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「国の借金」

 財務省が発表した「国債及び借入金並びに政府保証債務現在高」によると2010年3月末現在の国の借金である国債と借入金の合計が882兆9235億円となり、過去最高額を更新した。

 主な内訳は普通国債が593兆9717億円、財投債が122兆2253億円、借入金が56兆4063億円、政府短期証券が106兆281億円となっている。

 前年度末に対する増減は、普通国債が48兆360億円の増、財投債が8兆8248億円の減、借入金が1兆1598億円の減、政府短期証券が2兆4545億円の減となった。

 前年度末に対する増減を見てわかるように、国の借金の増加は普通国債の増加によるものである。リーマンショック後の景気の低迷などにより、税収が大幅に減少したことに加え、積極的な財政政策により国債発行額が膨らんだ。

 2010年度も当初予算で44兆円規模の新規国債が発行される。菅財務相は2011年度も44兆円規模に抑えると発言したが、現実にはかなり難しいといわざるを得ない。このまま毎年度50兆円規模もの国債が新規で発行され続けるとなれば、いずれ身動きが取れなくなる可能性がある。
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by nihonkokusai | 2010-05-13 10:42 | Comments(3)
Commented by 348ts at 2010-05-14 18:41 x
またまた50兆円規模の新規国債発行ですね・・・
もう麻痺しているとしか・・・
ドイツやフランスの国家予算規模を丸々赤字国債で・・・
もう尋常じゃないですね。
一番の問題は、国民の認識が甘すぎるということ。
選挙の争点として財政再建が一番にこなければだめでしょう。
経済破綻するくらいならデフレのままの方がましです。

Commented by 348ts at 2010-05-14 18:41 x
しかし、日本国債の引き受けが95%国内だから問題はないと断言する人がいますが、普通に考えれば、国債が暴落した際の損失を95%国内が受けることになるわけです。
ギリシャのように隣国(しかも通貨共同体)がソブリン債を保有している場合は、損失の影響を勘案して、支援策を周りが考えてくれますが、日本の場合、そんな支援は期待できないということです。
よく借金で苦しいと謙遜する人に向かって、「借金できるということはそれだけ信用されていることだ」と褒めたりしますが、その考えでいけば、日本は財政面では外国から信用されていないということを意味します。

それはいいとして、管理人さんは長期金利が何%くらいで危険水準だとお考えですか?
私は1.5~2.0%でもう危ないのではないかと素人考えをしています(この水準に至れば、国債を大量保有している民間金融機関が損失回避で売りに入るでしょうし、ヘッジファンドの動きがそれに拍車をかけるでしょうし、あっという間に3%とか4%に逝ってしまうような気がしてなりません)。
参考までにプロのご意見をお聞かせいただけるとありがたく思います。
Commented by nihonkokusai at 2010-05-17 07:55
348tsさん、コメントありがとうございます。

私も348tsさんのご意見に同感です。国内資金で賄ってしまっている分、実際に日本の財政への懸念が強まった際には、海外からの支援が難しい上、国内の金融資産に多大な影響を与えます。

 長期金利の動きについては、心理的な壁として2.0%があります。これまでも何度か2.0%に接近し跳ね返されてきました。しかし、その跳ね返りがなくなってしまった時、長期金利の上昇に拍車がかかるのではないかと懸念しています。

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