「8月全国消費者物価指数(除く生鮮)は前年同月比マイナス2.4%」
昨年の原油など商品価格の急上昇の反動といった面もあるが、景気悪化に伴う需要不足の影響も大きく、変動が大きい生鮮食品を除く食料は2006年8月以来のマイナスに転じた。
需要の後退により企業も衣料品などの価格引下げを余儀なくされているようで、同時に発表された9月の東京都区部の消費者物価指数も、コア指数は前年同月比マイナス2.1%となったが、衣料品などの下落幅は前月より大幅に拡大していた。下落率は前月の1.9%を上回り、こちらも比較可能な1971年以降で最大の落ち込みとなった。