牛さん熊さんブログ

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「10月全国コアCPIは昨年12月以来の前年比プラスに」

朝方発表された10月全国消費者物価指数(除く生鮮食料品)は前年同月比+0.1%と昨年12月以来の前年比プラスとなった。全般的に物価上昇圧力がかかっているところに、石油製品やエネルギー価格の上昇などが寄与したものとみられる。11月東京都区部消費者物価指数(除く生鮮食料品)も前年同月比+ 0.1%となっており、11月全国もプラス基調が維持されるものとみられる。コアCPIはこのまま上昇基調が来年に向けて続くとみられ、いずれ前年同月比 +0.5%程度になる可能性がある。
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by nihonkokusai | 2007-11-30 10:42 | 景気物価動向 | Comments(0)

「バーナンキFRB議長発言(ロイターより)」

「市場の混乱の再燃で、9-10月の改善が一部帳消しに」「市場混乱の再燃、見通しに「重大な影響」与えた」「FRBには引き続き「特別な警戒と柔軟性」が必要」「金融市場の混乱で、経済見通しの不透明感が通常より高くなっている」「市場混乱が経済に及ぼす影響を注視し、金融動向を注意深く見守っている」「過去1 か月の混乱で金融状況が一段と引き締まった、住宅市場にさらなる悪影響を及ぼす可能性」「前回FOMC以降の経済指標はまちまち、10月の雇用は堅調だが住宅市場は弱い」「コアインフレは引き続き落ち着いているが、原油価格は過去1か月に上昇した」「インフレ抑制に対する信頼維持が重要、インフレを注意深く監視している」 「失業保険申請件数は小幅増加しているが、平均すると緩やかな雇用拡大と一致する水準」「景気拡大維持には、強い雇用市場の維持がカギ」 「家計支出にら関する最新のデータは弱いが、所得・支出の伸びは続く」「ガソリン高・弱い住宅市場、信用収縮、株価下落が消費に逆風」 「今後数日以内に新しいデータ入手、見通し・リスクが変化したかを判断する」 

http://www.federalreserve.gov/newsevents/speech/bernanke20071129a.htm
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by nihonkokusai | 2007-11-30 10:41 | 日銀 | Comments(0)

「コーン副議長発言」


 グリーンスパン前FRB議長が著した「波乱の時代」の中に、現在のコーン副議長に関しての記述がある。「コーンは私が議長を務めた18年間に、FRBで特に優れた政策助言者としての地位を確立し、いまではFRB副議長となっている」

 FRB生え抜きであり、ブラック・マンデー時にもFOMCの事務局長として対応していたとみられるコーン副議長は、昨日の発言内容を見る限り、市場の動揺に対してかなり危惧していたように思われる。

 コーン副議長は講演で、「In my view, these uncertainties require flexible and pragmatic policymaking--nimble is the adjective I used a few weeks ago. 」(FRBホームページより)。

 『私の見方としては、(経済金融情勢などの)不透明性によって、「柔軟かつ現実的」な政策対応が求められている、数週間前は私は「素早い」対応という言葉を使って表現していた。』

 さらに「混乱の高まりが長引けば、家計や企業の金融状況が一段とひっ迫する公算が強まるだろう」「前回FOMC以降、市場が動揺、市場の最近の動揺ぶりに驚いた」「過去数週間に起きている経済状況の悪化度合いは、私見を述べれば、自分が想定していたものではない」と指摘。「金融市場は一段と慎重になってきており、2週間後に開くFOMCでは検討材料になると思う」と述べたとも伝えられ、フィラデルフィア地区連銀のプロッサー総裁やシカゴ地区連銀のエバンズ総裁などの発言とはやや趣を異にする発言内容ともなっていた。

 米国市場では、このコーン発言を受けて12月11日のFOMCでの追加利下げ観測を強めた。その12月11日開催のFOMCでの金融政策を決定する上での討議資料となる米地区連銀経済報告書(ベージュブック)が28日に発表されていたが、「経済活動は引き続き拡大するものの、そのペースは前回報告時から減速」と報告されており、これを見ても12月のFRBによる追加利下げの可能性はありそうである。
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by nihonkokusai | 2007-11-29 12:58 | 景気物価動向 | Comments(0)

「政府系ファンド」


 米大手銀シティグループは世界最大の政府系ファンドとみられるアラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国政府のアブダビ投資庁(ADIA)から75億ドルの出資を受け入れると発表したとの記事が、東京時間27日の昼に流れたことから、27日の東京株式市場は前場大きく売られていたものの急速に切り返し、債券先物は後場は売り気配のスタートとなった。27日の米国市場でもダウは前日比215ドル高となるなど、かなりインパクトのある発表となった。

 26日にはやはり政府系ファンドの中国政府系のファンドが日本株に投資へ、と日経が報じたことから後場に株の上げ足を速める結果となるなど、たまたまかもしれないが、政府系ファンド絡みのニュースが連日で金融市場に大きなインパクトを与える結果となった。

 この政府系ファンドとはSWF(ソブリン・ウェルス・ファンド)とも呼ばれるもので、「国富ファンド」といった訳語も使われたこともあるが、中東の石油産油国やアジアの新興国が石油収入や外貨準備を元手に運営している、いわば国家が運営しているファンドを指す。今回のアブダビ投資庁 (ADIA)を初め、資産が多いとみられるところとしてはノルウェー政府年金基金、サウジアラビア通貨庁(SAMA)、シンガポール政府投資公社(GIC)、クウェイト投資庁(KIA)、中国投資有限責任公司、ロシア安定化基金、シンガポール政府系投資会社テマセク・ホールディング、カタール投資庁(QIA)、リビア投資庁などが上げられている。

 アブダビ投資庁概要について、在アラブ首長国連邦日本国大使館がその概要をホームページにアップしていることで、見てみたい。

 設立は1977年2月24日、設立目的は「アブダビ首長国財政の健全化を図る一方で、天然資源の枯渇に備えた将来世代の為に、金融資産の保全と有効活用が責務。アブダビ財務庁から政府収入の内の余剰分を運用。」とある。経営陣としては会長はハリーファ大統領兼アブダビ首長、アブダビ首長国政府の100%出資、運用資産は5000億から1兆米ドルとの外部評価。

 「投資概要海外での投資を基本とし、アブダビ政府から直接的な干渉を受けない独自の投資戦略を有している。ファンドマネージャーに委託したポートフォリオ投資が過半を占め、短期の売買で利ざやを稼ぐのではなく、世界で通用する高い技術力を有する企業等に長期(3~5年で見直し)に亘って株式を保有。一方で投資先への経営には基本的には不干渉。また、最近では新興市場への参入を目論み、新しい部局が創設されている。他方、資産内容に関してはその流動性確保の為、債権を一定の比率で保有している。全体として米国への投資が多い中、日本への投資はおよそ400億米ドルで70%がポートフォリオ投資と言われている。尚、本年保有資産の一部がアブダビ投資評議会(ADIC)に移管されている。」

 現在の世界の金融市場を見る上で、こういったSWF(ソブリン・ウェルス・ファンド)と呼ばれる政府系ファンドの存在は無視できない状況となっている。というよりもこういった政府系ファンドそのものが世界の市場を大きく動かしている。オイルマネーや経済発展著しい中国などの外貨準備といった巨額の運用資金が背景にあるだけに、ファンドの割合からはわずかなものであっても金額そのもので相場に影響を与えることも多い。国内債券市場でもたとえば郵貯や簡保などが少し動くだけで相場が大きく変化したこともめずらしくない。そういった動きがグローバルに広がっている。政府系ファンドの動向には今後も市場への影響は大きく出ることが予想される。
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by nihonkokusai | 2007-11-28 10:18 | 投資 | Comments(1)

牛さん熊さんの本日の債券(引け後)・・・見本


・・・・・・・・・・引け後

熊「岡ちゃんのサッカー日本代表監督就任要請記事は、株の買い材料とはならなかったものの」
牛「昨日に引き続き、今度は中国ではなく、アラブの政府系ファンドのご登場」
熊「前場引け後、シティグループはアラブ首長国連邦アブダビ首長国政府のアブダビ投資庁から75億ドルの出資を受け入れると発表した」
牛「なんでまた東京時間の昼休みに発表するんだと、怒った日計りディーラーもいたんやないか」
熊「順張り好きの作者は、昨日今日は痛い目にあっていたディーラー多いかも、と言っていたが」
牛「後場の日経平均先物出来高は10万枚を大きく超えており、短期的なヘッジファンドなどもかなり動いていたようやな」
熊「なにはともあれ、このニュースを株式市場は好感、外為市場は円売りドル買いで反応」
牛「これで金融不安が一掃されるわけではないものの、とりあえず改善への方向にはあるのも確か」
熊「このボラタイルな相場はある意味、投機的な動きもかなり入るなどやや末期的な動きとも」
牛「なにはともあれ、日経平均先物は前場引けからなんと380円高の15210円で寄り付いた」
熊「この株の反発を受けリスク許容度拡大との見方から円売りドル買いも進み、ドル円は一時108円80銭をつけ」
牛「債券先物は株安を受けて、後場は一転売り気配スタートとなり」
熊「朝は確か買い気配スタートだったような、いやはや動きが激しくて、ちょっとこれは相場に入りづらいぞ」
牛「オーバーナイトしても居所が大きく変わるが、オーバーランチでも同様に居所が変わってしまう」
熊「短期のディーラーは、昼休みのポジション持つの禁止、なんてことにもなりかねないような」
牛「それはともかく、債券先物の後場寄付は前場引けからは66銭安の136円68銭と急反落となった」.
熊「現物も朝方1.420%が買われていた10年288回は、1.5%台に」
牛「2年262回も1.5毛甘の0.760%、5年66回も一時1.5毛甘の1.070%に後退した」
熊「ただし、債券先物の後場安値は136円57銭までとなり」
牛「株式市場では戻り売りも入り、日経平均は再び一時前日比マイナスに」
熊「日経平均先物は後場16350円の高値から15060円と290円もの下落になるなど、などめまぐるしい動き」
牛「作者はかなりわくわくしながら見ていたけど、ディーラーの血が騒ぐのか」
熊「債券先物はこの株の上値の重さもあり、その後に前日比プラスを回復」
牛「ただし、30年27回は4毛甘の2.305%で後場出合うなど、月中渡し最終日ながら超長期はむしろ重くなっている」
熊「2年262回1毛甘の0.755%、5年66回1毛強の1.045%、10年288回1毛甘の1.490%と5年はしっかり」
牛「カーブを意識した5年買い、30年売りみたいな動きもあったんやろか」
熊「5年しっかりだったから先物も買われたのか、先物が買われて5年が引っ張られたのか」
牛「その債券先物は一時前日比14銭高の136円93銭まで引け際に値を戻し、大引けは前日比10銭高の136円89銭となった」
熊「今日の債券先物の値幅は実に83銭、日経平均先物は550円も」
猫「こんどはあのマクドナルドが、都内の4店でサラダの調理日時張り替え、と報じられたわね」
熊「白い恋人、赤福、そして今度はマクドナルドか」
猫「それはさておき、でもそんなの関係ねぇ~、が小島さん所属のプロダクションが商標登録出願していたそうよ」
牛「こちらも早く出さないと賞味期限切れに」
・・・・・・・・・・お疲れ様でした。
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by nihonkokusai | 2007-11-27 16:43 | 債券市場 | Comments(0)

「来年度の国債発行計画について」


 来年度の国債発行計画に関しては、22日に開催された国債特別参加者会合において、理財局から次のような説明があった(議事要旨より)

「平成20年度の新規財源債については、極力抑制できるよう、努力しているところであるが、現段階で確たることは申し上げられない」

「借換債については19年度計画の99.8兆円からは減少する見込み」

「財投債については、発行額は減額の方向になると見込んでいる」

「以上より、20年度の国債発行額は、19年度予算の143.8兆円と比べて、減少するものと見込まれる」

 上記のように、税収が伸び並みとなっても、補正予算での国債増発は回避されるとともに、来年度の国債発行についても発行額は抑えられる見込みとなっている。
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by nihonkokusai | 2007-11-27 09:34 | 国債 | Comments(5)

「中国政府系ファンドが日本株に投資?」


 中国政府系ファンドが日本株に投資へ、と日経が報じたことから、前場からしっかりだった日経平均先物は前場引けから110円高い15190円で寄り付いた。これを受けて債券先物は後場売り気配のスタートとなり、前場引け比23銭安の136円89銭で寄り付いた。これは国債買入の結果が応札額1兆2661 億円、落札額3000億円、全取利回格差+0.042%、平均落札利回格差+0.042%と業者のポジションがやや重めであったとみられることも影響したものとみられる。

 日経平均は一時22日比400円を超す上昇となり、現物10年288回は一時7.5毛甘の1.490%に後退、5年66回6毛甘の 1.070%、20年98回6毛甘の2.055%がヒットされた。東京株式市場は買い戻しの動きを一気に強め、反対に債券は買われすぎの反動もあって戻り売り圧力を強めたものとみられる。

 債券先物は一時、22日比67銭安の136円63銭まで下落したが、「日本や他の市場に投資するかどうか、まだ決めていない」中国政府系ファンドとの報道もあり、また引けにかけて日経平均が上げ幅をやや縮小させてきた。このため、債券先物は買戻しが入り136円90銭まで戻し、大引けは 22日比51銭安の136円79銭となった。

 「7-9月のGDPギャップは+0.4%、プラス幅は4-6月期より拡大」と内閣府からの発表があったがもう少し日本の実態経済に目を向けても良いのではないかともみられる。その意味でも週末に発表が予定されている鉱工業や家計調査、そして全国CPIの動向には注意も必要か。

 さらに「住友信託銀行、バークレイズ・グローバルインベスターズ信託銀行との合併を午後5時に発表」との報道もあったが、午前中には「ヘラクレス市場を運営する大阪証券取引所が、ジャスダックを買収へ」との報道などもあり、これらも株式市場にはプラス要因として働いたものとみられる。
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by nihonkokusai | 2007-11-26 16:12 | 債券市場 | Comments(0)

「クリスマス商戦」


 サブプライム問題の影響なども懸念された米国のクリスマス商戦はどうやら順調な滑り出しとなったようだが、日本でもすでにクリスマス商戦(?)たけなわの場所が千葉県舞浜市に存在する。

 子供たちの都合等で我が家もこのクリスマス商戦たけなわの地に三連休初日、勤労感謝の日に出かけた。首都高速の渋滞を避けるためと、早めに並んで朝方早めにアトラクションを乗ってしまうという戦術を取っていたことで、いつもの出勤時間に近い早朝5時過ぎに家を出る。そのまますんなり6時40分ごろに東京ディズニーランドについたものの、駐車場がすでにかなり埋まっており、結局立体駐車場の最上階に駐車となった。さらに入場ゲートはすでに長蛇の列。これまでも朝7時ぐらいに来ることはあったが、入場1時間前ということもあってかなり前の方に並べたが、今回はかなり後方となった。

 開園後、アトラクションはファーストパスをやりくりするなど子供たちが乗りたいものには乗れたが、昼過ぎには人気アトラクションは軒並み 180分待ちとなっていた。パレードの見学者もかなりの人人人。帰りの売店など外は真冬並みの気温ながら、店内は通勤ラッシュの状態で真夏日のようなものすごい熱気、商品もかなりなくなっていたそうである。

 クリスクスイベントも始まり、三連休の初日ということでのディズニーランドの混雑ぶりかと思うが、これを見る限りサブプライムといった言葉など忘れてしまいそうな状況にも。来客者も海外からの観光客はあまり見当たらず、周りから聞こえてくる会話からは、羽田空港から時間がかかったとか、スタッドレスタイヤを履いてきたとか、三連休を利用して遠距離から来ている人が多かったようにも思われる。

 局地的ながら、好調な個人消費が垣間見れる場所があることも確かで、舞浜で見る限り日本のクリスマス商戦もそこそこ悪いものではないかとの印象も受けたのだが。
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by nihonkokusai | 2007-11-26 10:37 | 趣味関心 | Comments(0)

「短期金融市場の基本とカラクリがよ~くわかる本」


「短期金融市場の基本とカラクリがよ~くわかる本」が発売され、まもなく1か月が経とうとしています。出版社の編集者の方に聞いたところ、意外とここまで善戦しているとのご返事をいただきました。しかし、これからが正念場です。ぜひ皆様の一票、ではなく書店にて一冊、お求めいただけるとうれしいです。

 内容につきましては、長野県の本屋さん「平安堂」様に、下記のような解説を書いていただいております。拙著にまで解説していただき本当にありがとうございます。

 「金融業界に在りながら、日銀や短期金融市場の仕組みを理解するのは、実務に携わるごく一部の方だけでしょう。本書は、日銀の役割だけでなく、政策とその影響など分かり易く解説。自分の仕事に関係無いですか?否、これが金融の根幹です。」
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by nihonkokusai | 2007-11-22 16:51 | 本の紹介 | Comments(0)

「サブプライム問題が深刻化しているが、債券は買われ過ぎの反動も」


 19日の米国市場ではシティグループへの投資判断引き下げなどをきっかけに、ダウは大幅安となり13000ドル台を割り込むなどサブプライム問題はさらに深刻化しつつあり、米国市場を揺るがせた。20日に発表された10月30-31日米FOMC議事要旨では「利下げはきわどい決定」との記述などから米株は一時売られる場面もあったものの、その後反発した。しかし、OECDがサブプライム問題に関する損失額が最大3000億ドルに膨らむとの見通しを発表し、ポールソン米財務長官はWSJ紙とのインタビューで米住宅ローン市場について、2008年の債務不履行が2007年を大幅に上回る可能性がある、との見通しを示した。

 サブプライム問題は、さらに深刻化しつつあるとの見通しから、21日のダウ平均は、前日比211.10ドル安と大幅に反落。米債市場は安全資産の国債に買いが集中し、2年債利回りは一時、2.96%と3%を割り込み、米10年債利回りも、時間外取引で4%を割り込む場面もあった。外為市場ではドルが売られ、ドル円も108円台に。こういった環境下、債券は買い進まれ、20日に10年債利回りは2005年9月以来の4%割れとなった。債券先物も年初来の高値を更新し22日は137円51銭での寄り付きとなった。21日に実施された20年国債の入札結果は最低落札価格100円50銭、応札倍率も3.65倍としっかりの結果となった。

 サブプライム問題の深刻化懸念により、米国市場では株安債券高が進行し、外為市場ではドルが下落するなど、かなり神経質な展開となっている。日本の大手銀行も中間決算で6大銀行の、サブプライム関連の損失が通期で3000億円以上になる見込みと発表されるなど、日本の金融機関への影響も出ている。年末に向けて欧米の大手金融機関のサブプライム関連の損失拡大の懸念もあり、米経済への影響も危惧されている。12月のFOMCでの追加利下げ観測も市場では強まっているようである。

 ただし、日本経済への影響は、新興国経済などの落ち込みがない限り過度に懸念する必要はないとみられ、また物価動向についても10月以降は水面下から回避される可能性も強い。その意味でも30日に発表される10月の全国消費者物価指数、11月の東京都区部の消費者物価指数に注目したい。米国市場の混乱次第では、円債もさらに買い圧力が加わることも考えられなくもないが、日銀が利下げを検討する環境にあるわけでもない。10年の1.4%割れはさすがに行き過ぎともみられる。次第に冷静さを取り戻せば、債券は買われすぎの反動といった動きが強まってくる可能性もあるため、注意も必要か。
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by nihonkokusai | 2007-11-22 10:42 | 債券市場 | Comments(1)
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「債券ディーリングルーム」ブログ版


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