牛さん熊さんブログ

bullbear.exblog.jp ブログトップ

カテゴリ:債券市場( 653 )

「三空」


「本日の2年国債入札、利付き債として過去最高水準の応札額、応札倍率」

 本日実施された2年国債の入札は最低落札価格、平均落札価格とも100円06銭と市場予想を上回った。注目されるのが応札額。なんと415兆4012億円と国債残高に匹敵するぐらいの札を集めた。応札倍率は268倍。それだけ2年債へのニーズが強いことの現れだが、これはたぶん利付債としては応札額。応札倍率ともに過去最高水準かと思われる。7月からは国債入札は国債の発行予定額が上限となるため、このような金額の応札は今回が最後か?

「三空」

 「三空踏み上げには売り向かえ」とは確か酒田五法。上の窓を埋めたかと思ったら、この上昇相場の間に、先物は3つの窓を空けた。6月21日から22 日にかけての139円93銭から140円01銭、22日から23日にかけての140円11銭から140円29銭、そして、24日から昨日にかけて空いた 140円81銭から140円90銭の窓である。

 ちなみに先物四本値を見る際、私はイブニングセッションを含めてはいない。新聞紙上などの債券先物四本値は前日のイブニングセッションの動きを含めて算出しているが、イブニングセッションの終了が前営業日の夕方6時であり、それを当日の四本値に加算すると当日の動きとしてみることに無理がある。このためチャート分析にはイブニングセッションは加えていない。

 今回も本間宗久翁が指摘したように、債券先物は売り向かったようである。140円81銭をつけて、まず一つ目の窓を埋めた。株が堅調とか円安進行といったこともあるが、今回の先物反落はまさにテクニカル的な動きと見てよいのかと思われる。残りの2つはいつ埋めにくるのであろうか。
[PR]
by nihonkokusai | 2005-06-28 13:53 | 債券市場 | Comments(0)

「先物窓埋め完了」


 欧米の債券が買い進まれ、NY原油先物が60ドル台に乗せるなどしていることで米国株が下落し、日本株も下落基調となったことなどを受け、債券先物は上昇。141円台を回復し141円02銭をつけてきたことで6月8日から9日の間で空いていた窓(イブニングセッションを除く)を埋めてきた。10年債の利回りもあっさりと1.2%を割り込み、1.180%まで買われ、2年債なども0.065%が買われた。先物は6月8日の高値141円32銭が次の目処とも思われるが、さらに高値警戒も強めるものと思われる。いずれは下に空いている窓、139円93銭から140円01銭と140円11銭から140円29銭も埋めてくると思うが、それにしてもこんなに早く上の窓を埋めてくるとは予想できなかった。
[PR]
by nihonkokusai | 2005-06-27 14:01 | 債券市場 | Comments(0)

「何を今更、2008年問題」

「3月末現在の国の債務残高、781兆5517億円」

 財務省は平成17年3月末現在の「国債及び借入金並びに政府保証債務現在高」を発表した。これによると、国債残高は626兆3633億円、借入金は59兆1122億円、政府短期証券が96兆0762億円で、合計781兆5517億円と過去最大を更新。

「何を今更、2008年問題」

 昨日発売された週刊新潮の広告を見ると、「2008年問題として国債大量償還は大暴落の引き金」となっていた。あまり週刊誌の記事に目くじらを立てるのもどうかと思うし、実際に内容を確認したわけではないが、この記事の見出しは現実とはやや異なることは指摘しておきたい。もちろん膨大な国債残高があり、これが何かのきっかけで暴落しないとも限らないことも確かである。しかし、国債の2008年問題といわれたものはすでに過去のものとなっている。

 2008年問題とは1998年に10年国債が大量に発行されたことによる問題である。2008年には1998年発行の10年国債が大量に償還されることは確かであるが、それがすべて現金で償還されるわけではない。国債には60年償還ルールがあり、2008年における10年国債の現金償還はその六分の一だけであり、残りの分は借換債が発行される仕組みとなっている。問題とされていたのはその借換債の発行額で大きさであった。

 その発行が集中していた借換債についてもすでに手は打たれている。財務省によるバイバックや前倒し発行などを通じて借換債の平準化に向けての作業も進み、現在は国債における「2008年」での問題はそれほど大きなものではない。もちろん、下記のように今後継続して大量の借換債が発行されることに変りはないが、特定の年限に極端に集中して国債需給に影響を与えるような状況にはなっていないのである。

 財務省資料による借換債発行額の予想
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/saimukanri/2004/saimu02b_06.pdf

2005年、104.2兆円
2006年、114.5
2007年、126.8
2008年、134.4
2009年、131.8
2010年、132.0
[PR]
by nihonkokusai | 2005-06-24 14:03 | 債券市場 | Comments(0)
line

「債券ディーリングルーム」ブログ版


by nihonkokusai
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー