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「日銀の展望レポート」


 本日、日銀の展望レポートが発表された。金融政策の運営については、まずは2つの柱の点検があり、その前提としての中長期的な物価安定の理解については、消費者物価指数の前年比で0~2%程度の範囲内にあり、委員毎の中心値は大勢として1%程度とした。

 2009年度までの経済・物価情勢について最も蓋然性が高いと判断される見通しは、日本経済は当面減速するが見通し期間全体では概ね潜在成長率並みで推移、コアCPIは均してみれば1%程度で推移する可能性が高いとしている。

 第2の柱子の長期的な視点からは、景気の下振れリスクに最も注意する必要があるが、物価下落と景気悪化の悪循環が生じるリスクは小さいとしており、物価については上振れるリスクがあるが、中長期的な物価安定の理解から大きく乖離する可能性は小さいとしている。ただし、緩和的な金融環境の長期化が経済・物価の振幅をもたらすリスクは、引き続き存在し、経済の減速や下振れリスクの高まりを背景に、金融市場における先行きの利上げ見通しは後退したとしている。

 そしてここがポイントとみられるが、現在のように不確実性が極めて高い状況のもとで、先行きの金融政策運営について予め特定の方向性を持つことは適当ではないと、より中立的なスタンスを明確化した。

 2008~2009年度の政策委員の大勢見通し、政策委員見通しの中央値は2008年度が+1.5%、2009年度が+1.7%、そして、コアCPIは2008年度が+1.1%、2009年度が+1.0%となっている。
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by nihonkokusai | 2008-04-30 16:20 | 日銀 | Comments(0)

「3月の鉱工業生産動向速報値」


経済産業省が30日発表した3月の鉱工業生産動向速報値は、指数水準は106.8(季節調整済)となり、3月の生産指数は前月比3.1%の低下と2か月ぶりの低下(前年同月比は0.4%の低下)となった。生産の低下に寄与した業種は、輸送機械工業、一般機械工業、金属製品工業等であった。(経済産業省ホームページより)

ちなみに、2月の鉱工業生産指数確報値は5年に1度の基準年の改定があり2000年基準から2005年基準となり、速報値よりも0.7ポイント上方修正され110.2と過去最高となっていた。

同時に発表された製造工業生産予測調査は、4月が0.3%の低下、5月は3.4%の上昇を予測。また、3月の出荷指数は前月比3.9%低下の107.0で、在庫指数は同0.2%上昇の105.6、在庫率指数は同6.7%上昇となっていた。経済産業省はこうした生産の動向について「総じてみれば、生産は横ばい傾向で推移している。」と基調判断を据え置いた。
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by nihonkokusai | 2008-04-30 09:59 | 景気物価動向 | Comments(0)

「初の債券先物のサーキット・ブレーカー制度発動」


 4月25日の債券先物取引では、債券相場の急落により初めてサーキット・ブレーカー制度が発動された。特に25日に悪材料が出たわけではないが、債券相場が調整局面入りしており、ストップロスなどが入りやすい状況にあったことで、そういったポジション調整の動きによって下げが加速されたものとみられる。

 今回の下げの背景には、欧米の金融機関の1-3月期決算が予想されたほどの悪化ではなく、また増資等も発表されたことで金融リスク不安が後退した。米国の大手企業決算も予想を上回るものが出ており、米経済指標もしっかりしたものも出ており米経済への過度の悲観的な見方も後退した。29日から30日にかけてのFOMCでは0.25%の小幅利下げが予想されているが、これでいったん利下げは打ち止めといった見方も強まった。これを受け米2年債利回りは24日にFRBの政策金利の2.25%を上回るなど米債も下落基調となっていた。

 またドルも買戻されたこともあり、東京株式市場もこの円安ドル高も好感し、米株の上昇も加わって日経平均が13000円台を回復したことも、債券相場の上値を抑える要因となった。

 米経済の減速懸念などの影響が国内経済への影響も危惧され、日銀による4~6月の利下げ観測などもあったことなどから大手銀行などは2月から3月にかけて中期ゾーン主体にポジションを積み上げていったとみられる。しかし、米経済への懸念の後退とともに日銀のよる早期利下げ観測も後退し、債券先物は3月19日の141円91銭を高値に調整局面となり、2月末あたりからの上昇相場は終焉した。

 4月17日あたりからは下げ足が加速されたが、中期ゾーン主体に大手銀行によるポジション調整等が入ったものとみられ、5年債は4月24 日に1%台に乗せ、さらり利回りが上昇基調を強めたことで、リスク管理上のロスカットなども働いたことで、さらに売りが入り、5年債利回りは1.1%から 1.2%台に利回りが急上昇した。

 債券先物にはヘッジ売りなども入り、CTAなどのストップロスも巻き込み下げが下げを呼ぶ展開となったことで、その結果として25日のサーキット・ブレーカー制度発動となったものとみられる。

 サーキットブレーカー制度とは呼び値の制限値幅の基準値段を2円を超えて上回って(下回って)いる場合に15分間売買を一時中断するというみので、2008年1月に導入されて以来、初めての発動となった。この際に長期国債先物の制限値幅(ストップ高安)は3円となっている。

 ちなみに制度変更前のストップ安(前日比2円の下げ)は、2002年9月18日に日銀が銀行保有株購入の発表を行なったことをきっかけに債券先物が急落した際にストップ安となっている。
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by nihonkokusai | 2008-04-28 10:13 | 債券市場 | Comments(0)

「債券先物のサーキット・ブレーカー制度」


 4月25日の債券先物取引では、債券相場の急落により初めてサーキット・ブレーカー制度が発動された。このサーキット・ブレーカー制度そのものは、2000年9月18日に「制限値幅の臨時拡大措置」として導入されたものである。

 これは「長期国債先物に関しては、呼値の制限値幅の上限又は下限の値段において買特別気配又は売特別気配が5分以上継続して表示されている場合に、取引を一時中断(15分以上)した後、当該取引日における呼値の値幅制限を3円に拡大して取引を再開する。」というものであった。(参考 制限値幅に関する制度の推移(東証) http://www.tse.or.jp/rules/jgbf/history/a2.pdf)

 しかし、2008年1月に東証は債券と株式の先物システムを統合し、この新派生売買システム等の稼動に伴う先物・オプション取引制度等を一部改正し、サーキット・ブレーカー制度についても発動基準を見直すとともに、制限値幅そのものが直されている。(参考 http://www.tse.or.jp/rules/derivbooklet/jgb080115_j.pdf)

 この中で長期国債先物に関しての部分を見てみると、「現在の国債証券先物・オプション取引における呼び値の制限値幅の拡大措置を売買の一時中断措置として整理し見直すとともに、原稿の拡大後の制限値幅を呼び値の制限値幅とすることにします」とある。

 このため呼び値の制限値幅に関しては、長期国債先物取引は2円から「3円」となった。

 そして、「国債証券先物取引の各限月取引について、直前の約定値段又は特別気配値段が、呼び値の制限値幅の基準値段を当該取引所が定める値幅(長期国債先物については2円)を超えて上回って(下回って)いる場合に、東証が適当と認める時間が経過するまでの間(15分間)、売買を一時中断します」とある。

 ただし、午後2時35分以降(半休日は午前10時35分以降)は一時中断は行なわれない。また、一時中断を実施した限月取引が、同一取引中に再度同じ基準に該当した場合も一時中断は行なわれないとなっている。

 つまり制限値幅そのものとサーキット・ブレーカー制度についての発動基準を見直されたことで、長期国債先物の制限値幅は3円となり、サーキット・ブレーカーは2円を超えて上回った(下回った)ときに発動され(25日の発動は12時58分の前日比2円01銭安)、発動後15分の一時中断ののち取引が再開される(25日は13時13分再開)。再開後は制限値幅の3円までの動きが可能(25日の場合は134円08銭が事実上のストップ安)となるのである。
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by nihonkokusai | 2008-04-28 09:41 | 債券市場 | Comments(0)

「偶然の一致だとは思いますが」


 債券先物がストップ安となったのは2002年9月18日に日銀が銀行保有株購入の発表を行なったことをきっかけに債券先物が売られて以来となるが、そのストップ安となった翌々日に行なわれた10年国債入札で10年国債としては初めての「札割れ」が発生した。そしてこの日は拙著「日本国債は危なくない」(文春新書)が発売された日であった。

 そして今回2008年4月25日に債券先物は前日比2円を超す下げとなりサーキットブレーカーが働いたのだが、その前日24日に拙著「債券の基本とカラクリがよくわかーる」が発売されたのである。もちろんたまたま偶然ではあろうが、次回、債券関係の本を出す際にはとりあえず注意してみたい。
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by nihonkokusai | 2008-04-25 16:07 | 本の紹介 | Comments(0)

「債券先物一時サーキットブレーカーが働く下げに」

 中期ゾーン主体に大手金融機関からとみられる売りが入り、週末に向けて相場は急落となった。欧米の金融機関の1-3月期決算は予想されたほどの悪化ではなく、また増資等も発表されたことで金融リスク不安も後退してきた。また米国の大手企業決算も予想を上回るものが出ており、米経済指標でもしっかりしたものも出ており、米経済への過度の悲観的な見方は後退した。29日から30日にかけてのFOMCでは0.25%の小幅利下げが予想されているが、これでいったん利下げは打ち止めといった見方も強まった。これを受け米2年債利回りは、一時2.43%と1月18日以来の水準をつけFRBの政策金利の2.25%を上回った。米経済の減速懸念などの影響が国内経済への影響も危惧され、日銀による利下げ観測などもあったものの、そういった見方が後退。このため大手銀行主体に現物の中期ゾーンを外す動きが強まり、それをきっかけに相場は急落した。

 債券はストップロスなどを巻き込み、本日の後場に入りさらに下げ足を速めた。先物は売り気配のスタートとなり、前日比1円17銭安の 135円91銭寄り付き後、一時135円07銭と2円を超す下げとなったことで、サーキットブレーカーが働き一時売買停止となった。前日比2円を超す下げは、2002年9月18日に日銀が銀行保有株購入の発表を行なったことをきっかけに債券先物がストップ安となって以来か。

 ちなみにサーキットブレーカー制度とは債券先物が前日の基準値段から、2円を超えて上昇もしくは下落した際に売買が中断され、15分間後に取引が再開され、債券先物はさらに値幅が1円拡大されるシステムである。ただし14時35分を過ぎた場合には中断措置は行われない。(過去のストップ高安はこちらを参、http://www.tse.or.jp/rules/jgbf/history/a2.pdf)

 13時13分に売買が再開され、いったん買い気配となり135円35銭まで戻したが再び戻り売りに押され、135円も割り込み前日比2円 47銭安の134円61銭まで下げている。現物は5年70回+0.210%の1.260%、2年268回+0.130%の0.850%がヒットされ、10 年291回も+0.130%の1.620%が打たれた。超長期もさすがに売られ20年100回は+0.080%の2.250%、30年28回は+ 0.045%の2.475%に。
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by nihonkokusai | 2008-04-25 14:19 | 債券市場 | Comments(0)

「3月コアCPIは前年比+1.2%、4月東京都区部+0.7%」


朝方発表された3月全国消費者物価指数(除く生鮮)は前年同月比+1.2%とほぼ市場の予想通りとなり、 4月東京都区部消費者物価指数(除く生鮮)は、前年同月比+0.7%となり市場予想の+0.5%を上回った。

ガソリン税の暫定税率の影響で4月はガソリン価格が下落したが、東京都区部は全国に較べてその影響は限定的なものとなったことで、食料品などの価格上昇の影響を大きく受けたかたちとなった。来月発表される4月の全国消費者物価指数はガソリン税の暫定税率の影響を加味して、1.1%あたりになるのではないかとの予想となっている。5月には暫定税率が再び引き上げられることも予想されており、4月の反動もありそこそこ高い伸びになる可能性もある。ただ、これによって日銀の金融政策が大きく左右されることはないとみられる。
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by nihonkokusai | 2008-04-25 10:25 | 景気物価動向 | Comments(0)

「米2年債利回りは政策金利を上回る」


債券先物は24日のイブニングセッションで136円80銭まで売られ、昨年の年末年始を挟んでの債券先物中心限月の136円87銭から137円11銭の窓を埋めてきた。現物10年291回も引け後に1.495%が打たれ、1.5%に接近したが、ここのところ引け後に当日の安値を打たれることが多い。業者のポジション調整の売りとかが入っている可能性もある。24日のイブニングセッションの出来高は7196億円と過去のイブニングセッションの出来高では最高に。24日の米国市場では、5年国債入札が不調だったことなどから米債は大幅続落となった。米時間朝方に発表された新規失業保険申請件数は市場予想を大幅に下回り、同時刻に発表された3月耐久財受注は前月比-0.3%となったものの変動の大きな輸送用機器除く受注額は+1.5%と予想を大きく上回ったこともあり米債は売りが先行し、3月の新築住宅販売件数が市場予想を下回ったことで買戻される場面もあったが、米株の上昇が上値を押さえ、さらに午後に発表された5年国債の入札結果がやや不調と捉えられ、米10年債利回りは一時3.86%と2か月ぶりの水準をつけ、結局前日比+0.09%の3.82%で引けた。米2年債利回りは、一時2.43%と1月18日以来の水準をつけ、引けは前日比+0.17%の2.39%と大幅な下落に。2.39%というのは、 FRBの政策金利の2.25%を上回った。大幅下落の要因としては、米ウォール・ストリート・ジャーナルがFRBは来週のFOMCで0.25%利下げ後に利下げを休止するかもしれないと報じたことも影響した。
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by nihonkokusai | 2008-04-25 08:40 | 債券市場 | Comments(0)

「3月の貿易統計」


 財務省が23日発表した3月の貿易統計によると、輸出総額は自動車、船舶等が増加し前年同月比2.3%の増となったものの、これは2005年5月以来の低い伸びにとなった。。米国向けは-11.0%と7か月連続の減となり、2003年11月以来4年半ぶりの2ケタ減に落ち込んだ。米向け輸出の落ち込みをカバーしていたアジア向けの輸出もここにきて伸び鈍化傾向となっており、この流れが続くと輸出額の前年割れの可能性も出てきている。米サブプライム問題の影響による米経済の減速が世界経済にも影響を及ぼしつつある様子が伺える内容となったが、今後の日本の輸出動向にも引き続き注意が必要となりそうである。
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by nihonkokusai | 2008-04-24 12:40 | 景気物価動向 | Comments(0)

「図解入門ビジネス 最新債券の基本とカラクリがよ~くわかる本」


拙著、単独では8冊目となります「図解入門ビジネス 最新債券の基本とカラクリがよ~くわかる本」が明日24日に、秀和システムさんから発売されます。一般の方にも債券に対しての知識を広げてもらえればとなるべくわかりやすく書き下ろしたものです。債券業務に関わっている方、特に債券関係の部署に配属されたばかりの方、また金融に関心のある個人の方など、よろしければご購入いただければうれしいです。定価税込み1575円です。
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by nihonkokusai | 2008-04-23 13:09 | 本の紹介 | Comments(0)
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「債券ディーリングルーム」ブログ版


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