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「8月の全国消費者物価指数と鉱工業生産指数」


 本日発表された8月の全国消費者物価指数(生鮮食料品除く、2005年=100)は、総合で100.3となり、前年同月比0.3%の上昇と事前予想通りの結果となった。7月の+0.2%とわずかながらも上昇したことで、物価は緩やかながらも上昇傾向にあることが確認された。項目別で価格の上昇幅が大きかったのは光熱・水道(4.2%上昇)であった。生鮮食品を含む総合では100.8と0.9%の上昇となったが、石油製品・その他特殊要因除くCPIは前年比 -0.3%と内閣府は発表している。

 経済産業省が発表した8月の鉱工業生産指数速報(季節調整値)は106.9となり、前月に比べて1.9%の上昇となったが、こちらもほぼ事前予想通りの結果となった。2か月ぶりの上昇となったが2000年を基準とする現行の指数では今年6月を上回って過去最高となっている。経産省は「生産は上昇傾向にある」と基調判断を維持。生産指数を業種別にみると、自動車の欧米向け輸出が好調で輸送機械が5.6%と大幅に上昇しており、電子部品・デバイスも携帯電話向けメモリーなどアジア向け輸出が伸びて5.1%の上昇となっている。また、9月の政策予測は前月比-0.1%、10月は+1.8%と発表された。
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by nihonkokusai | 2006-09-29 10:50 | 景気物価動向 | Comments(0)

「経済財政諮問会議」


 安倍新政権となって今後、経済財政諮問会議の役割がどのように変化していくのかといったことも新内閣の経済政策を見る上でもひとつのポイントとなりそうである。経済財政諮問会議とは、経済財政政策に関し、民間有識者の意見を政策形成に反映させつつ、内閣総理大臣がそのリーダーシップを十分に発揮することを目的として、平成13年1月6日の省庁再編とともに、その柱として内閣府に設置されたものである。

 予算編成や財政運営の権限を財務省から首相官邸に移すといったことが目的とも言われており、ホワイトハウス型の政権を目指している安倍政権にとっても大きな役割を示すことが考えられる。

 この会議は議長と10人以内の議員から成っている。議長には内閣総理大臣が充てられ、議員には内閣官房長官、内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)、財務大臣、総務大臣、経済産業大臣、日本銀行総裁、財界からの代表者や学識経験者などが充てられている。議員の任期は2年間で、再任されることができる。

 経済財政諮問会議の行司役ともされる経済財政政策担当は大田弘子氏であり、小泉政権時に経済財政諮問会議において大いに力を発揮した竹中氏のまさに後継者としての期待もかかっている。内閣官房長官は塩崎恭久氏。日銀出身てせ財政経済に明るいが財務省とは多少距離を置いており反財務省(日経新聞)といった見方もある。

 そして問題は財務大臣は尾身爺こと尾身幸次氏。前財務相の谷垣氏が財務省を代表しての立場を取っていたとみられるが、尾身氏は財務省の現在の立場からは対極的な位置(日経新聞)にいるとされる。そうなると総務大臣は菅義偉氏、経済産業大臣の甘利明氏も財務省からは距離を置いていると見られ、尾身大臣次第ではあるが財務省の意向といったものがこれまで以上に経済財政諮問会議に反映されにくくなるものとも考えられる。官邸主導型が今後、こういったかたちで強化されていくのかどうかについても注目していきたい。
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by nihonkokusai | 2006-09-29 10:50 | 景気物価動向 | Comments(0)

「安倍新内閣と日銀」


 安倍新内閣の閣僚人事が発表された。債券市場の関係者にとって注目していた財務相には尾身幸次氏、そして経済財政担当相に大田弘子氏が就任した。特に今後も緩やかな利上げ(岩田副総裁)を目指している日銀との対応がこの人事からは注目された。早速、尾身財務相は昨夕、「状況はデフレから脱しつつある」「金融政策に関しては、私自信は今までの日銀の金融政策は妥当なものだという認識をもっている」「政府がこれから日銀の金融政策について、あれこれ言うのは必ずしも良くない。色々な意味で連絡を取りながらバランスの取れた政策を行なっていただきたいと思う」との発言が見られ日銀のこれまでの政策に一定の理解を示すとともに日銀の独立性にも配慮した発言をしている。

 さらに竹中前総務省の政策にかなり近いとみられる大田経済財政相も閣議後会見においては「日銀の独立性維持しながら経済の方向性共有できる金融政策を期待」と発言している。そしてもう一人、日銀も気になるのが官房長官になった塩崎恭久氏であろう。塩崎氏は日銀出身であり、今回の閣僚の仲でも経済財政通とみられることで、日銀の金融政策に関しても大きな関心を寄せてくるともみられる。与謝野氏というこれまでの後ろ盾を失った日銀にとって、今後の政府との関係を見る上では、首相はもちろんではあるがこの3閣僚の動向にも注意が向けられそうである。

 しかし、安倍氏はホワイトハウス型の政治形態を目指していることも確かであり、そうなれば米国同様に閣僚とともに担当補佐官にも今後注意が必要となるかもしれない。経済財政担当は根本匠氏である。根本氏は安倍首相、石原幹事長代理、塩崎官房長官とともに「NAIS」を立ち上げた一人である。根本氏のホームページによると過去の提言の中にこんな一説も。「日銀は、自分の庭先だけを掃き清める近視眼的な政策を改め、物価安定目標(プライスレベル・ターゲティング)の設定など、政府と一体となってデフレ退治に全力をあげるべきである。」
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by nihonkokusai | 2006-09-27 10:06 | 日銀 | Comments(0)

「円債は米債連動相場に」


 ここのところの金融市場はやや不思議なバイアスがかかっているようである。東京市場で見れば、債券は買われやすく、株は売られやすく、さらに円も売られやすいといった地合が続いている。

 この背景には米国の住宅を中心とした景気減速懸念と先行きの利下げへの期待といったものがひとつにはある。日本においてもCPIの改定値が予想より大きく低下したことをきっかけに追加利上げ時期がかなり先送りされるといった見通しも強まった。また、米景気減速観測によって日本経済の先行きについても不透明感を強め、機械受注といった振れの大きな指標にも大きく相場が動くような地合となっている。

 さらに最近の円債の動きを見ても米債の動きに左右されやすい地合となっている。円債は米債の動きに影響を受けやすいことも確かであるが、それにしても先週はかなり敏感に反応していた。

 19日は前日18日の7月の対米証券投資の買い越し額が大幅に減少したことから米債券市場は小幅下落となり、債券先物はその下げが加速される格好で一時50銭を超す下げになった。20日はタイのクーデターや米PPIを受けて米債が今度は上昇しており、債券先物は買い気配スタートとなり、この日は134円74銭まで上昇した。21日は前日の米債はほぼ変わらずとなっていたが、当日実施された20年国債入札がやや不調で結局債券先物はやや下げて 134円46銭で引けた。ところが22日の債券先物は、9月のフィラデルフィア連銀景気指数が大幅に悪化したことを受けて米債は急伸し、これを受けて債券先物は前日比50銭を超える上昇ともなり135円台をつけてきたのである。25日も22日の米債も続伸となったことなどから、債券先物は先週末比19銭高の135円19銭で寄り付いたし、26日も前日の円債の上値が重かったにも関わらず、米債が続伸し結局、また買い気配でスタートしている。まさに米債がくしゃみをすると日本国債が風邪を引くようである。

 ここにきての円債はある意味、外部要因に動かされやすい地合ともなっているのが、やや妙でもある。この相場の背景のひとつとしては、どうもヘッジファンドの影響もありそうである。米ヘッジファンドのアマランス・アドバイザーズは天然ガス価格が下落した影響で同社のファンドに巨額の損失がでていることを明らかにしている。今年に入ってからの不安定なエネルギー相場変動で、運用につまづいたヘッジファンドが増えていることで、日本市場でもその余波による影響も出ているのではないかとみられる。
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by nihonkokusai | 2006-09-26 13:57 | 債券市場 | Comments(0)

「釣りと相場」


  23日土曜日に再び鹿島港に釣りに出かけた。台風の影響もあって波はやや荒く、それ以上に強い風に悩まされた。結局、アジが数匹しか釣れなかったが、それでも、とりあえずは満足。隣にいた人が大きなカワハギを釣っていたのを見て、思わず「ほしい」と思ったが、残念ながら今回はカワハギは釣れなかった。

 まだまだ釣りは初心者であるが、釣りも相場も似たようなところがある。相場で最も重視されるのがファンダメンタルズであるが、釣りにおいても気温や波の高さ、潮の流れなどの影響をまず考えておかなければならない。そして相場で重視されるものとして需給があるが、そもそも魚がいなければ釣りにならない。ファンダメンタルズに応じてどういった魚がいるのかといったものもチェックしなければならない。その魚を釣るには道具があり、釣りたい魚に応じて仕掛けを変えるなどする必要がある。これが相場で言うところのテクニカルか。釣りたい魚を釣ろうとしてテクニカルばかり重視しても、結局ファンダメンタルと需給次第といった側面が大きいのもまさに相場と同様。
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by nihonkokusai | 2006-09-25 09:35 | 趣味関心 | Comments(0)

「米債連動相場」


 今週は米債の動きに左右された一週間となったと言えそうである。19日の連休明けは前日18日の7月の対米証券投資の買い越し額が大幅に減少したことなどから、米債券市場は小幅下落となり、債券先物はその下げが加速される格好で一時50銭を超す下げになった。20日はタイのクーデターや米PPIを受けて 19日の米債が今度は上昇しており、債券先物は差し引き2000億円もの買い超となっての買い気配スタート。この日は134円74銭まで上昇した。21日に関しては、前日の米債はほぼ変わらずとなっていたが、当日実施された20年国債入札で応札倍率は3倍を超えたものの最低落札価格はやや低く、結局債券先物はやや下げて134円46銭で引けた。ところが22日の債券先物は、9月のフィラデルフィア連銀景気指数が大幅に悪化し、年内の米国利下げ観測すら出てきたことで、米債は急伸し、これを受けて債券先物は前日比50銭を超える上昇ともなり135円台をつけてきたのである。米債がくしゃみをすると日本国債が風邪を引くようである。
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by nihonkokusai | 2006-09-22 12:27 | 債券市場 | Comments(0)

「うちの3姉妹」


 「うちの3姉妹」

 昼休みの憩いのひとときに見ているブログのひとつが、「うちの3姉妹~マンガで見る今日の出来事~」である。すでにこのブログの漫画が単行本になって2冊も発行されているぐらい有名なブログでもある。しかし、これは私にとっては、ただ単にマンガを楽しむだけに見ているのものではない。共感するのである。なんといっても我が家にもいるのである、「うちの3姉妹」が・・・。

 しかも、似ている。それぞれの性格が。「おっぺけぺ」の長女、「自由人」の次女、「社長」の三女。3姉妹の性格は3姉妹になったとたんにそれぞれ決まったものが与えられてしまうかのような錯覚にも陥る。しかし、ただでさえ大変な子育てを、これほどコミカルに笑わせてくれる観察力とともにそれを適格に表現してくれる技量はまさに生まれ持った才能としか言いようがない。

 そういえば、こんなブログがあるということを肝心の娘たちに話すのを忘れてしまっており、昨日、家にて披露した。「だれが、おっぺけぺよ」「自由人って、何」「やっぱ社長だよな」との返事が。なにはともあれ、まだ購入していない単行本を1巻、2巻とも購入して見せなければと思った。3姉妹の単行本を読んだ感想と、うちの3姉妹のその後の反応については、のちほど。
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by nihonkokusai | 2006-09-21 12:55 | 趣味関心 | Comments(0)

「8月公社債投資家別売買動向(短国等除く)」


単位、億円、マイナスが前月比売り超し

都市銀行、-15,832
地方銀行、-4,081
信託銀行、15,022
農林系金融機関、-4,368
第二地銀、-1,292
信用金庫、-3,481
その他金融機関、-1,086
生保・損保、168
投資信託、520
官公庁共済組合、1,888
事業法人、1,156
その他法人、2,166
外国人、6,672
個人、756
その他、-20,583
債券ディーラー、-1,135
合計、-23,510
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by nihonkokusai | 2006-09-21 12:54 | 国債 | Comments(0)

「小泉政権下での国債市場」


 小泉純一郎首相が2001年4月に就任してからの5年半の間に、国債市場も大きく変革し、さらにこの間は日銀の金融政策も大きく様変わりした。国債発行額を30兆円に据え置くといった公約は結果としては2002年度から2005年度にかけては結果としては守られなかったが、2006年度の新規国債の発行額は30兆円を割り込むとともに、今後も減少していくことが期待されている。それでも新規国債が発行され続け、国債残高は増加し続けた。 2001年からの新規国債の発行額は以下の通り。

 2001年度(補正後)300,000億円、2002年(補正後)349,680億円、2003年度364,450億円、2004年度365,900億円、2005年度(補正後)334,690億円、2006年度(予定)299,730億円。

 小泉政権下では財政構造改革の旗印の元国債発行額を抑制しようとの動きも強まったが、それでも国債の残存額は小泉政権発足前の2000年度末の380兆6,546億円から今年度末は685兆6042億円と結果としては304兆円もの増加となっている。

 しかし、これだけ国債残高は膨らんでも長期金利は低位安定し続ける結果となった。この最大の要因としては国債に対しての信認が維持されていたことが大きい。これは小泉政権の財政構造改革に向けての姿勢といったものも影響したと思われる。もちろん日本の国債のほとんどを買っているのが国内の機関投資家であるという事実も大きいが。

 さらにこの時期はデフレ圧力が強まっていたことも国債の安定消化に貢献している。日銀は小泉政権発足前の2001年3月に量的緩和策を実施しており、短期金利がゼロ近辺に維持され続け、さらに日銀から大量に供給された資金が結果として国債に回り、運用難となっていた投資家も少しでも利回りを求めて国債を買いつけていた。しかし、2006年3月に日銀はこの量的緩和策を解除している。

 また国債の安定消化に関しては財務省による国債管理政策の強化といったものも影響している。2003年には国債ペーパレス化、国債バイバック開始、個人向け国債発行開始、2004年にはWI取引開始、物価連動国債の発行、そして国債市場特別参加者制度がスタートした。2005年には国債に係る海外説明会(IR)も開催され、そして2006年には固定利付タイプの個人向け国債発行、財務省による金利スワップ取引開始、さらに国債引受シンジケート団も廃止されたのである。
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by nihonkokusai | 2006-09-19 10:40 | 国債 | Comments(0)

「2006年6月末現在の国債保有者別残高」


 2006年4~6月資金循環勘定速報が日銀から発表された。このうち家計をみてみると、金融資産は1499兆2943億円と1500兆円を割り込んだ。家計のうち国債は、27兆8898億円(3月末26兆9360億円)、株式111兆3652億円(3月末122兆3876億円)、投資信託は55兆7576 億円(3月末54兆9710億円)となった。3月末の日経平均は17059円66銭、6月末は15505円18銭と下落していたことで、その分株式の評価の減少といったものが1500兆円割れの要因ともみられる。

 今回もこの資金循環勘定速報をもとに 2006年6月末現在日本における国債所有別内訳を算出してみた。民間預金取扱機関が14兆円もの減少となったことでトップが郵貯と入れ替わった。簡易保険や投信など金融仲介機関。そして海外などが前回の減少から増加となった。

2006年6月末の国債残高と、そして全体に占めるシェア、2006年3月末比(億円)

合計 、659兆1136億円、100.0%、7兆9576億円減

民間預金取扱機関、115兆4036億円、17.5%、14兆1246億円減
郵便貯金、127兆3396億円、19.3%、4兆4433億円増
日本銀行、79兆1741億円、12.0%、7兆5230億円減
民間の保険年金、83兆3711億円、12.6%、7157億円増
公的年金、59兆7940億円、9.1%、1兆3234億円増
簡易保険、57兆3591億円、8.7%、1兆5194億円増
財政融資資金、34兆3776億円、5.2%、4兆9813億円減
海外、35兆6328億円、5.4%、5兆1096億円増
家計、27兆8898億円、4.2%、9538億円増
投信など金融仲介機関、18兆3351億円、2.8%、3兆2342億円増
その他、20兆4368億円、3.1%、1兆3719億円増

参考までに自分で集計を始めてからの、日銀資金循環統計を元にした国債残高の推移は下記のようになっている。一番右の数値は前回比である。(単位、億円)

2002年09月末、5,045,257
2002年12月末、5,228,730、183,473
2003年03月末、5,384,464、155,734
2003年06月末、5,441,370、56,906
2003年09月末、5,437,060、-4,310
2003年12月末、5,545,297、108,237
2004年03月末、5,699,256、153,959
2004年06月末、5,759,771、60,515
2004年09月末、5,993,527、233,756
2004年12月末、6,197,909、204,382
2005年03月末、6,424,669、226,760
2005年06月末、6,613,991、189,322
2005年09月末、6,591,695、-22,296
2005年12月末、6,718,823、127,128
2006年03月末、6,670,712、-48,111
2006年06月末、6,591,136、-79,576

(なお上記は、私がエクセルで資金循環勘定速報をもとに再集計したものであり、数値のチェックはしているものの、一部入力ミスしている可能性が皆無とはいえないため、使われる際には、ご注意ください。)
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by nihonkokusai | 2006-09-15 13:51 | 国債 | Comments(0)
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「債券ディーリングルーム」ブログ版


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