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2008年 12月 22日 ( 3 )

「11月の貿易統計」

 財務省が朝方発表した11月の貿易統計によると、輸出額は前年同月比26.7%減の5兆3266億円となり、これは1980年の月次統計で比較できる中にあって、過去最大の減少幅となった。輸出の項目別では、自動車(-31.9%)や半導体電子部品(-29.0%)、自動車関連(-29.9%)などを主体に落ち込んだ。対米向けは33.8%の落ち込み、EU向けは30.8%減、中国24.5%減と軒並み大幅に減少した。中東向けも0.4%減となり中東欧ロシア向けもマイナスに転じた。輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は2234億円の赤字と貿易赤字は2か月連続となり、11月が赤字となったのは1982年以来。
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by nihonkokusai | 2008-12-22 16:47 | 景気物価動向 | Comments(0)

「日銀による来年度TBの3兆円分の再乗り換え」

 12月16日に開催した政策委員会において、来年度中に償還される日銀保有の国債の借換えのための引受けに関して、来年度の償還期限到来の国債のうち利付国債額面総額7兆7060億4085万円については、割引短期国債をもって、借換引受けを行うこと。償還期限到来国債のうち今年度度中に借換引受けを行った割引短期国債に関しては、額面総額3兆円は割引短期国債をもって借換引受けを行う。それ以外の割引短期国債については、本行資産の状況等に照らし支障がないと認められる場合には、割引短期国債をもって借換引受けを「行い得る」ものとすることとし、借換引受けの可否については日銀総裁が決定することになる。(http://www.boj.or.jp/type/release/adhoc/mpo0812a.htm)
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by nihonkokusai | 2008-12-22 13:57 | 日銀 | Comments(0)

「日銀は政策金利を0.2%引き下げ0.1%に(19日分を一部修正)」

12月19日、日銀は金融政策決定会合において、政策金利である無担保コール翌日物金利誘導目標値を0.2%引き下げ0.1%に引き下げることを決定した。(賛成7、反対1人は野田委員)。反対した野田委員は、前回の利下げの効果を見定めたいと利下げそのものに反対したものとみられる。補完貸付(ロンバート)金利も0.5%から0.3%に引き下げ(全員一致)、超過準備への付利は0.1%に据え置かれた(賛成7、反対1人は水野委員)。

21日の日経新聞によると、今回の利下げに際して白川総裁を中心として慎重論が強かったものの、利下げ推進派の政策委員が結果として押し切ったともみられる。10月31日の利下げに際して利下げ幅について執行部と審議委員の間で意見が分かれたが、今回も執行部、特に白川総裁と他の政策委員との間には温度差があったようである。

金融調節手段に係わる追加措置も決定し(全員一致)、長期国債買い入れオペを現行の毎月1.2兆円から1.4兆円に2000億円増額する。長期国債買い入れ対象には変動利付、物価連動国債に加え30年国債も追加された。そして、現在輪番オペ(国債買入)では残存期間が極端に短い物、もしくは長い物が持ち込まれるなどしていたことで、残存期間別の買い入れに際し、残存1年以下、1年超から10年以下、10年超との区分が導入するといった工夫も行なう。

企業金融円滑化の特別オペレーションを1月8日から実施することに加え、CP買い入れも時限的に実施する。それとともに企業金融に係るその他の金融商品についても対応を検討することになった。これは個別企業の信用リスクを日銀が負担することになり、中央銀行としては異例の対応となる。このため政府保証などの対応も含めて検討を加える。さらに、CP買い現先オペの対象に政策投資銀行が追加される。

これらは、ほぼ市場が予想した満額回答といった印象の結果となり、FRBに続いて日銀も必要とみられる政策を打ち出しこれによる効果を期待したい。 FRBは16日に開催したFOMCにおいて、政策金利であるFF金利の誘導目標値を0%から0.25%のレンジに引き下げ、実質的なゼロ金利政策を導入した。これに対し、今回日銀は0.1%を残し、さらに準備預金への付利も0.1%と据え置いたことで、実質的なゼロ金利政策は回避したかたちとなった。

さらに白川総裁は今回、国債買い入れの増額やCPの直接買い入れを行なったものの、当座預金量に目標を定めこれを大幅に拡大しマクロ的な刺激効果を期待するといった「量的緩和政策ではない」と主張した。
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by nihonkokusai | 2008-12-22 10:04 | 日銀 | Comments(3)
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