3月23日にスタートしたミニJGB先物は、3月23日と24日、そして4月24日に値がついただけとなり、事前に予想された以上に低迷している。ネット証券などが参入を手控えたことで個人投資家の参入もなく、また期待された海外投資家の参入も今のところ見られていない。ここにきてJGB先物(ラージ)がレンジ内での動きが続くなどしていることで、値動きが乏しくなっていることもひとつの要因であろう。また、個人投資家にとり債券は株式などに比べてわかりづらいという面も参入への障壁となっていると思う。しかし、JGB先物(ラージ)は非常に流動性の高い先物取引のひとつでもある。ミニ日経平均先物が活況を呈していることを考えれば、ミニJGB先物についてもいったん参加者が出てくれば、それなりに大きなマーケットとなる可能性を秘めている。東証もさらにアピールを続けて、せっかくできた市場をぜひ盛り上げていってほしい。