牛さん熊さんブログ

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「米0.5%の利下げ」


FRBは昨日開催されたFOMCで、政策金利であるFF金利誘導目標値を0.5%引き下げて、年1.0%とすることを全員一致で決定し即日実施した。政策金利の年1.0%は4年4カ月ぶりの過去最低水準となる。FOMC後に発表された声明文では、下記のような文面が入り、追加利下げの可能性を示唆したともいえそうである。

In light of the declines in the prices of energy and other commodities and the weaker prospects for economic activity, the Committee expects inflation to moderate in coming quarters to levels consistent with price stability.

「燃料価格や商品価格の下落、経済見通しの鈍化を受けて、委員会はインフレは向こう数四半期緩和すると予想している」

Nevertheless, downside risks to growth remain. The Committee will monitor economic and financial developments carefully and will act as needed to promote sustainable economic growth and price stability. 「しかしながら、成長の下方リスクは残る。委員会は経済や金融状況を注意深くモニターし、安定的な経済成長や価格安定化にむけて必要とあれば行動するであろう。」

FRBは29日に経済危機に直面した国の中央銀行に緊急でドル資金を供給できるスワップ協定を新興国にも広げ、新たにブラジルやメキシコ、そしてシンガポールや韓国の4カ国を加えたとも報じられた(朝日新聞等)。規模はそれぞれ300億ドルとなる。これを好感して本日の韓国ウォンは急反発し韓国株式市場も大幅上昇となった。

またIMFは支援が必要になった国に素早く資金を供給できる融資制度を発足したとも伝えられた。「短期流動性融資制度(SLF)」で、規模はIMFが融資できる総額の半分にあたる最大1千億ドル程度の見込みで、トルコや韓国、メキシコの利用が予想されているとも伝えられた。
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by nihonkokusai | 2008-10-30 10:14 | 国際情勢 | Comments(0)

「日経による日銀の利下げ観測記事」

 日本時間の昨夜2時頃に、QUICKは日経新聞が31日の金融政策決定会合で0.25%の利下げの実施を検討と伝えた。またもや、マスコミによる事前観測報道であり、しかも、ブラックアウト期間に入るタイミングを狙ったかのような報道でもあった。政策金利を引き下げる検討に入ったとの記事だが、はたして誰がどのように検討しているということなのか。28日には、日銀に理解を示しているといわれる与謝野馨経済財政担当相が、「0.5%の政策金利を0.25%に下げても経済に対する効果は全くない」と述べながらも、「日本も利下げするのは国際協調の重要な証しの意味がある」とも発言しており、利下げの可能性を滲ませていた。

 今回の日経はあくまで観測報道であり、この記事から現実の利下げを促そうとしているわけではないと思うが、こういった事前報道は、2006年1月の際の利上げ観測報道のゴタゴタから本来控えられるべきではなかったのか。金融政策は、あくまで政策委員の票決によって決定されるものである。

 とはいうものの、今回の日銀の利下げ観測記事も、ここにきての嫌なマインドを多少なり払拭させるかたちとなり、市場で日銀の利下げが織り込まれていった際に日銀はこのマーケットの動きをどう意識してくるのかも興味がある。もちろん市場に促されての利下げといったことは極力避けたいはずではあるが。

 日銀がもし金融危機対応と日本の景気を意識して本当に利下げを検討しているのなら、今回のようなある意味非常時には、トリシェECB総裁のように総裁がそれなりの示唆を事前に直接した方が良いと思われる。今回の日経記事をきっかけに、公定歩合の頃からのマスコミのスクープ合戦がまた再燃してしまう可能性がある。2006年1月のゴタゴタをきっかけに、日本銀行、市場、マスコミそして政府関係者も含めて、学習を重ねて行くことで、市場との信頼を回復して、対話もスムーズにさせるはずではなかったのか。
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by nihonkokusai | 2008-10-29 10:00 | 日銀 | Comments(0)

「牛さん熊さんの本日の債券、引け後」

・・・・・・・・・・引け後

熊「後場に入り、あきらかに地合が変わったと作者がぼそっと言っていた」
牛「これは債券市場のことではなく、東京株式市場の動向」
熊「公的年金の買い、いわゆるPKO(PRICE KEEPING OPERATION)と呼ばれる買い支えが入ったのではないかとの観測もあったが」
牛「それにしては、買い方が一時的でなく、波のように時を置いて入るなど、変った買い方でもあり」
熊「新日鉄やソニーなど一部銘柄が妙にしっかりとなる反面、銀行株など売られた銘柄は戻りは限られ」
牛「買っているとみられる銘柄が限定されているものも、その戻り方がややこれまでと違っていたようにも」
熊「今日の後場から空売り規制が入ったことによることが要因かもしれないが」
牛「この株の戻りに呼応したかのように、東京市場の引けにかけて、今度は為替市場が急激な動きに」
熊「これまで大きく売られていたユーロや新興国通貨に買戻しの動きが強まり」
牛「たとえばユーロ・円など14時半あたりは117円代たりだったのが、15時前に一時120円台に」
熊「ドル・円も同様に94円台あたりから、一時96円台に」
牛「この急激な外為市場の巻き戻しの動きは、一見、動きだけからは介入が入ったようにも思われたが」
熊「しかし、仮に介入だとすれば、かなり広範囲の通貨に入ったこととなり、しかも日本時間の引け際にするかな」
牛「日本の財務省・日銀の単独介入というのも、この動きからは考えづらく」
熊「現実としての協調介入も考えづらいことで、やはり株と同様に売られすぎの反動の動きと見て良いようにも」
牛「とりあえず少し落ち着いてから、この戻りの要因も明らかになるとみられるが」.
熊「これで株式市場が底打ちの見るのは早計だけど、しかし、そろそろいったん売りづらくなってくるのも確かかと」
牛「そんな中、債券市場はこういった動きに、あっけに取られていた感もあって」
熊「後場に入り、特に現物の商いはやや鈍っていたような感じもするが」
牛「20年国債の入札結果は最低落札価格100円35銭、平均落札価格100円43銭、応札倍率は3.52倍となり」
熊「テールも前回に比べて短いし、居所からも順調な落札結果となった」
牛「しかし、株の上昇もあり、債券先物は戻り売りに押され」
熊「特に引けにかけてはさすがに、円安株高の動きを受けて」
牛「債券先物は動きが鈍り、前日比90銭安の137円25銭の安値引けとなった」
熊「10年296回も引け後に、前日比+0.055%の1.530%に利回りが上昇したが」
牛「20年105回は前日比-0.015%の2.165%が、引けあとも一時買われるなどしっかり」
熊「しかし、株や為替など、売られるときも早いが、戻りだすとそのピッチも早くなる」
牛「マインドがやや改善されてきたようにも思うものの」
熊「海外市場動向、そして明日の東京市場の動向をチェックしたいところだな」
猫「さすがに朝は寒くなってきたわね」
熊「もう10月も下旬だし、富士山もすでに雪化粧しているし」
猫「冷え切っていた株式市場は、いつたん吹雪も収まるのかしら」
牛「雪解けはまだまだ時間がかかりそうやけど、少しぐらい暖かい風も吹いてくれないと」

・・・・・・・・・・お疲れ様でした。
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by nihonkokusai | 2008-10-28 16:06 | 債券市場 | Comments(1)

「二極化する債券市場」

 アイスランドのカウプシング銀行が2006年10月20日に発行した500億円のサムライ債(円建て外債)の利払いが予定された今月20日になく、さらに猶予期限とされた昨日27日までに実行されず、発行要項上のデフォルト事由に該当、これによりカウプシング銀行が発行した都合4銘柄、発行総額780億円のサムライ債がデフォルト(債務不履行)となった。カウプシング銀行はすでに国有化されており、国有化された銀行のデフォルト自体は極めて異例。アイスランドはIMFから2年間で最大21億ドルの融資を受けることが発表されていたが、北欧諸国からも40億ドルの追加支援を受ける見込みとなるなど、かなり危機的な状況にある。

 今年9月にはリーマン・ブラザーズが発行した5銘柄、発行総額1950億円のサムライ債がデフォルトになったが、それに続いてのサムライ債でのデフォルトとなった。今回のカウプシング銀行のサムライ債のデフォルトを受けて、サムライ債の購入を今後投資家はさらに手控えてくる可能性がある。サムライ債の発行も相次いで延期となるなどしており、サムライ債の市場取引自体もすでに大幅に減少している。

 リーマンショックとその後の世界的な金融危機の影響で、9月以降、一般債の起債延期が相次いでいる。さらに10月20日には財務省が10年物価連動国債と15年変動利付国債の年内の発行の取りやめを発表した。10年物価連動国債と15年変動利付国債は、いずれも保有する投資家層が限られ、ニーズも乏しかったことに加え、ここにきての金融危機の余波で、これまで購入していた投資家による換金売りで急落するなどしており、需給がかなり悪化していたことに対応したとみられる。

 その反面、金融危機に加え、ユーロの急落などを受けて相対的に円が買われるなどの円高進行により、輸出企業への収益圧迫要因となり、日本経済全体への懸念も強まっている。「質への逃避」の動きも加わり、国債の中でも特に中期ゾーンなど主体に買い進まれるなど、債券市場は市場が機能しているものはしっかりしているが、比較的リスクが高い社債や流動性の問題などがある国債の一部などは、市場自体がほとんど機能していないような状況となっている。

 このように現在の日本の債券市場では二極化が進んでいる。ただし、いまのところ流動性に問題のないとみられる国債にも不安材料がある。たとえば10年物価連動国債と15年変動利付国債の年内の発行の取りやめに対し、発行中止分の財源不足分については20年国債の11月以降の発行予定額を毎月8000億円から9000億円への増額などで対応することになったが、今後の経済対策や今年度の税収不足、個人向け国債の発行予定額に達しない可能性など、今後の国債市場には増発圧力がかかる可能性があり、その際にはより流動性の高いところに増発圧力が加わってくる可能性もある。

 債券市場の二極化の解消には金融不安の解消が必要となるが、その解消の目処は当面立ちそうにない。当面は債券市場の二極化はしばらく続くとみられるが、時間が掛かればかるほど資金調達の場として債券市場が機能しないこととなり、企業などの資金繰りにも影響を及ぼしそうである。
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by nihonkokusai | 2008-10-28 10:02 | 債券市場 | Comments(0)

「個人向け国債の販売低迷の要因とは」

2008年9月に募集され10月15日に発行された秋の個人向け国債の販売額は、10年変動タイプと5年固定タイプの合計で4,390億円と夏の個人向け国債の販売額(9,952億円)の半分以下となった。さらに10年変動タイプの販売額は461億円と10年変動としてはこれまでで最低の発行額となり、5年固定タイプは3929億円となった。

今回の個人向け国債の募集期間は9月となり、リーマン破綻などによる世界的な金融危機の最中となったが、通常ならば、質への逃避として国債に資金が集りやすいはずであるが、むしろ減少傾向となったのは、ひとつには夏の個人向け国債よりも利子が低下し、特に5年固定では心理的な節目とも言える1%を割り込んだことも大きい。

これまでの個人向け国債の販売状況を見ると、5年固定で見ると利子が1%台に乗せたときは売れ行きが良いが、1%を割り込むと販売額は落ち込んでいる。

さらに質への逃避先として個人向け国債に資金が集中しない要因としては、今回の利子の低さ以外に、途中換金に制限があることも要因となっているとみられる。

今回の世界の金融危機により、リスク資産には売却圧力が強まったが、金融機関は資金繰りのため、またヘッジファンドなどは投資家の解約に備えた現金化の動きを強めている。この現金化のための売りは国債にも入っているとみられている。

個人による質への逃避による資金の流出先は、個人向け国債などよりも預金に向かったものと思われる。10年で1年、5年で2年という途中解約できない期間があり、その間の流動性リスクといったものから個人向け国債がやや敬遠された可能性もある。

今年度の個人向け国債の発行予定額は6.2兆円だが、今年度の10月までの個人向け国債の発行額は10年変動で2,093億円、5年固定で1兆57,90億円と合計で1兆78,83億円に止まっており、1月の発行分が余程増加しない限りは、今年度の予定額には達しないものとみられる。

これは来年度の国債発行計画にも影響を与える可能性もある。前倒し発行の取り崩しなどによって対応されるとみられる。ただし、すでに15年変国や物価連動国債の年内発行が停止され、このままでは来年以降も発行されない可能性は高い。今年度の税収不足は少なくとも3兆円以上かともみられ、その分国債の増発圧力になる。

現状、来年度の国債需給に影響を与えるほどの増発圧力はないと思われるが、ここのところ財政悪化圧力が強まるような材料も多くなってきており、注意は必要になろう。
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by nihonkokusai | 2008-10-27 12:18 | 国債 | Comments(0)

「投資から貯蓄へ」


 世界的な金融危機の影響で、株の時価総額や商品価格、高金利通貨など軒並みピークの半分に落ち込んでいる。欧米の金融機関も公的資金を仰ぐなど危機的状況となり、この金融機関を含め機関投資家に加え、さらに個人投資家もリスク資産を売却し、現金化の動きを強めている。その結果さらに投資商品の価格が下落するなど現金化スパイラルの様相ともなっている。質への逃避や景気後退観測から買われるはずの債券にも投資家による現金化の売りも入ってきている。

 「貯蓄から投資へ」という掛け声もむなしく、国内の個人も今回の金融危機では、よりリスクの高い投資を行なっていた人ほど大きな痛手を受けてしまった。このため投資商品を売却し、その資金は預貯金に向かうなど現在の動きは「投資から貯蓄へ」となっている。10月発行の個人向け国債の発行額が7月から大きく減少したが、初期利子の低下といった要因などもあろうが、資金の受け皿として個人向け国債がそれほど認識されていないようにも思われる。

 「貯蓄から投資へ」の動きは完全に逆回転してしまい、個人投資家は今回の金融危機により、投資リスクを過剰に認識してしまった可能性もある。こつこつと積み上げてきた信用は崩れ出すと速い。その信用を取り戻すにはかなりの時間も必要となりそうである。個人向けの投資商品はなるべく内在するリスクが見えやすくわかりやすいものに絞り、より高い収益性を追求するのではなく、投資の面白さが理解できる商品開発を行なって行く必要がありそうである。
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by nihonkokusai | 2008-10-27 09:54 | 投資 | Comments(0)

「もう、どうにも止まらない」


山本リンダではないが、円高・株安が「もう、どうにも止まらない」(古い!!)

今日の日経平均株価は、後場に入りさらに下げ幅を拡大し、一時前日比800円を超す下げとなり、7647円07銭まで下落し、バブル後の安値である2003年につけた7607円88銭に急接近した。昨日、業績予想を下方修正させたソニーの株価は前日比300円を超す下げとなり、トヨタやホンダ、さらにキャノンなどの輸出関連株が大幅に下落した。

円が対ユーロでさらに買われて、ドル円は94円台、ユーロ円は引けあとに120円台をつけるなど円高の動きに加えて、アジアの株式市場も軒並み安となったことも東京株式市場の下げを加速させた。

この円高・株安に対して麻生首相は、乱高下に望ましくないと発言したが、さらに一喜一憂するつもりはない、とも発言。確かに円高だと二次会で飲むホテルでの洋酒の値段も下がってくるかもしれない。といったような半分冗談のようなことを言っている状況になく、ますまずこれで金融危機の色彩が濃くなってきた。

ただやや妙な動きを見せたのが債券相場。債券先物はこの株安から、買い戻しが入り一時前日比1円以上の上昇となり、1円4銭高の138円15銭をつけた。ところが、12時39分につけた138円15銭が結局当日の高値となり、そのあと、日経平均は下げ幅がどんどん拡大したにも関わらず、債券先物はむしろ戻り売りに押されていった。

一時137円44銭まで押されていたが、どうやら背景には現物への戻り売りがあったとみられる。後場途中までは、店頭でもそれなりに投資家の買いも入り、10年296回は一時前日比-0.050%の1.450%が買われ、5年76回も前日比-0.060%の0.985%が買われ1%を割り込んでいた、

しかし、その後は投資家の売りが入り、10年296回は一時前日比変らずの1.500%に後退し、5年76回も1.035%に後退した。これは海外投資家の換金売りなどに対しての警戒感などもあったようやが、それとともに店頭では国内投資家さんからも売りが出ていたともみられる。

2年273回も0.700%まで買われてその後に変わらずの0.71%に後退し、10年の1.5%、5年の1%、2年の0.7%が意識された可能性もあるが、それ以上にリスクに備えたキャッシュ化の動きが出ていた可能性がある。
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by nihonkokusai | 2008-10-24 16:07 | 債券市場 | Comments(0)

「あんパン復活とDSi」

 市ヶ谷駅のコンビニのあんパンは、翌日すぐに復活していた。一時在庫がなくなっていただけで、あんへのトルエン混入事件とは関係がなかった可能性がある。
 しかし、今度はカップヌードルに防虫剤が混入したとかでこちらは50万食分が回収されたとか。どうも作為的に混入したとか思えないのだが。いち早く原因を追求、というか犯人を特定してほしい。

 さて、任天堂ゲーム機のDSに、あらたなバージョンが11月1日に登場する。我が家には一人一台合計5台のDSがあるが、今度のDSiとはいったいどのようなものなのか。とりあえず1台だけでも購入してみようかと、昨日、アマゾンで予約した。
 23日に予約開始との通知を受けていたので、また今回も11時あたりから開始かと目星をつけ、実際に11時頃にスタートしたのを確認して予約したのだが、どうも5分程度でアマゾンでの予約は完了してしまったようである。
 DSの際ほどはもう盛り上がらないのではと思っていたが、どうやらDSiもそこそこ人気があるようである。また都合5台を購入する予定はさすがにないものの、新型の性能とやらを早々に試してみたい。
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by nihonkokusai | 2008-10-24 10:41 | Comments(0)

「時価会計の緩和措置に変国・物国も対象に」

 本日の日経新聞によると、金融危機を受けて、時価評価の対象外になる範囲を拡大するなどの会計基準を見直す検討している企業会計基準委員会(ASBJ)は、15年変動利付国債と物価連動国債も単純な市場価格以外の時価で評価することを認める方針と伝えている。

 15年変動利付国債と物価連動国債は投資家ニーズが乏しかったこともあり、流動性に乏しかったところに海外投資家による換金化などの売りから急落したことで、それを保有している機関投資家は大幅な含み損を計上せざるを得ない状況となっていた。日経が報じたところ、変動利付国債の国内金融機関の保有分の含み損は全体で5兆円程度に膨らんでいるとされる。

 今回、適用される決算期は決算発表が終わっていない金融機関や事業会社の2008年4-9月期からなる見通しとなり、時価会計が緩和されることにより、これらを保有している大手銀行などの決算に影響し自己資本比率などの改善要因となる。

 すでに財務省はこの変国・物国の年内発行停止を発表をしており、変国・物国の相場も落ち着きを取り戻してくるものとみられる。ただし、新規の需要がこれで改善されるかどうかは不透明。需要の改善には、特に物価連動国債に関しては商品性の見直しなども必要となりそうである。
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by nihonkokusai | 2008-10-24 08:55 | 国債 | Comments(0)

「アイスランドの憂鬱」


アイスランド共和国は10.3万平方キロメートルと北海道よりやや大きい国で、人口はわずかに31万人(2007年10月 アイスランド統計局)、首都はレイキャビク。 国民一人あたりの国内総収入(GNI)は先進国中でも非常に高い水準にあり、2006年は50,580米ドル(世銀)とルクセンブルグ、ノルウェーに次ぐ世界3位となった。

このアイスランドが今回の金融危機で揺れに揺れている。アイスランド政府はこの金融危機に対応するため同国銀行の国有化を行うと発表したが、そのアイスランドの銀行の総資産はすでにアイスランドのGDPの9倍強となっており、ロシアから54億ドルの金融支援を要請したもののロシアからの明確な回答はまだないという。

20日にアイスランドのカウプシング銀行のサムライ債(500億円)の利払いが行なわれなかった模様とも伝えられていたが、もし7日間(10月27日まで)の猶予期間を過ぎると、契約上の債務不履行(デフォルト)となる。

アイスランドでは個人にも金融危機の影響は広がり、国内の金利が高かったことで日本など低金利通貨による外貨建てローンを使うケースが多くなったが、アイスランド・クローナは金融危機の影響で暴落してしまい、ついに1クローナが約1円と対円では年初のほぼ半分の価値に落ちてしまったのである。つまり円建てでローンを組んでいた人は債務が一気に2倍になってしまい、月給のほとんどがローン返済に消えるはめになった人もいるという。

欧州では金融危機の影響で、このアイスランドだけでなく、やはり大手金融機関を抱えているスイスや、東欧諸国も深刻な状況に陥りつつある。また、アルゼンチンの年金国有化の発表を受けての影響も懸念されるなど、独・仏などの主要国だけでなく周辺諸国や関連諸国の状況なども影響をあたえているものと思われる。

(以上、外務省ホームページ、及び10月23日付日経新聞記事などを参照)
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by nihonkokusai | 2008-10-23 09:28 | 国際情勢 | Comments(0)
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「債券ディーリングルーム」ブログ版


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