「5月の貿易統計」
財務省が24日に発表した5月の貿易統計によると、輸出は対前年同月比40.9%減(4月は同39.1%減)となり、輸入は対前年同月比42.4%(同35.8%)の減少となり、差し引き2998億円の黒字となった。前月に比べ輸入の減少が目立った。
地域別にみると
対米国では5月は輸出が45.4%減(4月46.3%減)、輸入が30.3%減(同29.3%減)
対EUでは5月は輸出が45.4%減(4月45.4%減)、輸入が28.8%減(同31.2%減)
対アジアは5月は輸出が35.5%減(4月33.4%減)、輸入が36.3%減(同28.4%減)
対中国では5月は輸出が29.7%減(4月25.8%減)、輸入が32.0%減(同21.7%減)
輸出については、4月はEUを中心に改善傾向を示していたが5月は中国向け主体に減少していた。輸入については対EUで改善したものの対アジアや対中国で大きく減少した。1~3月期に比べ4~6月期の景気回復期待が強まっているが、4月に比べて5月はやや足踏み状態となっている。