牛さん熊さんブログ

bullbear.exblog.jp ブログトップ

<   2007年 11月 ( 29 )   > この月の画像一覧

「税収が5年ぶりに減額修正か、ただし国債追加発行は回避」


 日経新聞によると、財務省は21日に2007年度予算の国の一般会計税収を減額修正する方向で最終調整に入ったそうである。景気減速で所得税や法人税の下振れが避けられない見通しとなるため。補正予算での税収見積もりの減額は2002年度以来の5年ぶりとなる。

 2007年度当初予算での国の一般会計の税収見込みは53兆4670億円となっていたが、この見積もりの前提とした2006年度の税収は決算段階で、49 兆2510億円となり、47兆8509億円とした補正予算を約1兆4000億円割り込んだ。(財務省「平成18年度歳入・歳出の概要」資料より)。

 これに加えて、国内景気の減速などから所得税、法人税などで税収の進ちょくが遅れているとみられることで、当初の見積もりの達成は困難な情勢となったとみられる。

 税収の減額修正幅は最終調整中とみられるが、当初予算を数千億円程度下回る見通しとか(日経)。この不足は前年度決算の剰余金(1兆 9143億円)や、国債利払い費の下方修正分(8782億円)などで穴埋めし、新規国債の追加発行は回避される方針。さらに財源が乏しいことで、補正予算での追加歳出も限られる見通しと伝えられた。
[PR]
by nihonkokusai | 2007-11-22 10:37 | 国債 | Comments(0)

「Economic Projections of Federal Reserve Governors and Reserve Bank Presidents」


 「Economic Projections of Federal Reserve Governors and Reserve Bank Presidents」

 FRBの金融政策の透明性を高めるための追加措置として、経済見通し(Economic Projections)の発表回数をこれまでの年2回から年4回に増やし、予測の対象期間も2年間から3年間に拡充した。

 発表された数値をみると、2008年の米実質国内総生産(Real GDP Growth)の伸び率が 1.8 to 2.5に減速するとの経済見通しを示し、6月時点の予測 2.5 to 2.7から大幅に下方修正された。

 物価に関しては、さらに新たな指標として、個人消費支出(PCE)の全体価格指数を加えている。下記のようにPCEのうち食料とエネルギーを除いたコア PCEでみたFRBの物価見通しは、中央範囲(Central Tendencies)が2007年は 1.8 to 1.9と、6月時点の予測 2.0 to 2.25から改善とした。2008年から2009年にかけては 1.7 to 1.9、2010年は 1.6 to 1.9の見通しに。

Central Tendencies(米FRBのサイトより)

year,Real GDP Growth,Unemployment Rate,PCE Inflation,Core PCE Inflation

2007, 2.4 to 2.5, 4.7 to 4.8, 2.9 to 3.0, 1.8 to 1.9

2008, 1.8 to 2.5, 4.8 to 4.9, 1.8 to 2.1, 1.7 to 1.9

2009, 2.3 to 2.7, 4.8 to 4.9, 1.7 to 2.0, 1.7 to 1.9

2010, 2.5 to 2.6, 4.7 to 4.9, 1.6 to 1.9, 1.6 to 1.9

 Projections of real GDP growth, PCE inflation, and core PCE inflation are fourth-quarter-to-fourth-quarter growth rates, that is, percentage changes from the fourth quarter of the prior year to the fourth quarter of the indicated year.

 PCE inflation and core PCE inflation are the percentage rates of change in the price index for personal consumption expenditures and the price index for personal consumption expenditures excluding food and energy, respectively.

 Projections for the unemployment rate are for the average civilian unemployment rate in the fourth quarter of each year.

 Each participant's projections are based on his or her assessment of appropriate monetary policy.

 The range for each variable in a given year includes all participants' projections, from lowest to highest,for that variable in the given year; the central tendencies exclude the three highest and threelowest projections for each variable in each year.
[PR]
by nihonkokusai | 2007-11-21 10:18 | 日銀 | Comments(0)

「FRBの金融政策の透明性を高めるための追加措置(再)」


 バーナンキFRB議長は14日、米ケイトー研究所で講演し、金融政策の透明性を高めるための追加措置を実施すると発表した。金利動向とインフレの最適水準を明確にする取り組みとして、年2回、2月と7月に公表している経済見通しの発表の回数を、現状の年2回から年4回に増やすとともに、予測の対象期間を2 年間から3年間に延長することを明らかにした。

 バーナンキ議長は、「予想の基調となる要因についての協議内容、FRB関係者の目標に対するリスクの評価を含め、経済見通しの情報を増やすことにより、市場は、金融政策の現在のスタンス及びその変更の根拠を、一段と理解できるようになるはずだ」(ロイター)とコメントしている。

 ちなみに日銀は、毎年4月と10月の年2回、金融政策決定会合の決定を経て、「経済・物価情勢の展望」(展望レポート)を発表しているが、7月と1月にはそれぞれの中間レビューも行なっている。

 また日銀は、展望レポートの中で、実質国内総生産(GDP)、国内企業物価、消費者物価の政策委員の予想が数値で示されている。2005年4月からは当該年度に加え、翌年度を含めている。

 今回のFRBの動きに無理にあわせる必要はないものの、FRBの今回の追加措置が市場の金融政策の動向を読みやすくさせるとなれば、現在の中間レビューから正式の見通しに変更し、経済物価の見通しの期間も翌々年度を含めたものにしてくる可能性もある。

 それはさておき、バーナンキ議長が意欲を示していたとされる物価安定の数値目標を明示する「インフレ目標」の導入は見送られた。バーナンキ議長はこれに関して「インフレ目標はいくつかの点でFRBの使命や政策行動にそぐわない面がある」と指摘している(日経新聞)。今回の措置はこの代替措置との見方もあるようで、市場がFRBの政策意図を理解しやすいようにするための施策となる。

 日本でも一時騒がれたインフレ目標の導入も、その最たる導入論者の一人でもあったバーナンキ氏自身が、FEDの現場では採用は難しいと判断していることは注目すべきであろう。インフレ目標を導入している中央銀行も「柔軟な」インフレ目標となっている点もバーナンキ議長は指摘していた。

 FRBは経済成長率、コア物価上昇率、失業率の見通しを2月と7月に公表している。その回数を年2回から年4回に増やすとともに、予測の対象期間を2年間から3年間に拡大する。今月20日から実施する。
[PR]
by nihonkokusai | 2007-11-20 15:46 | 日銀 | Comments(0)

「最新商品先物の基本とカラクリがよ~くわかる本」


 私の7冊目の本・・・ではありません。知り合いの編集者の方からの依頼で、フィスココモディティーのアナリストをしている津賀田真紀子さんを紹介し、その結果生まれたのが、津賀田真紀子さんが執筆された「最新商品先物の基本とカラクリがよ~くわかる本」です。本日、全国書店にて発売されています。

 この本は私が3冊書かせていただいた本のシリーズ「図解入門」のひとつで、「商品先物取引」の基礎から投資の基本までをわかりやすく1冊にまとめたビジネス書です。商品取引というと一歩引いてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、商品取引もしっかりとした金融取引のひとつであり、米国では先物・オプションの外務員資格を取るためには、この商品取引の知識が必須となっているぐらいです。

 原油先物や金の先物の値動きも最近は市場を賑わせています。この機会にぜひ商品先物の知識もこの本から取得してください。もちろん日銀の金融政策や短期金融市場に興味のある方は
「短期金融市場の基本とカラクリがよ~くわかる本」もよろしくお願いいたします。
[PR]
by nihonkokusai | 2007-11-20 12:55 | 本の紹介 | Comments(0)

「債券の利子」


 債券の利子は、現在は市場で形成される金利に応じて決定されています。しかし、昔は国債の金利も人為的に抑えられた時代もありました。日本では第二次大戦後、日本経済の復興のために厳格な金利規制が形づくられていました。これは各金融機関の金利を一定にすることにより、間接金融を通じての安定的な金融体制が作り上げられていたのです。

 しかし、高度成長から低成長時代への経済構造の変化に伴い、規制はむしろ金融の効率性を損なうと考えられるようになりました。海外市場ではすでに金利は自由化されていたこともあり、1970年代後半から日本でも金利の自由化が推進されたのです。

 日本での金利の自由化が推進されたひとつのきっかけが、第一次石油危機による不況の影響による国債の大量発行でした。国債を購入した民間金融機関は、国債を流通市場で売却する必要性が生じたのです。国としても大量の国債発行を円滑に行うためには、銀行などによる国債の売却を認めざるを得なくなり、国債市場が徐々に形作られてきたことで、転売価格が自由に形成されるようになり、これがひとつのきっかけで規制金利の一角が崩れたのです。

 1975年以降のコールレートや手形レートの弾力化などに伴い短期金融市場においても金利自由化が進みました。1978年にはコールレートと手形売買レートの建値制度が廃止されました。

 大量の国債発行に伴い自然発生的していた債券現先市場も発展し、企業の流動性資金を吸収する手段として、1979年には銀行にCD(譲渡性預金)の発行が認められました。また無担保コール市場が1985年に創設されています。

 預貯金金利の自由化に関しては、米国などからの圧力によって自由化が進められ、1985年にはMMC(市場金利連動型預金)が導入され、 10億円以上の大口定期預金の金利が自由化されました。1993年には定期性預金、1994年には普通預金の金利が完全に自由化されました。

 このように日本における金利の形成は、戦後から長きに渡り規制されていたのですが、国債の大量発行をきっかけとして、徐々に金利の形成は規制によるものから、市場に委ねられるものとなっていったのです。
[PR]
by nihonkokusai | 2007-11-20 09:43 | 債券市場 | Comments(0)

「ジャンプスクエアの増刷」


 事情により「増刷」という言葉を聞くだけで、ビクっとしてしまうが、月刊ジャンプが休刊となりマンガ雑誌の低迷も危惧されたものの、その後継者となった「ジャンプスクエア」が想定外の売れ行きとなった。ちなみに拙著、「短期金融市場の基本とカラクリがよ~くわかる本」はまだ増刷とはなっていない。

 11月2日に創刊された「ジャンプスクエア」の当初部数は50万部。しかし、実売率が首都圏で9割、全国で7割に達したため、漫画雑誌では珍しく、約10万部程度が増刷され、全国書店に並んでいる。

 週刊ジャンプは売り上げが低迷しているとはいえ、平均300万部近く毎週発行されており、それに較べれば60万部はそれほど大きな部数ではないものの、販売当日にマンガのメッカでもある秋葉原の店頭から消えるなどしたことで、ニュースでも取り上げられている。

 これが社会現象とするにはまだ早すぎるかもしれないが、マンガ雑誌の新たな潮流となる可能性もある。「ジャンプスクエア」は予想以上に女性や大人に読まれた。

 週刊少年ジャンプの読者層も女性が増加している。私も毎週月曜日には週刊ジャンプを買っているのだが、自分ではほとんど読むことはない。長女や次女が楽しみにしているので、いつの間にか慣習化してしまった。帰宅後に渡すと二人ともかなり熱心に読んでいる。

 オタク文化を支えているのは、太って眼鏡をかけてリュックを背負っているアキバ系と呼ばれる男性たちといったイメージがあるかもしれないが、実はマンガやアニメといったものに対しては若い女性がその人気を支えている面がある。週刊ジャンプの「テニスの王子様」、「DETH NOTE」、「BLEECH」、「NARUTO」などは女性ファンが多い。

 ジャンプスクエアが予想外の増刷となった背景には、こういった女性読者層が意外と広がっていたことも背景にあると思われる。多様化が進む社会にあっては、このような想定外の顧客層への広がりといった可能性もありうる。
[PR]
by nihonkokusai | 2007-11-19 12:42 | 趣味関心 | Comments(0)

「ひばりくん防犯メール」


 茨城県警が行なっているサービス(?)のひとつ「ひばりくん防犯メール」は、地域で起こった犯罪などを伝えてくれることで、なかなかお役立ちである。直近のものでは「狙われるトヨタハイエース」というのが着ていた。11月中に私の住んでいる地域近辺ですでにトヨタハイエースばかり7台が盗難被害に遭ったそうである。今後も、同車両が狙われるおそれがあるので、所有者は十分注意してくださいとあったが、幸いなことに我が家のクルマはトヨタハイエースではない。しかし、同じクルマばかり盗まれるなんてことが起きているという事実はなかなか興味深い。

 その前には、空き巣被害がここにきて出ていることも伝えてくれた。「11月に入って空き巣被害が増えています。二重ロックや防犯ガラスなどの防犯対策に努めましょう」とあったが、「施錠中の1階窓ガラスを、ドライバーなどでこじ破り侵入」といった状況も書かれていた。鍵をかけても狙われるので二重三重の対策も必要のようである。

 また、我が家には三人娘が学校に通っていることで、「自転車で下校途中の女子高校生が、男に手首を掴まれ自転車から引きずりおろされました」といった事件が起きたことが、さほど時間を置かずに送られてくることはありがたい。子供たちに注意を促せるとともに、親もクルマでの送り迎えにするといった対策も取れる。

 各地域の警察などでも同様のサービスを行なっていると思われるが、こういったサービスは上手に活用すべきかと思う。ちなみに何故、「ひばりくん」メールなのか。ピーチクパーチク知らせてくれるという意味もあるかもしれないが、茨城県警察のシンボルマスコットが「ひばりくん」だからだそうである。もちろんこれは茨城県の県鳥が「ひばり」からきていると思われる。
[PR]
by nihonkokusai | 2007-11-16 14:16 | 趣味関心 | Comments(0)

「10月の首都圏マンション発売戸数は‐9.1%」


 民間の不動産経済研究所が発表したマンション市場動向調査によると、10月の首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)のマンション新規発売戸数は5731戸で、前年比-9.1%と2か月連続の減少となった。さらに売れ行きを示す約率も62.5%で、好不調の分かれ目とされる70%を3か月連続で下回った。

 不動産経済研究所では、「11月の発売戸数は6000戸程度と見込んでいるが、2007年全体では6万5000戸を下回る可能性もある」としている。もし6万5000戸を下回れば、1993年の4万4270戸以来の低水準となるとか。

 マンション販売の減少の要因については、「マンション価格の高騰」(同研究所)としている。人気の高い東京都区部でのデベロッパーの物件売り惜しみ、郊外での在庫積み上がりによる在庫調整圧力があるという。

 最大の理由として指摘されているのが、改正建築基準法施行によるマンション着工の遅れ。ただし、その影響が供給面に本格的にでてくるのは「年明け2月頃になりそう」(同研究所)との指摘もある。そうなれば2008年の供給は2007年の供給をも下回る可能性があることで、今後の動向にも注意したい。

 さて、首都圏マンション発売戸数減少の大きな要因として指摘されている改正建築基準法による影響であるが、この影響により9月の新設住宅着工件数が前年同月比44%と過去最大の下落率を記録している。

 改正された建築基準法が何ゆえ住宅着工急減に繋がっているのか。16日付けの日経新聞では、これについて「大規模な建物の安全性を第三者が二重に点検する仕組み」「審査機関の延長」といった耐震偽造問題に絡んでの改正点を指摘し、それらに不慣れな面があったことなどもひとつの要因となっている。

 しかし、日経新聞も指摘していたようにそれよりも「法改正」の詳細を説明した技術解説書の発刊が法施行よりも2か月も遅れた点も指摘、さらに建物の耐震性の点検に使う新しい「構造計算プログラム」の開発が遅れデータ改ざんを防ぐ機能を備えた新プログラムへの大臣認可のメドもたっていないといったことも建築基準法改正による住宅着工急減への大きな要因となったいたとみられる。

 改正建築基準法の施行による住宅着工も落ち込みについて、日銀の武藤副総裁はブルームバーグとのインタビューの中で、「住宅投資の減少は非常に急激だが、原因ははっきりしている。あくまで手続きの問題であり、その手続きも改善すると聞いている。一定期間が経てば、いったん下がったものはその後、上乗せされる筋合いのものだ」と指摘していたが、当面は影響が避けられないことも確かなようである。
[PR]
by nihonkokusai | 2007-11-16 13:32 | 景気物価動向 | Comments(0)

「10月10-11日日銀金融政策決定会合議事要旨と武藤副総裁発言」


 本日発表された10月10-11日日銀金融政策決定会合議事要旨からは、「世界経済についての不確実性があるため、今後公表される指標や様々な情報、金融市場の状況などを引き続き丹念に点検していく必要がある」との慎重な見方をしている委員が大方とみられる。

 ただし、引き続き複数の委員は、日本経済は物価安定のもとでの持続的な成長を続ける蓋然性が高く、経済・物価情勢の改善ペースに応じた政策変更は必要であるとしているが、その一人は「物価・成長の足取りは、見通しの範囲内にあるものの、その下方で推移している」と発言するなど、利上げ推進派の中でもやや見方は分かれているようにも見受けられる。

 また、ブルームバーグから武藤副総裁の単独インタビューの内容が伝えられたが、この中で武藤副総裁は、「日本経済は引き続き緩やかに拡大していくというのが最も蓋然(がいぜん)性の高い見通しであり、金融政策にもし何らかの変更があるとすれば、方向としては利上げ」としているものの、米国経済や国際金融市場の影響など「下振れリスクがあることは十分認識している」と指摘した上、「事態は非常に複雑で、なかなか困難な状況にある」とも述べたと伝えられた。
[PR]
by nihonkokusai | 2007-11-16 09:50 | 日銀 | Comments(0)

「FRBの金融政策の透明性を高めるための追加措置」


 バーナンキFRB議長は14日、米ケイトー研究所で講演し、金融政策の透明性を高めるための追加措置を実施すると発表した。金利動向とインフレの最適水準を明確にする取り組みとして、年2回、2月と7月に公表している経済見通しの発表の回数を、現状の年2回から年4回に増やすとともに、予測の対象期間を2 年間から3年間に延長することを明らかにした。

 バーナンキ議長講演議事要旨より(原文)

  Projections will continue to be released in February and July of each year to coincide with the semiannual Monetary Policy Report and the associated testimony to the Congress. Two additional sets of projections will be published in conjunction with the minutes of the FOMC meetings held around the beginnings of the second quarter and the fourth quarter of the year (in 2008, the April and October meetings). The first expanded set of projections will be released next week, on November 20, together with the minutes of the October FOMC meeting. The horizon of the projections will be extended from two years to three. The projections released next week will extend through 2010

 バーナンキ議長は、「予想の基調となる要因についての協議内容、FRB関係者の目標に対するリスクの評価を含め、経済見通しの情報を増やすことにより、市場は、金融政策の現在のスタンス及びその変更の根拠を、一段と理解できるようになるはずだ」(ロイター)とコメントした。

 バーナンキ議長が意欲を示していたとされる物価安定の数値目標を明示する「インフレ目標」の導入は見送られた。バーナンキ議長はこれに関して「インフレ目標はいくつかの点でFRBの使命や政策行動にそぐわない面がある」と指摘している(日経新聞)。今回の措置はこの代替措置との見方もあるようで、市場がFRBの政策意図を理解しやすいようにするための施策となる。

 日本でも一時騒がれたインフレ目標の導入も、その最たる導入論者の一人でもあったバーナンキ氏自身が、FEDの現場では採用は難しいと判断していることは注目すべきであろう。インフレ目標を導入している中央銀行も「柔軟な」インフレ目標となっている点もバーナンキ議長は指摘していた。

 FRBは経済成長率、コア物価上昇率、失業率の見通しを2月と7月に公表している。その回数を年2回から年4回に増やすとともに、予測の対象期間を2年間から3年間に拡大する。今月20日から実施する。
[PR]
by nihonkokusai | 2007-11-15 09:38 | 日銀 | Comments(0)
line

「債券ディーリングルーム」ブログ版


by nihonkokusai
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー