牛さん熊さんブログ

bullbear.exblog.jp ブログトップ

カテゴリ:国際情勢( 121 )

中国だけではない米株の調整要因

 今回の中国経済の減速などが要因とされる世界的な株価の調整は一時的なものとなるのであろうか。2012年11月あたりからスタートしたダウ平均や日経平均、さらにはドル円の上昇相場を振り返りながら確認してみたい。

 2012年11月からの日本株やドル円の上昇はアベノミクスによるものとの見方がある。たしかにその側面があったことは否定しないが、あくまでそれはきっかけのひとつにすぎない。もし安倍総裁の発言がダウ平均まで動かしていたとしたら別であるが、ダウ平均の動きを含め、これは欧州の信用不安の後退によるリスク回避の巻き戻しの動きといえた。

 そのダウ平均や日経平均、ドル円の上昇トレンドが崩れたのが、2013年5月のバーナンキ・ショックと呼ばれたものによる。2013年5月22日にバーナンキFRB議長は上下両院合同経済委員会の証言後の質疑応答で、景気指標の改善が続けば債券購入のペースを減速させる可能性があると指摘した。つまりテーパリングを示唆した。

 2013年5月22日の日経平均の引けは15600円台であったが、そこから下落基調となり6月13日には12400円台に下落した。この間のドル円は102円台後半から93円台に下落していた。

 このバーナンキ・ショックはFRBのテーパリングの開始観測がきっかけとなっていた。このため米長期金利も上昇し、5月23日に2%台に乗せたあと9月に3%近辺に上昇していた。ただし、ダウ平均の調整は6月末あたりで終了し、再び上昇基調に戻っていた。

 ところが日経平均とドル円はここでいったんピークアウトしていた。急激な円高調整と株の買い戻しがバーナンキ・ショックをきっかけに収束したとみることもできる。しかし、ダウ平均の上昇は止まらなかった。このダウ平均の動きは日銀が利上げを開始したにも関わらず高値を更新し続けた1989年の日経平均と似たところがあった。ダウ平均も高値を更新してきたのである。

 日経平均とドル円が再び息を吹き返したのが、2014年10月となる。日銀による量的・質的緩和の拡大、つまり異次元緩和第二弾により、再び日本株買いと円売りが同時に起きていた。ここにはGPIFや日銀などの株買いも意識されていたこともあったとみられ、日経平均は最近まで上昇圧力を強めた格好になった。

 ところがダウ平均をみると18000ドル台ですでにピークアウトしていた。むしろダウントレンドになっていたところに、今回のショックが発生した格好となった。これは中国がきっかけであったのかもしれないが、タイムラグをともなっての過剰流動性相場の終焉を意味していた可能性もある。つまり、1990年以降の日本株の調整、いわゆるバブル崩壊時の状況にも似たところがある。

 今回の米国株をみても経済実態以上に買い進まれていたとの見方もできるのではなかろうか。たしかに米国は雇用等の回復はあったが、株価指数が過去最高値を更新するほど経済実態が良くなったわけではない。過剰流動性相場が演出された結果となれば、テーパリングが終了してから7か月程度のタイムラグを置いての大きなトレンド変化が始まったとの見方も可能ではなかろうか。現実に今回のダウ平均の調整幅は2012年11月以降でみると、最も大きなものとなっている。これにより大きな上昇トレンドは終了し、今後はあらたなトレンドを形成してくる可能性も高いのではなかろうか。

*** 「牛さん熊さんの本日の債券」配信のお知らせ ***

 「牛さん熊さんの本日の債券」では毎営業日の朝と引け後に、その日の債券市場の予想と市場の動向を会話形式でわかりやすく解説しています。10年以上も続くコンテンツで、金融市場動向が、さっと読んでわかるとの評判をいただいております。昼にはコラムも1本配信しています。ご登録はこちらからお願いいたします。

ヤフー版(サイトでお読み頂けます)
まぐまぐ版(メルマガでお読み頂けます)
BLOGOS版(メルマガでお読み頂けます)

講演、セミナー、レポート、コラム執筆等の依頼、承ります。
連絡先:adminアットマークfp.st23.arena.ne.jp
[PR]
by nihonkokusai | 2015-08-27 09:49 | 国際情勢 | Comments(0)

どこまで下がるか原油先物

e0013821_9332761.jpg

 13日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反落し、WTIで9月限は前日比1.07ドル安の42.23ドルで取引を終えた。一時は42ドルを下回り、41.91ドルを付けた。

 WTIは2009年12月19日に32.40ドルまで下落していたが、このときは2008年7月11日に147.27ドルという史上最高値を記録した反動とも言えた。

 2008年といえば、すでにサブプライムローン問題が起きており、2008年3月に欧米での信用収縮への懸念が強まりからFRB、ECB、そしてイングランド銀行にスイス中銀、カナダ中銀は各国の短期金融市場で資金供給を拡大するとの緊急声明を発表した。

 OPECの生産調整や、中国の経済成長を背景にした需要増等によって原油価格は上昇を続けていたが、欧米の中央銀行による資金供給も手伝い、原油先物には投機的な動きが発生していた。そうでなければすでに金融危機が発生し、景気が減速していたにも関わらず、原油価格が急速に上昇していた説明が付かない。いわば原油先物でプチバブルが発生していたものの、それが現実を見据えて弾け、その結果がWTIの147ドル台から32ドル台への下落となった。

 しかし、これも売られ過ぎとみられ、OPECが大幅な協調減産に踏み切ったことや、中国を中心とした新興国の需要はさほど後退していなかったこともあり、それから原油価格は再び上昇した。2011年5月には112.8ドルにまで上昇。そこでいったんピークアウトしたものの、2014年7月ぐらいまでは100ドル台をつける場面もあり、高値圏で推移していた。

 異変が起きたのが2014年7月以降であり、再び一方的な下落を続け、2015年3月17日に43ドル39セントに下落した。ここからいったん買い戻されて60ドル台を回復する。このあたりは日銀のシナリオ通りとなったが、そこから再び下落し41ドル台となったのである。

 この原油下落の背景には、米国でのシェールオイル生産拡大で対米輸出が減っていることなどもあり、原油は世界的に供給過剰となっていたことがあった。ここに中国の経済減速があらためて材料視された。今回の中国による実質的な元切り下げを受けて、中国経済の悪化による需要の減少があらためて意識された。

 WTIが40ドルを割り込むのも時間の問題ともなってきた。これは原油を輸入に頼る日本経済にとっては恩恵となろうが、資源国には打撃となる。物価の上昇抑制要因ともなり、世界的なディスインフレ傾向がさらに強まる可能性があり、これは日銀の物価目標達成をさらに困難にしかねない。

*** 「牛さん熊さんの本日の債券」配信のお知らせ ***

 「牛さん熊さんの本日の債券」では毎営業日の朝と引け後に、その日の債券市場の予想と市場の動向を会話形式でわかりやすく解説しています。10年以上も続くコンテンツで、金融市場動向が、さっと読んでわかるとの評判をいただいております。昼にはコラムも1本配信しています。ご登録はこちらからお願いいたします。

ヤフー版(サイトでお読み頂けます)
まぐまぐ版(メルマガでお読み頂けます)
BLOGOS版(メルマガでお読み頂けます)

講演、セミナー、レポート、コラム執筆等の依頼、承ります。
連絡先:adminアットマークfp.st23.arena.ne.jp
[PR]
by nihonkokusai | 2015-08-17 09:34 | 国際情勢 | Comments(0)

人民元切り下げの理由と影響

 中国の中央銀行である中国人民銀行は、8月11日に人民元の取り引きの目安として定めている為替レートのドルに対する基準値を1ドル6.2298人民元と定め、10日の1ドル6.1162人民元から1.8%あまり切り下げたと発表した。さらに12日には人民元の対ドル基準値を1ドル6.3306元とし、1.6%あまり引き下げた。

 中国人民銀行はこれまで銀行が毎朝提示するレートをもとに基準値を設定していたとされるが、これまで基準値の設定方法は公表されていなかった。11日からは基準値を前日の市場の終値を重視するとして切り下げた格好となった。  人民元の為替レートは中国人民銀行が取り引きの目安として日ごとに基準値を定め、その値から上下2%以内に変動を抑えることにしている。このため、12日に人民元が一時、前日終値、つまり基準値から1.98%程度下落したタイミングで元買い介入が入ったようである。

 基準値の新たな設定方法では、従来よりも市場の実勢が反映される度合いが高まるとの見方があるが、基準値の設定では今後も当局が大きな権限を握るとの見方もある。

 中国政府はこれまで内需拡大や人民元の国際化に向け、強い人民元を目指してきたとされる。中国政府は人民元の国際化を目指し、IMFが設定している特別引き出し権(SDR)の構成通貨に人民元を採用するように要請していた。米利上げ観測などからドルが上昇していたこともあり、人民元も割高となっていた。ところが通貨高による弊害も含め、ここにきて中国経済の減速傾向とともに、物価下落によるデフレ懸念により、中国当局は方針を変更せざるを得なかったと思われる。

 今回の事実上の人民元切り下げの目的は、通貨安による輸出企業へのてこ入れと物価の上昇とみられる。7月の中国の輸出は前年同月比8.3%減と大きく落ち込んだ。中国の卸売物価指数(PPI)は5.4%の下落となり、2009年以来の低水準となっていた。昨秋から相次いで利下げするなど金融緩和を実施しているが、その効果は限られている。このためより効果の高い通貨安政策を取らざるを得なくなったものと思われる。

 中国経済の減速傾向なども要因として原油価格が再び下落基調となっている。11日のWTIは引け値ベースで2009年3月以来の安値となり、一時42ドル台まで売り込まれた。40ドル割れもあるのではとの見方も出ているが、この原油安も中国の物価下落の要因となっている。

 ECBの量的緩和の目的は通貨安であった。日銀も表立っては表明していないが、二度にわたる異次元緩和の目的も結果として通貨安にあった可能性が高い。異次元緩和以降の一時的な物価の回復も円安による影響が大きく、そこに株高が加わってアベノミクスが形成された。

 今回の中国人民銀行による事実上の人民元切り下げについて、金融市場はこれを景気てこ入れとして好材料と捉えてもおかしくはなかった。しかし、市場は反対にリスク回避の動きをみせ、欧米の株式市場は下落し、質への逃避として米国やドイツ、英国などの国債は買われた。為替市場でも質への逃避としてドルやユーロが買われたが、今回は地理的に近いことも要因となったのか円は買われず、ドルやユーロに対して一時下落していた。

 ギリシャと国際債権団が支援協議で合意したこともあり、ギリシャのリスクは後退した。今度はそれに変わって中国がリスク要因として浮上してきた。そのことを示したものが今回の事実上の人民元切り下げであると市場では認識されたものと思われる。

*** 「牛さん熊さんの本日の債券」配信のお知らせ ***

 「牛さん熊さんの本日の債券」では毎営業日の朝と引け後に、その日の債券市場の予想と市場の動向を会話形式でわかりやすく解説しています。10年以上も続くコンテンツで、金融市場動向が、さっと読んでわかるとの評判をいただいております。昼にはコラムも1本配信しています。ご登録はこちらからお願いいたします。

ヤフー版(サイトでお読み頂けます)
まぐまぐ版(メルマガでお読み頂けます)
BLOGOS版(メルマガでお読み頂けます)

講演、セミナー、レポート、コラム執筆等の依頼、承ります。
連絡先:adminアットマークfp.st23.arena.ne.jp
[PR]
by nihonkokusai | 2015-08-13 09:48 | 国際情勢 | Comments(0)

ギリシャよりも原油下落に注意

 銀行での預金の引き出し制限など資本規制が導入されたことに伴って、6月26日から取引が停止されていたギリシャの株式市場が8月3日に再開した。5週間ぶりの再開となったが、その間にギリシャはぎりぎりのところでデフォルトやユーロ離脱を回避した。アテネ株価総合指数は一時、取り引きが停止される前の6月26日の終値に対し、22%余り下落した。資本規制の導入による影響を受けた大手銀行の株式には売り注文が殺到し、いずれもストップ安となったようである。指数の引け値は16.2%安と、過去最大の下落幅を記録した。

 ギリシャの株式市場の混乱はまだ続くものとみられるが、これにより欧州全体に再び金融不安が拡がることは考えづらい。今回の下落は5週間も動くに動けなかった投資家のリスク回避のためのポジション調整等が入ったとみられ、ある程度売られると落ち着きを取り戻してくると予想される。

 ギリシャにとって最悪の事態は回避された。むろん債権団の要求する緊縮策はギリシャ国内の経済にも影響を与えよう。総選挙の可能性も指摘されるが、ギリシャ国民は緊縮策は嫌だが、ユーロ離脱はもっと嫌だという選択をチプラス首相に委ねた格好であり、危機の火種は残っても再び燃え拡がる可能性は後退しつつある。

 それよりも注意すべきは、ここにきての原油価格の下落である。原油価格下落による世界的なデフレ圧力の強まりや、石油関連会社の業績への懸念も無視はできないが、日本などではむしろ恩恵になりうる。それよりも原油を含めての商品市況の低迷の背景にあるものに注意すべきである。

 その背景のひとつに中国経済の減速懸念がある。すでに中国株が大きく調整し、政府が買い支え策を講じざるを得なくなっている。いつかはやってくるとされた中国バブルの崩壊リスクも感じさせる動きとなっている。貴金属の先物の下落などがそれを示唆していた。それが原油や中国の株式市場の調整にも繋がり、資源国とされる国々にも影響し、資源国通貨も調整局面となっている。

 BRICsと呼ばれた国々(ブラジル、ロシア、インド、中国)を代表する新興国経済の減速が、新たなリスクを生む可能性がある。中国経済は以前ほどの影響力はなくなってはいるが、世界経済全体にも影響を及ぼしかねない。FRBの年内利上げは、よほどのショックがなければ実施されるとみているが、世界的なリスク回避のための日米欧の中央銀行の異次元の緩和政策も方向転換を迎えつつある。この資金の流れの変化も新興国市場には悪影響となる。原油価格の下落とその背景にあるものに今後は注意を向ける必要があろう。

*** 「牛さん熊さんの本日の債券」配信のお知らせ ***

 「牛さん熊さんの本日の債券」では毎営業日の朝と引け後に、その日の債券市場の予想と市場の動向を会話形式でわかりやすく解説しています。10年以上も続くコンテンツで、金融市場動向が、さっと読んでわかるとの評判をいただいております。昼にはコラムも1本配信しています。ご登録はこちらからお願いいたします。

ヤフー版(サイトでお読み頂けます)
まぐまぐ版(メルマガでお読み頂けます)
BLOGOS版(メルマガでお読み頂けます)

講演、セミナー、レポート、コラム執筆等の依頼、承ります。
連絡先:adminアットマークfp.st23.arena.ne.jp
[PR]
by nihonkokusai | 2015-08-05 09:44 | 国際情勢 | Comments(0)

金や原油の先物が下落した理由

 ここにきて商品市況の下げが注目材料となりつつある。金先物は7月23日夜の時間外取引で約5年5か月ぶりの安値を付けた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物は一時1オンス1072.30ドルと、中心限月としては2010年2月以来の安値をつけた。金先物のチャートをみると下げがきつくなっており、なっている。2009年以来の1オンス1000ドル割れとなる可能性も出てきた。

金の先物よりも早く銅の先物も下落基調となっていたが、銅先物の下落は中国の経済成長にブレーキが掛かっていたことが要因とされる。日本でも一時、電線やマンホールの蓋が盗まれるといった事件が発生していたが、それだけ工業用の金属には需要があった。しかし、その需要がかなり後退しつつあることが銅の先物から伺える。

これに対して金は工業向けの需要とともに、装飾品としての需要があり、中東やインド、そして中国からのいわゆる爆買いが、一時のブームを作っていた。しかし、中国を中心とした新興国の景気減速で、そのような買いも鈍ってきたものと思われる。ただし、金については一般的な価格表示はドル建てあることにも注意が必要となる。つまり、FRBの利上げ観測等により、ドルが上昇して金価格を下支えしていたが、それ以上に価格そのものの下落圧力が強まっているということにもなる。

ここにきて原油先物の下げもきつくなっている。代表的なWTI先物は40ドル台前半から一時60ドル台に回復していたが、再び下落し50ドル割れとなっている。原油価格の下落も中国などの経済減速が影響している。原油先物の上昇を日銀は見込んでいたが、このままでいくと見込み違いとなる可能性も。そのためエネルギーを除く新コアコア指数を持ってきたのかもしれないが、原油価格の下落は物価の上昇抑制要因となる。

貴金属や原油価格の下落は、BRICsと呼ばれる新興国の経済にも深刻な影響を与えかねない。外為市場ではブラジル・レアルとカナダ・ドルは約10年ぶり安値を付け、豪・ドルも6年ぶりの安値をつけるなど資源国通貨が売られている。

7月15日にはカナダ中央銀項が今年二度目の利下げを実施した。これは原油安などによる国内経済や物価への影響を意識したものと思われる。オーストラリアもすでに今年は2度の利下げを実施したが、追加利下げが引き続き検討課題だとスティーブンス総裁はコメントした。

原油価格の下落は中東と、シェールの米国の体力勝負ともなりつつあり、日本などの原油輸入国にとっては恩恵となるが、産油国の経済には当然ながら悪影響となる。

中国を中心とした新興国経済の落ち込みが顕著になりつつある。ギリシャ問題がとりあえず後退し、次の材料を模索している最中にあり、FRBやイングランド銀行の利上げの前に、この商品市況の下落に象徴される新興国経済動向があらためて材料視される可能性が出てきた。

*** 「牛さん熊さんの本日の債券」配信のお知らせ ***

 「牛さん熊さんの本日の債券」では毎営業日の朝と引け後に、その日の債券市場の予想と市場の動向を会話形式でわかりやすく解説しています。10年以上も続くコンテンツで、金融市場動向が、さっと読んでわかるとの評判をいただいております。昼にはコラムも1本配信しています。ご登録はこちらからお願いいたします。

ヤフー版(サイトでお読み頂けます)
まぐまぐ版(メルマガでお読み頂けます)
BLOGOS版(メルマガでお読み頂けます)

講演、セミナー、レポート、コラム執筆等の依頼、承ります。
連絡先:adminアットマークfp.st23.arena.ne.jp
[PR]
by nihonkokusai | 2015-07-28 09:41 | 国際情勢 | Comments(0)

ギリシャのユーロ残留の可能性が高まる

 ギリシャは9日夜に、金融支援再開の前提となる財政再建策をEU側に提出した。これを受けてまずトロイカと呼ばれる欧州委員会とIMF、ECBが内容が十分かどうか精査し、この3機関は精査の結果を11日に開かれるユーロ圏財務相会合に報告する。12日にユーロ圏19か国と加盟全28か国による首脳会議を開き、財務相会合の判断を踏まえ、支援再開の可否を最終決定する(日経新聞)。

チプラス政権の提出した財政再建策の案は、債権団が先月提示した案に近い内容となった模様である。ESMを利用した3年間の新たな救済策の前提となるギリシャ案には債権者側がかねてから求めてきた付加価値税(VAT)引き上げと年金削減が盛り込まれた。さらに債務再編と350億ユーロの成長パッケージも含むようである(ブルームバーグ)。

支援再開の可否については、最終的には12日の首脳会議で決定されるが、支援合意にこぎ着ける可能性が出てきた。もし支援合意ができれば、ギリシャのユーロ離脱の懸念は後退する。ただし、その前にひとつ大きな関門があった。同案がギリシャ議会で承認される必要があったのである。

チプラス首相は何故、債権団の財政再建策をのむ形になったにも関わらず、ギリシャで国民投票を行ったのか。しかも国民投票の結果ではEUが提案した財政緊縮策にノーという結論を出していたにも関わらずである。財政が困窮しているなか、巨額の費用が掛かる国民投票をなぜ実施したのか。その後、バルファキス財務相を辞任させて、結局は国民が反対した案を提出するという、まさに茶番劇のようなことをやったのか。

どうやら今回の茶番劇のような事態は、このギリシャ議会を睨んだものであったようである。国民投票を経て、チプラス政権の意向に国民がイエスと評価し、それによりチプラス政権の求心力が増した。与党内の反チプラス派の勢力を弱めるととともに、最大野党の党首を党首辞任に追い込むなど、議会の勢力バランスに国民投票結果が大きな影響を与えた。ユーロ残留に対するチプラス政権の意思も示されたことで、与党内の強硬派議員はさておき、主要野党の支持も得たようである。これにより与党の一部が財政緊縮策に反対票を投じても、主要野党が賛成票を投じれば、ギリシャ国会で承認を受けることができることになる。

現実に10日、ギリシャ議会はチプラス政権が新たな財政改革案に基づき債権団と交渉することを圧倒的多数で承認した。

ギリシャ議会が新たな財政改革案を承認したことで債権団との交渉への大きな関門が突破された。チプラス政権が出した財政改革案に対しては、フランスのオランド大統領は「真剣で信頼できる」と評価するなど、合意に至る可能性が出てきている。債権団との交渉をスムーズにさせるためには、強硬派でもあったバルファキス財務相の辞任させることもいたしかたなかったものであろう。このあたりも想定してのチプラス首相の行動であったとすれば、チプラス首相はかなりの策士であったように思われる。

ギリシャへの支援が再開され、ギリシャはユーロに残留できる可能性が高まった。しかし、ユーロ残留となっても、今回のギリシャのゴタゴタは今後のユーロの行く末に大きな影響を与えうる。ギリシャへの支援そのものに、ドイツ議会などがどのような反応を示すのかも懸念材料ではある。それでもギリシャのユーロ残留が確かなものとなれば、大きな不安材料が後退することも確かである。

*** 「牛さん熊さんの本日の債券」配信のお知らせ ***

 「牛さん熊さんの本日の債券」では毎営業日の朝と引け後に、その日の債券市場の予想と市場の動向を会話形式でわかりやすく解説しています。10年以上も続くコンテンツで、金融市場動向が、さっと読んでわかるとの評判をいただいております。昼にはコラムも1本配信しています。ご登録はこちらからお願いいたします。

ヤフー版(サイトでお読み頂けます)
まぐまぐ版(メルマガでお読み頂けます)
BLOGOS版(メルマガでお読み頂けます)

講演、セミナー、レポート、コラム執筆等の依頼、承ります。
連絡先:adminアットマークfp.st23.arena.ne.jp
[PR]
by nihonkokusai | 2015-07-11 12:05 | 国際情勢 | Comments(0)

バルファキス財務相が突然の辞任、何があったのか

 ギリシャのバルファキス財務相が6日に辞任をツイッターなどで発表した。これを受けて市場では、ユーロが買い戻され、株式市場も買い戻しの要因となった。なぜ金融市場はこのような動きを示したのか。そもそもこのタイミングでの突然の辞任はどうしてなのか。

 バルファキス財務相は声明で、ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)の一部メンバーが同氏の参加を望んでいないとし「(自身が辞任すれば)交渉がまとまりやすくなると首相が判断した」と説明した(ロイター)。

 バルファキス財務相は型破りなファッションなどで注目を浴びていたが、それよりも強気な発言が問題視されていた。バルファキス財務相は先週、債権団は脅しによって緊縮策の受け入れを迫っており、ギリシャ国民に対する「テロ行為」だと非難した。

 ケンブリッジ大学で経済学の教授をしていた経歴があり、ゲーム理論の専門家でもあるバルファキス財務相ではあったが、恐そうなのはどうもルックスだけではなかったようである。

 ユーロ圏財務相会合でのバルファキス財務相の写真は笑顔で写っているものが多かったようだが、ドイツのショイブレ財務相らと公然と対決していたようで、交渉再開にむけてショイブレ財務相らのメンバーが同氏の参加を望まず、チプラス首相が辞任を勧めたたものと思われる。

 ギリシャでは辞任を表明したバルファキス財務相の後任にユークリッド・ツァカロトス氏が指名された。ツァカロトス氏はオックスフォード大学で学んだこちらも経済学者で、これまで外務副大臣を務め、欧州連合(EU)とIMFとの交渉チームを率いてきた。オランダ・ロッテルダム生まれで、オックスフォード大学で教育を受け、1990年から1993年にはケント大学で経済学を教え、その後、アテネに移住したそうである(AFPBB News)。

 ツァカロトス氏もノーネクタイ派のようだが、少なくともバルファキス氏よりは穏健派のようである。ギリシャの財務相が変わったところで協議が進展するわけではないが、少なくとも協議再開の支障がひとつ取り除かれた。マーケットはこれを好材料として判断したものとみられる。問題は今後の協議の行方となるが、いまのところ進展があるのかどうかは定かではない。

*** 「牛さん熊さんの本日の債券」配信のお知らせ ***

 「牛さん熊さんの本日の債券」では毎営業日の朝と引け後に、その日の債券市場の予想と市場の動向を会話形式でわかりやすく解説しています。10年以上も続くコンテンツで、金融市場動向が、さっと読んでわかるとの評判をいただいております。昼にはコラムも1本配信しています。ご登録はこちらからお願いいたします。

ヤフー版(サイトでお読み頂けます)
まぐまぐ版(メルマガでお読み頂けます)
BLOGOS版(メルマガでお読み頂けます)

講演、セミナー、レポート、コラム執筆等の依頼、承ります。
連絡先:adminアットマークfp.st23.arena.ne.jp
[PR]
by nihonkokusai | 2015-07-08 10:00 | 国際情勢 | Comments(0)

市場の視線はギリシャから米国の利上げに

 7月1日の日本時間の夕方6時あたりに、急に相場が動き始めた。外為市場ではユーロが買われ、ドイツや米国の国債は下落し、日経平均先物(夜間取引)も上昇した。要因はFTがギリシャのチプラス首相が債権団の救済策を一部変更の上で受け入れと書簡で表明していたことが報じられたためであった。

 この報道でギリシャ問題は解決に向かうのではないかとの楽観的な見方が出たことで、ユーロが買い戻され、リスクオンの動きから米国やドイツ、英国の国債は下落し、欧米の株式市場は上昇した格好ではあった。

 ところが、チプラス首相はこの日のテレビ演説で、欧州連合(EU)が求める緊縮策を受け入れるかどうかの国民投票を5日に実施すると改めて表明した。強硬姿勢を崩さず、反緊縮姿勢が変わっていないギリシャに対しEUは不信感を強め、国民投票まで支援再開の交渉を棚上げする方針を示した。

 結局、ギリシャ問題は何ら進展せず、5日の国民投票の結果待ちの状態に変化はなかった。それにも関わらず1日の欧米の株式市場は上昇し、ドイツや米国、英国の国債は下落した。そして、イタリアやスペインの国債は買われていたのである。

 FTのフラッシュニュースで反応してしまったのであれば、ギリシャ問題に進展なしとの追加報道で反対売買が起きて元に戻るということも考えられたが、株や国債の動きを見る限り、すでにギリシャ問題の影響度は後退し、むしろリスクオンとなる材料に反応しやすい地合となっていたとみられる。

 EUは1日午前0時に支援を停止し、IMFは債務の返済を受けられなかった。ギリシャは債務の延滞国扱いとなり、事実上の債務不履行(デフォルト)に陥った。

 もちろんギリシャの国民投票の結果次第では、ギリシャが正式にデフォルトとなり、場合によるとユーロ離脱の懸念すら出てくる。しかし、ギリシャのデフォルトによる民間金融機関への影響は限定的であり、ここから新たな金融不安が生じる懸念はほとんどない。むろんギリシャの国内銀行には影響は出ようが、グローバルな影響が出ることは予想しづらい。ギリシャの国債も民間の保有額は極めて限定的である。

 ユーロ離脱となれば、ユーロというシステムそのものに亀裂が走る懸念はあるものの、ギリシャがその選択肢はとりづらい。チプラス政権はいったい何を考えているのかは読み切れないが、自国をさらなる危機に陥れる政策を取ることを国民が果たして許すのであろうか。それでも仮にギリシャがユーロ離脱となり、政治上のパワーバランスに変化が生じても、金融のリスクバランスの上での影響は限定的との見方もできるかもしれない。

 いずれにせよ、5日のギリシャの国民投票の結果は注目されるが、市場はすでにギリシャ問題をさほど重要視しなくなり、2日に発表された米雇用統計の内容などをみながら、視線は再びFRBの利上げに向けられていく可能性がある。

 2日に発表された6月の米雇用統計では、非農業雇用者数は前月比22.3万人増と予想をやや下回り、前月分も下方修正された。失業率は5.3%に低下し、7年ぶり低水準となるが、労働参加率は1977年10月以来の低水準に。平均時給は前月から横ばいとなり、前年比で2%の伸びに止まった。市場ではこの内容を受けて、FRBは利上げは急がずとの見方となったようだが、FRBの年内利上げというスタンスに大きな変化があるとは思えない。

*** 「牛さん熊さんの本日の債券」配信のお知らせ ***

 「牛さん熊さんの本日の債券」では毎営業日の朝と引け後に、その日の債券市場の予想と市場の動向を会話形式でわかりやすく解説しています。10年以上も続くコンテンツで、金融市場動向が、さっと読んでわかるとの評判をいただいております。昼にはコラムも1本配信しています。ご登録はこちらからお願いいたします。

ヤフー版(サイトでお読み頂けます)
まぐまぐ版(メルマガでお読み頂けます)
BLOGOS版(メルマガでお読み頂けます)

講演、セミナー、レポート、コラム執筆等の依頼、承ります。
連絡先:adminアットマークfp.st23.arena.ne.jp
[PR]
by nihonkokusai | 2015-07-03 09:42 | 国際情勢 | Comments(0)

協議決裂、今後のギリシャの行方

 欧州連合(EU)は27日開いたユーロ圏財務相会合で、ギリシャ側が求めた6月末の金融支援の期限延期の要求を退けた。ギリシャはIMFへの今月の返済分を月末一括とすることを要請しており、30日に15億ユーロ超の支払いをしなければ、ギリシャのデフォルトの懸念が出てくる。

 ECBは28日にギリシャ国内の銀行の資金繰りを支えてきた「緊急流動性支援(ELA)」の上限拡大を見送った。ELAとはユーロ圏各国の中央銀行を経由してECBが資金供給する仕組みであり、資金流出が続いているギリシャの金融機関の資金繰りはこの制度に支えられてきた。今回は前週と同じく約900億ユーロで据え置く方針を決めたことにより、約900億ユーロの枠内であれば資金供給をするが、それを超える分については供給しないことになる。資金供給は維持との見方もできるが、それで間に合うとは思えず、あらたな資金供給は停止との見方となろう。

 ECBがギリシャの銀行への追加的な資金繰り支援を見送ることを決めたことにより、チプラス首相は28日夜の国民向けテレビ演説で29日から銀行を休業させ、資本規制を導入すると発表した。これはギリシャ中銀が銀行を休業させ、預金の引き出しを制限するよう要請してきたことによるものである。この国内銀行の営業停止は7月6日まで、翌7日から再開の見通しとギリシャの主要紙が報じている。

 ECBは声明で、今後ギリシャが強力な資本規制を導入したり、欧州連合(EU)側の財政改革案に同意したりすれば「(据え置きの)決定を見直す用意がある」と付け加えている。資本規制は導入されたが、EU側の財政改革案への同意については5日の国民投票が決定されているため、その結果を確認した上でのギリシャの動向次第ということになろうか。ただし、もしECBが支援そのものを絶つことになれば、銀行が政府の借金に応じることもできなくなり、ギリシャ政府の資金繰りが早晩行き詰まることになる。ギリシャは7月20日にECBに対して約35億ユーロの返済も抱えている。

 いまのところはっきりしているのは、EUとギリシャの支援協議は決裂し、何かしらの奥の手でもない限りは30日までのIMFへの返済は不可能となる。チプラス首相はIMFへの債務の返済はできないという見方を自ら初めて明らかにしている。IMFは最終的に理事会で「デフォルト」を認定することになるため、猶予される余地もあるものの、早ければ7月1日にデフォルトが確定する可能性がある。

 ただし、7月5日のギリシャの国民投票を控え、その結果次第でも状況は変わる。5日のギリシャの構造改革案の是非を問う国民投票において、財政緊縮策を求めるEU側の再建策に反対となれば、政府の資金繰りに窮することになり、このままユーロ離脱という可能性も出てくる。

 これに対して財政緊縮策を求めるEU側の再建策に賛成となれば状況はまた変わる。ギリシャのバルファキス財務相はユーロ圏他国財務相に対して「国民投票で再建策が支持されれば履行する」と返答したそうであり、支援を受けられる可能性が出てくる。また、チプラス首相は緊縮策を国民が受け入れる結果が出れば、首相を辞任する可能性を示唆した。首相が辞任し総選挙となれば、その結果次第となるが、ユーロ残留となり、あらためて支援を要請するという可能性もある。

 いずれにせよギリシャのデフォルトの可能性は高まってきたが、それについては6月30日までのギリシャの動向と、7月1日以降のIMFの決定次第となる。また5日の国民投票の結果を確認する必要も出てくるか。その5日の国民投票の結果次第では状況も変わりうる。国民投票の結果次第で、今度はギリシャのユーロ離脱の可能性が意識されることになる。

*** 「牛さん熊さんの本日の債券」配信のお知らせ ***

 「牛さん熊さんの本日の債券」では毎営業日の朝と引け後に、その日の債券市場の予想と市場の動向を会話形式でわかりやすく解説しています。10年以上も続くコンテンツで、金融市場動向が、さっと読んでわかるとの評判をいただいております。昼にはコラムも1本配信しています。ご登録はこちらからお願いいたします。

ヤフー版(サイトでお読み頂けます)
まぐまぐ版(メルマガでお読み頂けます)
BLOGOS版(メルマガでお読み頂けます)

講演、セミナー、レポート、コラム執筆等の依頼、承ります。
連絡先:adminアットマークfp.st23.arena.ne.jp
[PR]
by nihonkokusai | 2015-06-30 09:32 | 国際情勢 | Comments(0)

ギリシャの一発逆転劇

 6月22日にギリシャのチプラス首相は、土壇場で新たな財政改革案を提出し、早期退職に伴う年金受給を制限することや付加価値税率の引き上げなどを盛り込んだ財政再建の最終案を持ち込んだ。首脳会議に先立って開いた財務相会合では、週内合意を目指す方針を確認し、首脳会議では合意に至るまでにはさらに協議が必要として結論をいったん先送りとした。ただし、ユーロ圏首脳らはギリシャ政府が新たに提出した財政再建策を、数日中の合意に向けた土台になると評価しており、順調に行けば、24日中に財務相レベルで最終合意を目指し、25日の首脳会議で正式決定となる。交渉の行方はなお予断を許さないものの、24日夜までに6月末に迫った金融支援の期限延長などで合意できる模様である。

 ここにきて欧米の市場動向をみると、ある程度このシナリオを想定していたものとみられる。やや楽観的かともみられたが、少なくともチプラス首相だけでなくギリシャ国民にとっても、ユーロ離脱という選択肢は考えづらい。もしデフォルトという事態になってしまうと、そのユーロ離脱の可能性が高まることになる。ギリシャのチプラス首相としてもユーロ離脱という最悪の事態は回避したいはずであり、22日にブリュッセルの欧州連合本部で「ユーロ圏の中で成長を取り戻す」とチプラス首相は記者団に語りかけたそうである。

 そこで考えられるのは、最後の最後にある程度、債権団の納得がいく案を提出することになる。時間切れ寸前まで粘ることによって反緊縮にも配慮した格好ともなる。まさに土壇場での逆転劇となるが、その案が提出されるまで、しかもその案の内容が合意に至るような内容なのかを確認できるまでは、安心出来る状況ではなかった。

 また、このタイミングでのチプラス首相の訪露はドイツなどの態度を硬化させた可能性がある。22日の緊急のユーロ圏首脳会議の舞台裏で何が起こっていたのかは想像するほかはないが、ドイツなどがギリシャに対して最後通牒を突きつけてきた可能性もある。また、ギリシャ中銀のストゥルナラス総裁が国内銀行に対し、22日のユーロ圏緊急首脳会議でギリシャ政府が債権団と合意できない場合、23日の「困難の日」に備えるよう警告していたように、ギリシャ国内からも政権への突き上げがあり、改革案を提出せざるを得ない状況にチプラス政権が追い込まれていた可能性もありうる。与党・急進左派連合(SYRIZA)にとっても年金支給が止まることによる年金受給者への影響も避けたかったはずである。

 いずれにせよ6月末が期限のギリシャのデフォルトリスクは後退した。しかし、これで問題がすべて解決できたわけではない。ユーロ残留のためにも十分な支援を望むのであれば、チプラス首相は妙な外交手腕などは使わず、しっかり国民と向き合って、ある程度の緊縮策を呑まざるを得ないことを丁寧に説明し、同意を得ることが必要になろう。

*** 「牛さん熊さんの本日の債券」配信のお知らせ ***

 「牛さん熊さんの本日の債券」では毎営業日の朝と引け後に、その日の債券市場の予想と市場の動向を会話形式でわかりやすく解説しています。10年以上も続くコンテンツで、金融市場動向が、さっと読んでわかるとの評判をいただいております。昼にはコラムも1本配信しています。ご登録はこちらからお願いいたします。

ヤフー版(サイトでお読み頂けます)
まぐまぐ版(メルマガでお読み頂けます)
BLOGOS版(メルマガでお読み頂けます)

講演、セミナー、レポート、コラム執筆等の依頼、承ります。
連絡先:adminアットマークfp.st23.arena.ne.jp
[PR]
by nihonkokusai | 2015-06-24 09:09 | 国際情勢 | Comments(0)
line

「債券ディーリングルーム」ブログ版


by nihonkokusai
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー