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ネットが変えるメディアの在り方

 原口総務相は、記者会見で私のツイッターによる災害対策情報提供について、記者の1人よりなりすましの危険もあり不適切ではないかと質問があったことをツイッターで明らかにした。

 ここにきて新たなネットの主流のひとつとなりつつあるツイッターは、匿名で入れることから「成りすまし」の可能性がある。実際に鳩山首相がツイッターを開始する前に「成りすまし」が出てきていたことがある。

 しかし、原口総務相はかなり以前からツイッターを始めており、その内容から本人であることは5万人を超すフォローは認識しているはずであり、この場合に「なりすましの危険性」はなかった。もちろん自然災害や事件性のあるもので政府関係者を名乗る偽のツイッターが情報操作をする可能性はないとは言えない。しかし、ツイッターに関しては少なくとも固有名が出てくれば、ツイッター内での本人確認が自然発生的に行なわれ、本人かどうか特定するのにさほど時間はかからない。

 ツイッターはSNS等に比べてオープン性を持っており、さらにブログで起きるような炎上も起き難い仕組みとなっている。特定のつぶやきに対して攻撃しようにも、直接攻撃する術はない。ただし、書き込み本人がフォローしている人が反論すればそれは書き手に繋がるが、それは攻撃といったものとはなりえず、悪質なものならばフォローを解消してしまえば済む。つまりは、情報伝達手段としてのツイッターは、これまでのネットのコンテンツに比べ、匿名での投稿を可能にしながらも、実名での投稿でもブログなどに比べてリスクは比較的少ない。

 原口総務相への質問者には特に他意はなかったのかもしれないが、それはメディアそのものの危機意識から出た質問のようにも思われる。つまり、これまで政府高官からの発言は常にメディアを通じて我々は見聞きしていた。しかし、それが直接、ツイッターといった手段で発言内容が伝われば、時間的な速さばかりでなく、マスコミというフィルターを透すことなく、直接的に一般人が入手可能となる。これは今後、ツイッターがメディアの在り方自体を変える可能性を秘めているということの表れではなかろうか。
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by nihonkokusai | 2010-03-03 09:03 | Comments(0)
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