市場は銀行株主体に下落し、朝鮮半島での緊張の高まりにより、安全資産としてドイツ債は買われ、ドイツ連邦債10年物の利回りは、過去最低の2.556%に低下した(ロイター)。

 LIFFEの円債先物は、さらに買い進まれ一時141円ちょうどまで買い進まれた。現物債も昨日の引けあとにさらに買いが入り、10年307回債は心理的な節目である1.2%を割り込んで、1.190%まで買われ、昨年12月以来の水準に低下した。また超長期債も買われ、20年117回債利回りも前日比0.05%低い1.965%、30年32回債利回りも同0.05%低い2.045%にそれぞれ低下した。

 そして、昨日の米国市場では欧州市場での株安やドイツの長期金利低下などを受けて、早朝から米債は買われ10年債利回りは、一時3.06%と2009年4月以来の水準まで低下し、朝方にダウ平均株価は、一時1万ドルの大台を割り込み、9774ドルと2009年11月以来の安値水準をつけた。しかし、引けにかけて急速に下げ幅を縮小する展開となり、昨日のダウ平均は結局、前日比22.82ドル安の10043.75ドル、ナスダックは同2.60ポイント安の2210.95で引けた。

 このように25日の夕刻の日本の債券市場から、欧州市場、そして米国市場にかけての相場は大荒れの展開となった。しかし、米国株式市場が引けにかけて急速に値を戻したことから、相場は落ち着きを取り戻す格好となった。今回の相場変動はあくまで不安心理が値動きを荒くしたとみられる。
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by nihonkokusai | 2010-05-26 12:26 | Comments(0)
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