「スワップ市場から仕掛け的な動き拡がる」
実際に22日の債券市場では、超長期の売りが現物全般に波及し、債券先物のも久しぶりに仕掛け的な動きが見えた。先週あたりのスワップの超長期ゾーンの動きは、道路30年債のディープ・ディスカウント債発行による影響との指摘もあった。ここにきてのスワップでの超長期ゾーンの払いは、道路債や結果が低調となった20日の20年国債のヘッジの動きなども入った可能性があるが、それとともに国債需給の悪化を意識してスティーニング・ポジションを形成してきていることが要因ではないかと思われる。
またこれまでのヘッジファンドなどとは別の海外からの新手が入ってきたのではないかとの観測もある。いずれにせよ、ここにきてヘッジファンドもだいぶ息を吹き返してきたところも出てきたことで、あらためて市場に参加してきたところもありそうである。
ヘッジファンド等のあらためた参入により、市場は膠着相場を離れ動きを取り戻してくる可能性がある。今後も超長期ゾーン主体にがやや荒れた動きをする可能性がありそうで注意も必要か。