牛さん熊さんブログ

bullbear.exblog.jp ブログトップ

<   2009年 06月 ( 35 )   > この月の画像一覧

「膠着感強まる株式市場は急騰の前兆か」

 ここにきて日本の株式市場は1万円という大きな節目を前に膠着感が漂う展開が続いている。米国株式市場も同様に膠着相場となっていることによる影響もある。膠着相場はその後、大きな変動を伴うことが多い。今回の場合には、上か下かどちらに動くのか。

 日本の株式市場は動かなくなってはいるが、上値が重いというより底堅さに違和感を感じている人も多いのではないか。輸出や生産の回復などから政府や日銀は、景気の現状判断の上方修正をしている。ただし、雇用の悪化などによる個人消費などへの懸念から、日銀では内需を中心にリスクが大きい点も指摘している。

 米国では5月の雇用統計を受けて利上げ観測が強まったといわれるが、確かに中短期の金利が跳ね上がったとはいえ、本気でFRBの利上げを予測している市場参加者は少なかろう。つまり、市場参加者による今後の景気認識は強気よりも弱気の方が多いことは容易に想像できる。

 相場は美人投票であり、他の人の多くが弱気と見ればそちらに投票する必要がある。しかし、相場参加者の予想の方向性が似通っていた場合には、相場は反対方向に行く場合が多いことも経験上言える。

 株式市場ではどちらかといえば全体としてはショート・ポジションが多く積み上がっている可能性があり、それがむしろ相場を下支えしていた部分もあろう。

 移動平均線などからのテクニカル上も、きっかけ次第で日経平均は上に跳ね上がる可能性を強めている。今回の株式市場の膠着相場は、その後の急反落を予想してのものかと思っていたが、いずれ大きな下げがあるにせよ、その前に株価は大きく跳ね上がる可能性を見ておく必要がありそうである。
[PR]
by nihonkokusai | 2009-06-10 10:20 | 投資 | Comments(0)

「中央銀行による国債買入の目的とその効果」

 日銀の水野審議委員は講演「最近の経済情勢と中央銀行の政策対応」の中で、主要中央銀行が行なっている国債買い入れの狙いについて述べている。

 BOEの国債買入の目的は3月5日のMPC声明文によると、中期的なインフレ率目標を達成するためにマネーと信用の供給量の拡大を通じて名目支出を拡大させることとしている。また、FRBについては、国債買入れは信用緩和政策の一環と位置付け、モーゲージ金利の低位安定を期待したエージェンシーMBSの購入等を補完することが目的とみられる。

 ただし、ECBに関してはユーロ圏諸国の国債買入れに慎重である。これはユーロ圏には、財政規律の重要性等が明記された「成長安定協定」が存在し、財政政策との役割分担を明確にしているためと水野委員は指摘している。それとともに、ひとつの国の中銀ではないことで、個別の国債を購入しにくい面もあるとみられる。

 2001年3月~2006年3月まで、国債買入を含めた量的緩和政策を採用した日銀の事例からは、ベースマネーは膨張したもののBOEの目的としたマネーサプライ(マネーストック)の供給量の拡大への影響という面では限定的であった。効果という観点からは、景気刺激効果よりも金融システム対策として機能したという印象が強いと水野委員は指摘している。

 FRBの米国債買入れの目的は「民間クレジット市場の改善を企図」したとしている。確かにFRBによる国債買入のアナウンスにより、クレジット・スプレッドは全体的に縮小した。しかし、その縮小の反動が起きたことでモーゲージ金利が乱高下し、それが米長期金利の上昇を招いた。FRBによる米国債購入は必ずしもモーゲージ金利とともに米長期金利そのものの低位安定にはつながっていない。

 現在のBOEやFRBは日銀に比べ大規模な国債購入を行なっているが、日銀のように限度額に対してルールを設けていない。水野委員は米英が日本に比べてインフレ期待が高いことで、現在低下傾向にあるインフレ率に、将来何らかの影響を与えるリスクにも注目したいとしている。

 また、「中央銀行は財政面からの景気刺激策による長期金利の上昇圧力を意識せざるを得ないだろう」との見方があることを水野委員は指摘している。

 今後の国債増発に絡んでの長期金利上昇懸念から、中央銀行への国債買入れ増額の期待感が強まることが考えられる。しかし、それに関与すればするほど市場が依存するようになり、マーケットの価格形成機能を大きく歪め、長期金利の低下を促すどころか、急上昇を招く要因にもなりかねないことも考慮する必要がありそうである。
[PR]
by nihonkokusai | 2009-06-09 13:46 | 日銀 | Comments(0)

「量的緩和政策と信用緩和政策」

 日銀のホームページに5月28日の水野審議委員による講演「最近の経済情勢と中央銀行の政策対応」の要旨が公表された。たいへん興味深い内容となっているが、この中から、現在、主要中央銀行が行なっている政策対応の違いについて見てみたい。

 FRB(米国連邦準備制度理事会)、ECB(欧州中央銀行)、BOE(イングランド銀行)、そしてBOJ(日本銀行)ともにすでに政策金利は大幅に引き下げている。事実上の「ゼロ金利クラブ」が形成されているが、実はそれぞれ現実には完全なゼロ金利としていない点も共通である。

 これに対し水野審議委員は、日本におけるゼロ金利政策や量的緩和政策の経験から、政策金利をゼロにしてしまうと短期金融市場の機能を失うという副作用について指摘している。欧米の中央銀行は今回の政策対応に関して、かなり日銀の政策を研究・分析していたことは間違いないと思われる。

 非伝統的な金融政策としては政策金利の大幅な引き下げに加え、潤沢な流動性供給を通じた金融市場の安定維持と、クレジット市場などの機能回復を促す措置も挙げられる。

 また非伝統的な金融政策の分類について、水野委員はバランスシートにおけるリスクと超過準備の取り扱いに基づく概念的な分類を挙げている。そのひとつが、バランスシート上にクレジット・リスクのある金融資産を計上すると同時に、超過準備は全て吸収するという「信用緩和政策(Credit Easing Policy)」である。また、バランスシート上にクレジット・リスクのない国債等の安全な金融資産を計上し、超過準備を供給することを「量的緩和政策(Quantitative Easing Policy)」と分けている。

 これによれば、BOEはこれまで買い入れた資産の大半が国債であり・リスクを限定的にしか取っていないため「量的緩和政策」としているが、ECBとFRBは「信用緩和政策」であると主張している。ただし、この分類から言えば、特にFRBは3月に米国債の買い入れを発表したことで、「量的緩和政策」と「信用緩和政策」のハイブリッド型の非伝統的金融政策にシフトしたと考えられると水野委員は指摘している。

 日銀については、必要なところに必要な資金を供給しており、結果としてはこの分類からはハイブリッド型と言えるが、積極的に超過準備を供給しているわけではないことで、かなり信用緩和政策に近いものといえよう。
[PR]
by nihonkokusai | 2009-06-09 10:44 | 日銀 | Comments(0)

「収穫」

 8日は前日の雨模様から夏の日差しが回復したことで、庭の草取りと畑の作物の収穫を行なった。この時期は草が延びるのが早く、少し前に草取りをしていたところもすでに草が伸びており、まさにイタチゴッコ。除草剤はなるべく使いたくないため、今後も人力で対応していくしかない。

 畑の作物も順調に生育しており、8日に三女が植えたジャガイモとタマネギを収穫した。ジャガイモはやや小粒ながらもそこそこの量を収穫し、タマネギについては店頭に並んでいるものと遜色ない大きさに育っていた。

 早速、夕食に収穫したばかりのジャガイモをじゃがバタにしてもらい、タマネギはサラダで生のまま食した。取立てほど美味しいものはない。ジャガイモはほくほくしており、タマネギはピリッとした辛さがあった。

 トマトやキュウリなども順調に育っており、夏にかけてのさらなる収穫が楽しみ。
[PR]
by nihonkokusai | 2009-06-08 10:07 | 趣味関心 | Comments(0)

「ETC」

 6日にオートバックスから予約していたETCが入荷したとの連絡があった。すでに助成金は受けられず本体と取り付け料込みで1.6万円程度の出費となるが、高速の割引制度を受けるにはETCが必要であり、7日に取り付けしてもらった。突然の入荷の電話であったことで、ETCカードも用意しておらず、早速手元にあるクレジットカードでのETCカードの申し込みを行なった。

 どうやら我が家には政府の助成金制度は縁がないようである。昨年、13年以上乗っていたルシーダから低燃費(75%減税適応)のフリードに乗り換えた。今年であったならば新車購入補助制度を売れられた。また、昨年に家に新規でエアコンも3台購入していた。液晶テレビはすでにあり、こちらはしょうがないとしても、どうも我が家は政府の対応とタイミングが合っていないようである。
[PR]
by nihonkokusai | 2009-06-08 10:07 | 趣味関心 | Comments(0)

「有り得ないから、もしかするとに」

 先週末5日に発表された5月の米雇用統計では、失業率は9.4%と前月の8.9%から上昇し、1983年7月以来の水準に悪化した。これに対し、非農業雇用者の減少数が34.5万人と市場予想を下回り、4か月連続で縮小し、縮小幅は過去8か月で最小となった。

 ここにきて発表される米経済指標は改善を示すものが目立ち、景気の底打ち期待も強まった。米国債券市場では、当面、FRBは実質ゼロ金利を継続させるものの、景気回復への期待や国債需給への懸念などにより、長期債の売りに比べて中期の売りが限定的となり、中期と長期との利回り格差は拡大していた。

 イールドカーブで見ればスティープ化を意識したポジションを積極的に作っていた投資家もいたとみられる。ところが、先週末はもしかするとFRBは、ありえないと見ていた年内の利上げをしてくるのではないかとの見方が出てきた。

 米アトランタ連銀総裁が4日に、金融引締めまでの時間はかけ過ぎるべきではない、との見解を示していたこともあり、先週末の米国債券市場は、利上げを意識しての急落の展開となった。

 特にスティープ化を意識したポジションを解く動きも加わったことで、米債は中短期債主体に売り込まれ、米2年債の利回りは、前日比+0.34%の1.30%までに急上昇(価格は急落)した。米10年債の利回りは、同+0.12%の3.83%に上昇した。ちなみに、先週の米10年債の利回り上昇幅は過去6年近くで最大を記録した。
[PR]
by nihonkokusai | 2009-06-08 09:38 | 債券市場 | Comments(0)

「来週の債券相場の予想」

 国債入札は9日に30年債、11日に5年債が予定されている。それぞれ買い手が存在することで無難な入札が予想される。ただし、7月から17兆円規模の国債が増額される。昨年の税収不足や今年度の税収見積もり修正などによる年末に向けての国債増発も確実視されている。7月以降の国債入札動向を見極めたいと、予想以上に投資家が慎重となる可能性もある。また、米国では総額650億ドルの国債入札が実施される。9日の3年債350億ドル、10日の10年債190億ドル、11日の30年債110億の入札が予定され、それぞれの動向も注目されよう。

 債券先物は6月11日に6月限の最終売買日を迎える。中心限月移行に伴う6月限への買戻しの動きはかなり進んできていることで、踏み上げといったことは考えづらい。むしろ6月限の買戻し圧力の後退に伴って、9月限主体に売り圧力が強まる可能性もある。

 長期金利は6月3日に昨年10月以来の1.55%をつけてきた。1.5%台後半では投資家の押し目買いも控えているとみられるが、マインドが弱気に傾きつつあるため、ここは通過点となる可能性が高い。景気動向や欧米の債券市場の動向を睨みながら、長期金利は1.6%に向けて上昇してくるものと予想している。

予想レンジ 1.45%~1.60%
[PR]
by nihonkokusai | 2009-06-05 16:49 | 債券市場 | Comments(0)

「ヘビ騒動」

 昨日、自宅から玄関前にヘビがいるのでどうしたら良いかとの電話があった。私はヘビが大の苦手だが家人も同様。しかし、その時間帯に都内にいる私はどうしようもない。家に入ってくる可能性もあるため、なんとかするようにと伝えた。

 自宅では庭に二匹のネコが居座っている。娘達が餌をやっているが、このネコ達はなかなか狩りがうまくネズミなどとともにヘビも捕まえてくる。今回もガーディアンとして期待したが、何故か肝心なときにいなかったようである。

 少し時間が経過して、家人が毒蛇のリスクを考慮して完全防備でそのヘビをビンに閉じ込めることに成功したと電話があった。近所の人に聞いたところマムシなどの毒蛇ではなく、ジムグリ(地もぐり)と呼ばれる種類のヘビの子供だったとか。

 ジムグリは主にネズミなど小型哺乳類を食べているそうだが、鳥なども餌にしている。我が家の玄関の軒先にはツバメが巣作りをしており、それを狙ってきたとも考えられる。

 その捕獲したジムグリは私はさすがに処分できず、近所の方にお願いした。我が家にいつくネコは、捕まえたビンの中のジムグリを興味津々で見ていたようだが、しっかり課せられた働きをしてほしいものである。餌もらっているんだから。
[PR]
by nihonkokusai | 2009-06-05 10:26 | 趣味関心 | Comments(0)

「ECBとBOEは政策金利を据え置く」

 昨日のECB理事会では、政策金利を年1.0%のまま据え置いた。ドイツのメルケル首相は、ECBが量的緩和に踏み込むべきではないと牽制していたが、ECB内部で急激な金融緩和に対する警戒感が強まったと見られると日経新聞が報じていた。

 トリシェ総裁は定例理事会後の記者会見で、常に成長率が低いと述べ景気判断を下方修正した。2009年のユーロ圏の実質成長率をマイナス4.6%と見込み、3月時点の予想から2ポイント近い大幅な引き下げとした。ただし、トリシェECB総裁は、第1四半期は極めて弱かったが、年内の経済成長はマイナスの度合いがかなり縮小すると予想するとも発言した。

 カバードボンドの600億ユーロの買い入れについては、発行市場と流通市場の双方から格付けがダブルA以上の債券を買い入れると表明し、この買い入れは、2010年6月末までに終了するした。

 イングランド銀行も昨日の金融政策委員会で、政策金利は据え置いたが、そのイギリスでは、ブラウン首相が辞任するのではないかという根も葉もない噂が流れ、英ポンドがやや売られた。
[PR]
by nihonkokusai | 2009-06-05 08:44 | 日銀 | Comments(0)

「債券先物への買戻し」

 本日4日の午前中の債券先物への買戻しの動きは、ずいぶん派手なものとなっていた。特に10時15分あたりの買いは3千億円を超す出来高を伴っての買いとなっていた。前日3日の債券先物6月限の建て玉は5千億円近く減少していたが、3日の債券先物はあまり派手な動きは見えず、限月間スプレッド取引を利用してのロールオーバー主体の動きではなかったかと思われる。

 ところが、今日の債券先物の動きは、何かしらのきっかけで一気に買い戻しを入れた格好となっていた。ロールオーバーに伴っての動きというより、ヘッジ売りの買戻しの動きともみられた。

 現物債をみてみると、2日の入札もやや低調で相対的にも上値が重くなっていた10年国債に買いが入った。この10年債を中心に国内投資家からそこそこまとまった買いが入ったことが、前場先物の買戻しのきっかけになった可能性もある。海外のCTAなどの買戻しの動きもあったとみられるが、国内投資家さんによる先物買戻しの可能性もありそう。

 米国の長期金利も4%が見えてきたことで、ここは長短金利差からみてもそろそろ良いところともなり、米国債も押し目買いが入ってきていたことや、日本の長期金利の1.5%乗せとなったことで、投資家は10年主体に買うタイミングを見計らっていたと思われる。

 現物10年301回は3日に一時1.550%まで利回りが上昇していたが、本日は引けにかけて1.505%と1.5%近くまで買い進まれた。この10年に買いが入ったことで、地合が一気に好転してきたように思われる。来週11日の債券先物6月限の最終売買日を控え、先物にはポジション調整の動きも入りやすくなっていた。5月末近くの債券先物の建て玉の大幅増加には、CTAなどの海外投資家とともに銀行さんなど国内勢による売りヘッジが入っていた可能性があった。懸念された10年入札も終了し、明日の米雇用統計などを前にして、本日、買戻しの動きを強めてきた可能性がある。
[PR]
by nihonkokusai | 2009-06-04 16:50 | 債券市場 | Comments(0)
line

「債券ディーリングルーム」ブログ版


by nihonkokusai
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー